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米ドル円のスワップポイント積立FXで、複利運用すればどれくらい儲かるでしょうか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

では、実際に単利と複利で分けてそれぞれシミュレーションしてみよう!

今後の世界経済が成長していくのか、後退していくのか、その鍵を握っているのはやはりGDP世界第1位の経済大国「アメリカ合衆国」でしょう。アメリカ経済の状態によって、多くの国の経済に絶大な影響を与えます。そんなアメリカの通貨が「米ドル」(USD)です。通貨量も世界第1位で、まさに基軸通貨です。

今回はFX(外国為替証拠金取引)の米ドル/日本円(USD/JPY)に注目し、スワップポイントを狙った単利投資と複利投資のシミュレーションをして成果を比較していきます。はたして「毎月定額を積立」していくとどのくらいの利益になるのでしょうか?

・米ドル円のスワップポイント積立FXの概要が分かる
・単利と複利のシミュレーション結果を確認できる

 

米ドル円の積立のメリット

米ドル円の積立のメリットはなんといっても安定感でしょう。

やはり経済大国の米ドルは強いですし、金利も高いので、市場がよほどリスクオフに傾かない限りは暴落することも考えにくいです。急落してもすぐに回復するのが米ドルの特徴でもあります。

アメリカの政策金利と米ドル円のスワップポイント

近年のアメリカは好景気に支えられ段階的に金利が上昇しました。2008年12月から2015年11月まで政策金利(FF金利)は0.25%を維持していましたが、2015年12月に0.50%に引き上げられたのを皮切りに、2016年12月には0.75%、2017年3月には1.00%、6月に1.25%、12月に1.50%、2018年3月には1.75%、6月に2.00%、9月に2.25%、そして12月にはついに2.50%となっています。

米国の政策金利

ここ数年の間でアメリカと日本の金利差はかなり開いているのです。これが円安ドル高に大きな影響を与えています。現在の日本は超低金利政策が継続されており、2019年に消費税増税を控え、しばらくは0.10%が維持されるでしょう。

FXで日本円を売って、米ドルを買えば、この金利差分だけスワップポイント利息を受け取ることができるということです。(スワップポイントの詳細はこちら【スワップポイントとは?FX会社おすすめ比較ランキング】をご覧ください。)

米ドル/日本円(USD/JPY)を取り扱っていない国内のFX会社はありません。ロングポジションを保有すればすべてのFX会社でプラスのスワップポイントになります。ただしスワップポイントの差はFX会社によってかなり違いますので、スワップ・トレードを狙うのでしたら、有利な条件のFX会社で行うべきです。

2019年4月最終のスワップポイントを比較すると、1万通貨の保有で、岡三オンライン証券96円となっており、こちらが最高水準です。ちなみに岡三オンラインFXは取引所取引ですので、手数料も高くやや特殊です。通常のFX会社であれば、FXトレードフィナンシャルがスワップポイント88円で高い水準になっています。

毎日96円のスワップポイントを受け取れるということは、取り引きせずにロングポジションを保有しているだけで、30日間合計2,880円の不労所得を得ることができるということです。ショートポジションだと逆にその分支払い続けることになりますので注意してください。

最新の米ドル円スワップポイントのFX会社比較は以下をご覧ください。

米ドル円のスワップポイントFX会社比較ランキング

米ドル円の為替相場の動向

米ドル/日本円(USD/JPY)の為替レートについて確認していきましょう。

ここ5年間の大きな変動はどうなっているでしょうか?

米ドル円の為替チャート

アベノミクス効果もあって2015年半ばには1ドル125円台まで上昇しています。しかしイギリスのEU離脱問題で国民投票が行われ、2016年6月には98円を割り込むところまで暴落しました。こちらはすぐに回復し、2017年1月には117円を突破するところまで上昇しています。その後、2018年3月にはアメリカの株価暴落の影響で106円台まで下落、10月には日本とアメリカの金利差拡大に伴い114円台まで回復しました。

中国との貿易摩擦の問題や、株価に絡む問題で突発的に急落することがあり、2019年1月には一時的に104円台まで下落しましたが、こちらも3月までには112円台まで回復しています。

トランプ大統領の掲げる保護貿易によって、アメリカと中国・EUなどは関税のかけあいになっており、これが世界経済の雲行きを怪しくしています。2019年5月時点では、1ドル111円台で、ここしばらくは109円から112円のレンジ相場です。

米ドル円の積立のシミュレーション

それでは米ドル/日本円(USD/JPY)で実際に積立を行った場合にどのくらいの利益が出るのかシミュレーションをしてみましょう。

為替レートは常に変動していますが、「1ドル110円」で固定し、スワップポイントは「1万通貨で96円」とします。これで毎月1万通貨を購入していきます。レバレッジ1倍だと110万円が必要になりますが、レバレッジ25倍を適用しますので、44,000円です。つまり「毎月44,000円を積立する」ということです。

積立の条件
・毎月44,000円で1万通貨を積立
・1年間の合計積立金額は528,000円

 

