こんにちは、サイト管理人の鈴木です。

今回の記事では、38万円の損切りを経験した30代・Aさんの失敗談をまとめております。

記事中では、なぜAさんが38万円の損失を出してしまったのか?、理由は何だったのか?また、そこからどのように立ち直ったのかを詳しく記載しております。これからFXを始める方や初心者の方は、お役に立つ情報が満載だと思いますので、是非、ご覧下さい。

 

私は30代男性で、現在はフリーライターとして仕事をしています。

フリーライターは、年収で計算するとサラリーマンと大きな差はありません。

しかし、毎月の収入は安定していません。

例えば本を1冊書いても、その原稿料が振り込まれるのが3か月後だったり、1か月間の収入がまったくなかったりすることもあります。

そのため、このように収入が途切れるときのためのつなぎ資金を得るため、2年前からFXで資産運用を始めました。

FXは運用額10万円から初めて、少々のブランクがあり、そののち50万円、100万円、200万円と増やしました。

しかし、現在、累積損失は28万円です。

この損失のうち38万円は、1つのミスといいますか「損失をなくしたい」ということから生じました。

これがなければ、すでに10万円の利益になっていたはずだ、と思うと後悔します。

 

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

順調に資産を増やされていったAさんですが、1つのミスで大きな失敗をしてしまっています。それは、どんなことが原因だったのか?詳しく見ていきましょう。

1つのポジションが38万円の損失の発端となる

このグラフは、「口座残高」を元にした今年のFX運用実績です。

マイナスが続いています。

この386,606円の損切りを行った、損失の原因はユーロ円のわずか10ロット(1,000通貨)の買いポジションが発端でした。

38万円の損失につながるユーロ円の10ロットの買い

2018年の初めは、ドル円をメインにユーロ円の売買もしていました。

ユーロ円は4円程度の幅があるものの、長い上げ相場が続いていました。

これに乗って、裁量取引をしていました。

フリーライターなので、パソコンの隣にタブレット端末を置いて、たまにチャートを確認しています。

1日中、誰の目も気にしないで、いつでも裁量取引ができたというのも、損失を大きくした理由の1つかもしれません。

その一連の取引のなかで、2018年2月2日に1ユーロ137.274円で10ロット(1,000通貨)を新規買いしました。

もちろん上げ相場が続くと期待したためです。

しかし、これにはチャートやテクニカル分析などの根拠はまったくありません。

このFX失敗談を書くにあたり、改めてユーロ円のレートを確認しました。

2018年2月の最高値は1ユーロ137.53円でした。

2月2日に137.274円で新規買いしたのは、最高値に近かったということになります。

さらに、この1ユーロ137.53円は、今のところ2018年の最高値です。

チャートをご覧いただけると分かるように、ユーロ円の頂上で買っていました。

ユーロ円の長い下げ相場

しかし、期待とは裏腹にユーロ円はここから長い下げ相場が始まりました。

そのため、このポジションの損失が1万円、2万円と徐々に大きくなってしまいました。

ここで損切りを行えばよかったのですが、自分の手で数万円もの損切りをしたくないものです。

「いずれ相場が上がり、その時に決済をしたら損失はなくなる」と楽観的に考え、ドル円の取引に集中し、このポジションはないものとして考えるようになりました。

10万円の含み損

そうしているうちに、含み損が10万円を突破しました。

さすがに何か手を打たなければなりません。

一番簡単な手は、損切りです。

しかし、こんな事になっても、10万円もの損切りは自分の手ではできないものです。

このような下げ相場であっても、多少、上がることもあります。

そこで、さらにユーロ円を買ってしまったのです。

すると、最初は多少の利益が出たので、10ロットの内、1ロットを決済しました。

この成功体験がさらに損失を招くことにつながります。

同じように1ロットずつ決済をして、損失を埋めようとユーロ円を40ロット買いました。

しかし、下げ相場に突入したためこの40ロットも損失となりました。

そのうち、無茶な両建てをして、このユーロ円の損失を取り戻そうとしました。

しかし、新規買いをしたらレートが下を向く、新規売りをしたらレートが上を向くというパターンに陥りました。

当時の取引約定明細を見かえすと、深追いしすぎてパニック状態になった事が分かります。

38万円の損切り

10ロットの損失ならまだよかったのでしょう。

しかし、損失を埋めるためユーロ円の売買を繰り返していたため、29ものポジションで38万円の含み損を抱えていました。

そうしているうちに、口座維持率が150%を下回りロスカットの警告が出ました。

もう耐えられなくなり、10月8日にユーロ円はすべて決済し、38万円の損失が確定しました。

10ロットを新規買いした2月2日の高値は137.53円です。

損切りをした10月8日の安値は1ユーロ129.49円でした。

ユーロ円は、この8か月間で実に8.04円も下がりました。

損失が膨れあがった原因とは?

