ワクワクしながらFXを始めたのに、いつまでたっても勝てるようにならない…。コツコツ利益を積み重ねても、大きな1回の負けでドカンと資金を減らしてしまう…。そんなFXでいつも損ばかりしているトレーダーは多いです。

そんないつも負けてばかりで悩んでいる方のために、今回はFXで負ける人の3つの共通点と、その改善方法を紹介します。これを読めば、あなたもFXトレーダーとして成長できますよ。

1つ目の共通点:極度に損を嫌がる

負けているFXトレーダーは、極度に損を嫌がる傾向にあります。もちろん、誰だって損することは嫌です。しかし、損切りはFXを続けていくうえで、避けて通ることはできません。

ここでは、なぜ損切りに強い抵抗感を感じる人は、負け組になってしまうのか?どうすれば、損切りと上手に付き合えるようになるのか?について紹介してきます。

勝率にこだわる人ほど負けている

極度に損を嫌がる人は、勝率にこだわる傾向があります。特にFX初心者がやりがちなのが、自分の過去の取引から勝率を計算して、その高い数字を見て満足することです。また、今日は一度も負けないようにしよう!と意気込んで取引に向かいます。

そうやって勝率にこだわっているはずなのに、結果は月間トータルでマイナスに…。もっと勝たなければと、さらに勝率にこだわって…。あなたも、この負のスパイラルに陥っていませんか?

損大利少になってしまう

なぜ、ここまで勝率にこだわっているのに、トータルで負けてしまうのか?それは損大利少になってしまうからです。

極度に損を嫌がってロスカットが遅れてしまい、取り返しのつかないことになってから損切りをする…。たとえロスカットラインに到達していなくても、含み損から含み益になった瞬間に、やれやれと利益を確定してしまう…。また、すぐに利益になっても、勝率にこだわっているから、利益を最大限まで伸ばそうとしません。これでは損は大きく利益は少ない『損大利少』の取引に自然となってしまいます。

本来、トレードで勝つためには、損を少なくして利益を伸ばす『損少利大』の取引をしなければいけません。全く逆のことをしているのですから、いつまでたっても負け組なわけです。

 

勝率90%でも、損大利少ではトータルで負けてしまう理由がここにあるのです。

関連記事:リスクリワードとは?初心者がFXで負ける理由を徹底解説

改善方法:損切りはFXで稼ぐための経費と考える

極度に損を嫌がるマインドを改善するには、損切りを必要経費として考える必要があります。

どんな商売でも経費はかかります。商品を仕入れて販売するには、まずは在庫を抱える必要があります。FXで損切りしたくないと言っている人は、商品を無料で仕入れたいと言っているようなものです。むちゃくちゃですよね?

広告を出したのに、広告費を支払いたくない!テナントを借りているのに家賃は支払いたくない!これと同じように、損を極度に嫌がるトレーダーは、FXで勝ちたいのに損切りをしたくない!と本気で思っています。

大切なことは、損(経費)をコントロールすることです。適切な仕入れ価格や広告費だからこそ、利益を出せます。それと同じように、適切な損切りを継続して行えば、勝ち組トレーダーになれますよ。

2つ目の共通点:資金管理ができずハイリスクを許容する

ハイリスクを好む人も、FXで負けている人の共通点のひとつです。高いレバレッジで一発退場の経験がある人は、心して読んでくださいね。

資金管理ができないギャンブラー

ハイリスクを許容するトレーダーの多くは、正しい資金管理ができていません。逆に言えば、資金管理ができていないからこそ、ギャンブラーのような取引をしてしまうのでしょう。

どれだけのレバレッジをかけるか?最大ドローダウンを考えて、1回の取引にさらすリスクはどれだけにするか?

ギャンブラーは、このようなことを全く考えていません。考えたことがあっても、なぜか明確なルールを作ろうとしません。いつまでたっても負け組トレーダーから抜け出せないわけです。

勝率50%でも連続10回以上負けることは当たり前

ギャンブラーは、なぜか自分の都合のいいように考えます。例えば、勝率50%の取引手法なら、「次は必ず勝てる!」と思って過剰にベットします。負けることを考えないのです。

勝ち組トレーダーは、勝率50%の取引手法なら、最大でどれだけ負け越すか(最大ドローダウン)を考えて、適切なポジション量を計算します。

エクセルでRAND関数を使って数千回取引した場合のシミュレーションをすれば、何度試しても10回以上負け越すことがわかります。1万回取引した場合のシミュレーションでは、20回負け越しすることも…。

資金管理ができていないリスク許容型のトレーダーが負けるのは、運が悪いからではありません。負けるべくして負けているのです。

改善方法:1トレードにおける適切なリスクを明確に決める

一発退場したくなければ、適切な資金管理を行うことです。具体的には、1回の取引にさらすリスクを明確に決めてください。

これは実践する取引手法によっても異なりますが、最大ドローダウンを運用資産の何パーセントまで許容するか?想定最大ドローダウンはどの程度か?を考えれば、自然と1回の取引の許容損切り金額が決まるはずです。

3つ目の共通点:手法が確立していない

FXで負ける人は、例外なく自分の取引手法が確立されていません。あなたもそうではありませんか?心当たりがある方は、今すぐ改善してください。

気分だけで取引する負け組トレーダー

取引手法が確立していないのに、どうやってポジションを決めているのか?何が基準なのか?それは気分です。

上がりそうだから買って、下がりそうだから売る…。あなたも心当たりありませんか?こんなことをしていて勝てるわけがありません。

これも他の商売に当てはめると、どれだけバカバカしいことかわかります。例えば、商品を販売するお店は、どの商品がどれぐらい売れるか事前にリサーチしてから仕入れます。広告を出すときも、事前にシミュレーションして何度も改善を繰り返します。気分で仕入れる商品を決めて、なんとなく広告を出す…これでは商売なんて成り立ちません。FXだって何となく気分で取引していれば当然負けます。

圧倒的に勉強不足なポチポチ病

勝ち組トレーダーは、ルールを破らないことに専念して、自分の決めたルールに従って淡々と取引します。これが本来目指すべき姿です。それなのに、負け組トレーダーは、お金を稼ぐことに専念して、何となく気分で取引します。

FXはワンクリックで取引できて、すぐにお金が動きます。明確なルールがないと、どうしてもお金を求めてポチポチ病(いわゆる過剰取引)になってしまいます。典型的な負け組トレーダーですね。

改善方法:基礎学習後に取引手法を確立させる

手法が確立していないなら、改善方法はただひとつです。取引手法を構築して、そのルールに従って取引してください。

当然、FXでいつも負けている人が、いきなり素晴らしい手法を確立することは難しいでしょう。まずはFXについて、もう一度基礎から学んでください。それから自分なりの戦略を構築して、相場に再挑戦しましょう。

FXに勝つ人ほど正しいことをすぐに実行する

ここまでFX負けている人の共通点と改善方法を紹介してきました。まとめると下記になります。

・損切りを許容できない
・資金管理ができない
・取引手法が確立していない

最後にFXで勝つ人の特徴をひとつだけ紹介します。それは正しいことをすぐに実行することです。正しい資金管理に、ルールに従ったロスカット、取引手法の改善・再構築などです。

損切りはFXで稼ぐための必要経費だと考え、1回の取引にさらすリスクを明確に決める。そして、FXと真摯に向き合って基礎学習をし、自分なりの取引手法を確立する。それが勝ち組トレーダーになる近道ですよ。あなたはすぐに実行できますか?

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FXトレーディングカレッジ 編集部

<アドバイザー:鈴木 拓也> 東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。