こんにちは、鈴木です。

前回の『FXの失敗談(60代 男性)』では、初心者であれば誰しもが経験する『発注ミス』について語られていましたね。

特に、買いと売りの方向の間違いや、金額の入力ミスは、大きな損失につながりますので本当に注意が必要です。

2回目の今回は、フリーランスとして働かれている30代男性のKさんです。

 

私は30代の男性で、普段はフリーランスとして働く傍ら、FXのトレードを実践しています。

投資歴は5年以上で、当初は10万円以内の少額からトレードを行っていました。当時は勝つことよりも負けることが多く、100万円近く利益が出る一方で100万円以上の損失も出ていたので、赤字が続いていました。

勝った金額よりも負ける金額の方が多く、トレードをする時間だけが無駄に過ぎていくことが多かったです。今回は当時、なぜトレードを継続しているのになかなか負けを減らせず、利益を伸ばせなかったのか、失敗の原因と解決に至るまでのプロセスを紹介します。

当時の失敗していた状況

当時、確かに私のトレードの成績は赤字だったのですが、決して勝てないわけではありませんでした。自慢ではありませんが、中級者程度のトレーダーよりも、相場に精通している自信はありました。

実際、エントリーすべきタイミングでエントリーをすれば、しっかりと勝利していましたし、利益を得ることが出来ていました。

問題は、そのトレードで得た利益を、次のトレードで失敗することで失う、それも前回の利益を上回る損失を出していたことにありました。

コツコツドカンで負けている状況に近いですね。

当時はコツコツドカンという負け方があることを知らず、なぜ上手くいかないのかで悩んでいました。悩みを解決するべく、どうしたら上手く行くのかをネットや書籍などを通じて調べた結果、原因がようやくわかりました。

原因を一言にまとめてしまうと、当時の私は早く稼ぎたいと焦っており、それがトレードに悪影響を及ぼしていたのですね。

メンタルの不調が原因でコツコツドカンに

FXで赤字が続いていた当時、一刻も早くFXで稼げるようになりたいと焦っていました。というのも、当時フリーランスの仕事で得られる収入が安定しておらず、FXの利益で生活できるようにしたいと考えていたのですね。

少しでも多くお金を稼ぎたいという焦りもあってか、本来ならば勝負してはいけないタイミングでエントリーをし、その結果として惨敗。せっかく得た利益も、二回目、三回目のトレードで失敗することで損失の方が増えてしまっていました。

負けたことで一度頭を冷やすためにもトレードを離れ、その次の日に冷静な状態でトレードをすると勝利することはできていました。

しかし、せっかく得た勝利も、二回目のトレードで損失を出し、三回目でさらに損失を膨らませることで、結果的に赤字になる日々が続いていたのです。

一晩眠り、冷静になれば勝つことはできていたのです。問題は、二回目、三回目の失敗で赤字が発生することでした。

トレードルールが間違っているというのであれば修正することができるのですが、失敗の原因が自分のメンタルの焦りから来ているという状況だっただけに、どうすれば解決できるのか、当時は悲嘆に暮れていました。

解決に至るキッカケは?

結論から述べれば、当時抱えていたメンタルの課題は最終的には解決することできました。

そのキッカケですが、単純に赤字が続き、証拠金が尽きることで相場から退場したことで、客観的に自分を見つめ直すことができたというのが大きな要因でしょう。

いくら今のFXは1万円からでもトレードできるといえど、1000通貨単位で取引をしたところで大した利益を得られず、それだったら取引の時間を仕事に充てた方が稼げるということで、一度FXから離れました。

FXから距離を置き、フリーランスの仕事に集中するようになると、今度は客観的に自分を見つめ直すことができるようになりました。

なによりフリーランスの収入でお金に余裕ができてきたというのも、大きな要因でしょう。

お金が無くなったので一旦はトレードから退場しましたが、まとまった資金が出来るまでの時間を有効に活用するべく、解決策を模索し始めました。

損切りと利確は絶対に守る

当時の失敗を解決する方法として、まずトレードルールは絶対に守る、特に損切りと利確のルールは遵守することに決めました。

いくらメンタルが不調といえど、トレードルールさえしっかり守ることができれば、必要以上に損失が拡大することはありませんし、利確だってできていたのです。

それならば、自分の判断でルールを変えず、当初の予定を守ることにしたのです。

具体的には、当時の私は数時間で取引を終わらせるスタイル、いわゆるデイトレードを実践していたのですが、トレードをするにあたって10pipsの損失が出たら損切り、同様に10pipsの利益が出たら利確をするというルールを徹底させました。

この時、自分で判断することがないように、自動的に目標の数値に達したら損切りと利確が行われるように、トレード環境を設定しました。

自動損切りと自動利確の設定をしておけば、私の意志に関係なく、システムが勝手に損切りと利確をしてくれるので、メンタルが不調だろうが好調だろうが関係なく、トレードルールを遵守することができました。