このような損失が出たのは、

1 新規取引で逆指値の注文をしない
2 損切りができない
3 損失が大きくなりパニック状態で売買
4 複数の通貨ペアで取引

の4つが原因です。1と2は、FXでは基本とされていることです。

3は、1と2を守らなかった結果です。さらに、4はドル円の取引に集中し、ユーロ円の損失を無視したことにつながります。

取引方法の見直し

これを踏まえて取引方法を見直しました。

まず、取引する通貨ペアを1つに絞りました。

通貨ペアを何にしようか調べていると、バックテストやデモ取引の結果、豪ドル円が資金効率がよいという結果を多く見ました。

これで4の原因は解消されました。

そのため、豪ドルのみの取引にしました。

さらに、自動取引のみの取引に切り替えました。

こうすることにより、1や2は防げます。

これにより3の心配もありません。

自動取引は人間の手を介さないことが一番のメリットで、損失が膨らめばルールーに従い自動的に損切りをします。

この自動取引の値幅は、40pipsに設定しました。

幅が広いため決済されない日もあります。

しかし1回の決済額が大きいため、ここ1か月半の間は、1日あたり平均すると約5,000円の利益が出ています。

 

自動売買システムは千差万別ですが、FX会社が提供しているシステムは、自分で条件を設定するので、上手くやれば利益が出ます。

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私の失敗から導くFX初心者の方へのアドバイス

このような失敗をしたわけですが、そこから得られたことも多いです。

実は、このFX失敗談を書くにあたり、改めて約定取引明細などの情報を集めて検証しました。

そこで、大きな損失を生じた原因が分かったのです。

これを踏まえて、FX初心者の皆さんにアドバイスをしたいと思います。

トレードルールを決める

これはもう当たり前の事ですが、どうしても守れないことの1つでもあります。

このユーロ円のポジションは、指値も逆指値も注文をしていなかったので、含み損が生じても自動的に損切りは行われませんでした。

これだと、人間が行う必要があります。

そのため、ポジションを立てるときには、自分で決めた指値と逆指値の注文を入れましょう。

自動取引は自動的に損切りをするシステム

各FX事業者はさまざまな自動取引を提供しています。

これで運用するのも1つの手でしょう。

各サービスは、デモ口座による実績を掲げているサービスもあります。

しかし、自動取引は、必ず利益が得られるとは思っていません。

自動取引は、ルールによって利食いをすると共に、自動的に損切りを行い、損失が拡大しないようにする仕組みだと思っています。

東京、ロンドン、ニューヨーク証券取引所の開場などのポイントで、自分の都合のよい方向にレートが動くかもしれない、と考えて含み損を抱えたポジションの決済をためらうことがあります。

これが幾度も続き、今度こそ、今度こそと損切りを先送りするかもしれません。

しかし、自動取引には感情は一切ありません。

決められたルールに従って、黙々と売買するだけです。

取引する通貨ペアは1つで

取引する通貨ペアを1つに絞ることも重要です。

当たり前ですが、複数の通貨ペアで取引をすると、複数の通貨ペアの値動きを確認する必要があります。

そのため、注意が散漫になっていきます。

さらに、複数の通貨ペアで取引したからといって、利益が増えるという根拠はありません。

1つの通貨ペアだけに集中し、そこで利益を上げていきましょう。

毎日の損益を記録する

毎日の損益を記録しましょう。まずは、Excelで日付とその日の損益を記録します。

人により確認する値はいろいろあると思いますが、この2項目があれば、さまざまな数字が導き出せます。

例えば、1日の平均損失も簡単に計算できます。

先に挙げたグラフもこの記録を元に作りました。

これで、どれほどの損益がいつ発生したのか、一目で分かります。

最後に

FXでもそうですが、失敗した場合、問題点を洗い出して、次の行動に生かすというのが基本です。

ここまで詳しく問題を洗い出したきっかけは、このFX失敗談を書くためです。

すると、

 ユーロ円を買ったタイミングが非常に悪かった
 その損失を先送りしていた
 それを放置していた
 損失を取り戻すためユーロ円で無理な取引をした
 気がつくと38万円の損失

になっていたという一連の流れがつかめました。

また、このFX失敗談が利益につながることには、ほとんど触れていません。

それは、FXは利益を上げるよりも、損失を最小限にとどめることが重要だと分かったからです。

 

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

以上、いかがだったでしょうか?損切りは分かっていてもなかなか出来ない人が多いです。FXで大負けする人のほぼすべてがこの「損切り出来ない」が原因なので、これからFX初心者の方は肝に銘じておきましょう。

他の失敗談の記事は、以下の記事もご参考下さい。

【FX失敗談と解決策】利益より損失が増えてしまった原因とは?

【FX失敗談】私がFXを始めて負けた要因と勝てるようになった理由

 



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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。