米ドル円の積立てにおすすめのスワップポイントが高いFX会社

FXトレードフィナンシャル

単利の場合のシミュレーション

以下は、単利の場合のシミュレーション結果です。

米ドルの積立FX(単利)
期間ポジション量スワップポイント計算年間スワップ総額
1ヶ月目1万通貨96円×1Lot×30¥2,880
2ヶ月目2万通貨96円×2Lot×30¥5,760
3ヶ月目3万通貨96円×3Lot×30¥8,640
4ヶ月目4万通貨96円×4Lot×30¥11,520
5ヶ月目5万通貨96円×5Lot×30¥14,400
6ヶ月目6万通貨96円×6Lot×30¥17,280
7ヶ月目7万通貨96円×7Lot×30¥20,160
8ヶ月目8万通貨96円×8Lot×30¥23,040
9ヶ月目9万通貨96円×9Lot×30¥25,920
10ヶ月目10万通貨96円×10Lot×30¥28,800
11ヶ月目11万通貨96円×11Lot×30¥31,680
12ヶ月目12万通貨96円×12Lot×30¥34,560
360日間合計スワップポイント¥224,640

 

1カ月目のスワップポイントは2,880円ですが、半年間でポジション量は6万通貨となり、1ヶ月のスワップポイントも17,280円になります。1年間で12万通貨、これで月に34,560円の不労所得を得ることができます。合計で528,000円の積立となり、スワップポイントの合計は224,640円です。

現代の日本の銀行であれば50万円を定期預金しても、金利が0.01%ですから50円ほどです。物価の上昇を考えるとむしろ資産価値は低下しています。22万円以上の利益を出すことができるのであれば、はるかに効率の良い資産運用と言えるでしょう。

1年間の積立FXの結果(単利の場合)
・12カ月目の米ドル円のポジション量は12万通貨
・1年間のスワップポイント利益合計は224,640円

複利の場合のシミュレーション

複利投資」の場合だとどのくらいの利益になるのでしょう。単利投資との大きな違いは、毎月のスワップポイントをポジションの買い足しに充てるということです。

FXトレードフィナンシャルであれば1000通貨から購入できますから、4,400円で0.1万通貨ポジションを追加できることになります。

以下は、複利の場合のシミュレーション結果です。

米ドルの積立FX(複利)
期間ポジション量スワップポイント計算年間スワップ総額スワップポイントによる追加分
1ヶ月目1万通貨96円×1Lot×30¥2,880
2ヶ月目2万通貨96円×2Lot×30¥5,7600.1万通貨
3ヶ月目3.1万通貨96円×3.1Lot×30¥8,9280.2万通貨
4ヶ月目4.3万通貨96円×4.3Lot×30¥12,3840.3万通貨
5ヶ月目5.6万通貨96円×5.6Lot×30¥16,1280.3万通貨
6ヶ月目6.9万通貨96円×6.9Lot×30¥19,8720.5万通貨
7ヶ月目8.4万通貨96円×8.4Lot×30¥24,1920.5万通貨
8ヶ月目9.9万通貨96円×9.9Lot×30¥28,5120.7万通貨
9ヶ月目11.6万通貨96円×11.6Lot×30¥33,4080.7万通貨
10ヶ月目13.3万通貨96円×13.3Lot×30¥38,3040.9万通貨
11ヶ月目15.2万通貨96円×15.2Lot×30¥43,7761万通貨
12ヶ月目17.2万通貨96円×17.2Lot×30¥49,536
360日間合計スワップポイント¥286,144

 

最初の1ヶ月目はスワップポイントが2880円ですので、定額積立分の1万通貨以外ポジション追加できませんが、2ヶ月目から少しずつスワップポイントで買い足すことができるようになっていきます。

半年後には6.9万通貨になっており、1ヶ月のスワップポイントも19,872円ですから0.5万通貨ポジション追加が可能です。そうしていくと、1年後には単利投資の12万通貨に対し、複利投資では17.2万通貨になっています。スワップポイントも49,536円とおよそ5万円です。合計すると1年間で286,144円のスワップポイントになります。しかも1ドル110円から、円安に流れで平均した為替レートである112円に戻せば34万円の為替利益も見込めます。

米ドル/日本円(USD/JPY)であれば一方的にずっと円高になることは考えにくいので、長期で運用すればするほど、高い確率で為替利益を得ることができるでしょう。そうなると1年間の利益はキャピタルゲイン(為替差益)とインカムゲイン(利息)で62万円ですので、積立した528,000円を上回ることになるのです。

1年間の積立FXの結果(複利の場合)
・12カ月目の米ドル円のポジション量は17.2万通貨
・1年間のスワップポイント利益合計は286,144円

※為替レートの変動によりスワップポイント以上に損失を被るリスクもあります。

 

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米ドル円のFX積立のまとめ

新興通貨のFX積立と比較するとスワップポイントはやや物足りないものに感じるかもしれませんが、米ドルを取り扱っているということは大崩れしにくいという大きなメリットがあります。それだけでも効果的なリスクマネジメントです。

米ドル/日本円(USD/JPY)は下落しても上昇しても、どこかで通常の為替レートに戻っていますが、含み損が出てもそこまで耐えるためには余剰金が必要です。余剰金がまったくない状態だと証拠金維持率が100%を下回ってしまい強制ロスカットになってしまいます。為替差損のリスクには充分に注意してください。

米ドル円のFX積立を始めるのであれば1ドル112円を下回っているタイミングがおすすめです。2019年、2020年の利上げペースが鈍化する見通しで、現在はドル安に動いていますので、米ドル円のFX積立を始めるチャンスです。ぜひ計画的な投資運用で大切な資産を増やしていってください。

米ドル円のスワップポイント比較はこちら【米ドル円のスワップポイントFX会社比較ランキング】。


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FXトレーディングカレッジ 編集部

<アドバイザー:鈴木 拓也> 東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。