おかげで多少メンタルが不調の時であっても、パソコンが勝手に損切りをしてくれるので、いたずらに損失を拡大することが無くなくなり、利確も上手くいくようになりました。

損失は常に10pipsにおさまるようになったので、損失のコントロールがやりやすくなったほどです。

勝率が高い時間帯だけトレードをする

トレードルールを守ることの次に、勝率が高い日だけを厳選してトレードをすることにしました。

要するに勝ちやすい時間帯だけエントリーをし、それ以外はエントリーをしないということですね。

FXで勝ちやすい時間帯というと、東京市場やロンドン市場、ニューヨーク市場などがあります。一般的にはニューヨーク市場が活況になる21時以降が勝ちやすいなどと言われていますが、一旦このFXの世界ならではの常識は無視し、自分が勝ちやすい時間帯はいつなのかを自問自答することにしました。

いくら世間が、ニューヨーク市場が勝ちやすいと言っているからといって、私自身が勝てないのであれば、意味がありません。

その結果として、私の場合は19時から21時までの、ニューヨーク時間が始まる2時間前の方が勝ちやすいということがわかりましたので、それ以外の時間帯はエントリーしないことにしました。

さらに、曜日についても、月曜日と金曜日、それと水曜日が負けることが多かったので、火曜日と木曜日だけエントリーすることにしました。

FXは24時間365日トレードできますが、基本は平日しかトレードができません。その上、火曜日と木曜日だけとなると、5日あるうち、2日しかトレードができません。

普通に考えたらエントリーのチャンスが減るだけの愚行のように感じられますが、私のトレードの利益率を上げようと思うなら、こちらの方が良いと考え、勝率が低い月曜日と水曜日、金曜日のトレードは止めることにしました。

結果的に、それで良かったです。確かにトレードできる機会は減りましたが、結果的に損失が減り、利益が順調に増えるようになったからです。

これが失敗していた当時の場合、月曜日から金曜日まで、満遍なくトレードをしていました。そして、振り返って考えると、毎回月曜日と水曜日、そして金曜日に負け、損失を増やしていたのですね。

勝てる曜日が火曜日と木曜日の2日しかないのに対し、負けやすい曜日が3日もあるのですから、1週間トータルで見ると、負けの方が多いのは当然といえば当然です。

そこで負けやすい曜日はトレードから外し、勝率が高い曜日だけを狙ってトレードをすることにしましたのですね。

勝ったらその日のトレードは終える

私の場合、トレードで勝利をしたその次に連続でトレードをすると、何故か負けることが多くありました。

そこでトレードで勝利をしたら、その日のトレードはそれで終了することにしました。

他のプロのトレーダーは勝っているのかもしれませんが、私は二回連続では勝てません。いくら頑張ってもできない以上、無理をしてやる必要はないな、と感じたので、スッパリと連続でのトレードは止めることにしました。

そうすることで、勝利で終わる日が多くなり、結果的にFXの利益が増えていきました。

週二回、合計で20pips稼げれば良い、FXトレーダーとしては小さいゴールかもしれません。しかし、損失が出ることに比べればよほどマシです。

ここで挙げたルールを実践することで、着々と利益が増えるようになりましたので、私はこれが最良の解決策だと思っています。

 

FXで勝てるようになった解決策
① 損切りと利確は絶対守る
② 勝率が高い時間帯だけトレードする
③ 勝ったらその日はトレードを終える

まとめ

私は当時、メンタルが原因で負けていました。その解決策として、ルールは絶対に守るというのと、勝ちやすい時間帯でしかトレードをしない、勝ったらその日のトレードは止めるということを実践しました。

できるだけ自分が考える余地を減らし、ルールを遵守することで、メンタルの好不調に囚われないトレードを実践することにしたのです。

なぜこのやり方を採用したかといえば、それが当時の私にとってもっとも最良の解決策だったからです。ですので、このやり方が、必ずしも他の人にも通用するとは限らないです。

ただ、いくらプロのトレーダーが言っていたことだからといって、盲目的にその言葉を信じることは危険なので止めた方が良いでしょう。

プロのやり方が自分に合っているのあれば問題はないのですが、そうでないのであれば止めてしまう、時には不要な方法論やアドバイスは捨てることも重要です。

私の場合、一旦相場から退場し、頭をリセットすることで、本当に利益を出す上で必要なことは何かを客観的に考えることができました。

FXで利益を出すのは自分自身です。本当に自分にとって必要なことは何か、どんな行動を取ることが利益に繋がるのか、良い意味で自己中心的になってみましょう。そうすることでトレードの課題や悩みというのは意外と解決できるものですよ。

 

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

以上、いかがだったでしょうか?メンタルの不調は投資に大きな悪影響を及ぼすことを改めて感じさせる内容でしたね。

また、解決策も多くの方に参考になるのではないでしょうか。自分のことは自分が一番分かるので、ご自身に合った解決方法を探していきましょう!



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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。