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高金利通貨の南アフリカランドで運用したいと思っているのですが、いかがでしょうか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

それでは、南アフリカランドで運用できる外貨預金とFXの特徴と違いを説明していくよ!

金融緩和によって超低金利政策が継続している日本よりも、少しでも金利の高い海外に定期預金したいと考える人は多いと思います。日本よりも金利が高い国は無数にありますが、どの国がいいのでしょうか?

新興国の名前もよく耳にします。トルコや南アフリカです。南アフリカランドを選択したとして、外貨定期預金とFX(外国為替証拠金取引)では、どちらがお得なのでしょうか?

<今回の記事で分かること>
・南アフリカランドの外貨定期預金の特徴が分かる
・FXと外貨定期預金の違いが分かる
・結局、どちらがお得なのか分かる

 

南アフリカランドの外貨定期預金の仕組み

南アフリカランドについては、国内でも10行以上の銀行で外貨定期預金を取り扱っています。金利はどのくらいなのか、南アフリカの経済情勢はどのようになっているのか確認していきましょう。

日本との金利差

日本の政策金利が0.10%であるのに対し、南アフリカの政策金利はどのくらいなのでしょう。2008年には12.00%とかなり高い金利をつけていましたが、リーマンショックなどの景気の後退によって2010年には5.50%、2012年には5.00%まで引き下げされています。

南アフリカの政策金利は2014年から上昇していきました。2014年に5.50%に戻されると、2016年には7.00%まで上がりました。しかし2017年には6.75%、2018年8月には6.50%と下落し、2019年3月の時点では6.75%です。実に日本の60倍以上の高金利になっています。

南アフリカの政策金利

(引用元:トレイダーズ証券)

外貨定期預金の金利はどのくらいに設定されているのでしょうか?

S銀行では、スタンダードで1年もの5.00%、プラチナだと1年もの5.05%です。普通預金でも1.5%をつけています。

別のS銀行では、10万ランド未満で6ヶ月もの5.75%、100万ランド以上になると6ヶ月もので5.90%です。こちらの普通預金では2.15%となっています。

とても高い金利を設定しているのがR銀行で、普通預金でも3.00%、6ヶ月もので8.00%、1年ものだと6.50%です。1週間ものは特別キャンペーンで65.0%となっています。

やはり日本の銀行の定期預金がおよそ0.01%ですから、比較にならないほど高い金利です。

南アフリカランドの経済情勢

南アフリカは資源国です。GOLD(金)やダイヤ、プラチナといった鉱物資源の輸出をメインにしているのです。特にGOLDは世界に産出量の半分を占めており、GOLDの価格によって南アフリカの経済情勢は大きく変わります。

GLODの価格は米ドルと逆相関の関係性で、リスクオンとなると米ドルは上昇しますが、その分だけGOLDの価格は下落します。リスクオフとなって米ドル安となると、GLODの価格は上昇する傾向があります。

南アフリカの輸出先は主に中国、アメリカ、日本ですので、中国やアメリカの景気も南アフリカの経済に重要な影響を及ぼします。アメリカと中国が貿易紛争を続け、景気の足を引っ張るようなことになると、南アフリカとしても痛手です。

2017年にアフリカ民族会議ANCの議長選で、シリル・ラマポーザ氏が当選し、2018年2月から大統領に就任すると、財政改革に乗り出しています。5年で1,000億ドルの対内投資を呼び込むのが目標です。2019年2月の演説では187億ドルの投資が実現されていると発表しています。

電力不足によって、フィッチレーティングの外貨建て長期信用格付けを1段階引き下げられて大幅な通貨安を招いた過去があるだけに、電力会社エスコムの改革にも着手していく意向です。

新興国だけに今後の経済成長に期待が持てる一方で、やはりカントリーリスクに対しての懸念もあります。外貨定期預金の高金利も、為替リスクで簡単に吹き飛びますので注意が必要です。

 

南アフリカランド外貨定期預金の特徴
・南アフリカの外貨定期金の金利は5%程度(※銀行や期間によっても異なる)
・南アフリカは資源国であり、金やプラチナと言った商品価格の影響を受ける
・為替レートの変動により、金利利息以上の損を被る可能性もある

南アフリカランド外貨定期通貨のデメリット

外貨定期預金には為替リスクがあり、ネガティブサプライズによっては元本割れの危険性があるということを認識しておかなければなりませんが、デメリットはそれだけではありません。外貨定期預金には手数料や安全・税金などの面でも問題があるのです。

手数料はどのくらいかかるのか

外貨定期預金には為替手数料がかかります。各銀行のホームページには片道20銭や、往復50銭というように表記されているので、初心者にはイメージしにくくなっています。

例えば高金利をアピールしているR銀行を例に出してみましょう。

こちらは往復60銭という設定になっています。片道30銭ですね。2019年3月7日時点で、南アフリカランド/日本円(ZAR/JPY)は、1ランド7.83円ですので、スプレッドを加えると8.13円となります。10万ランドで813,000円です。これを円に替えると、今度は1ランド7.53円となりますので、753,000円になります。つまり6万円の手数料を支払っていることになるのです。

ここにもし円高が加わったらダブルパンチになります。1年ものの外貨定期預金を選択した場合、円高が進んでいるからと途中で解約すると、違約金を払うことになります。トリプルパンチです。

しかも為替差損が生じていても、利息分にはきっちり申告分離税として20.315%が発生してしまうのです。損失だけが膨らんだというケースも充分に考えられます。

南アフリカランド/日本円の為替レートの推移を確認していくと、リーマンショック前は1ランド17円台をつけていましたが、そこから7円台まで急落。2014年までに10円台まで回復するものの、格付け引き下げなどの影響もあって2016年8月には6円台まで下落しました。

新政権への期待から2018年2月には9.2円台まで上昇、しかし9月には7.1円台まで下落、2019年2月に8.2円台まで回復するものの、現時点では7.8円台です。なかなかランド高の状況を維持できていません。ここから円安に転じるのか、円高に進んでしまうのか、見極めが重要になるでしょう。

FXと比較してみよう

それではFXの手数料と比較してみましょう。ちなみに外貨定期預金は預金保証の対象外ですが、FXは信託保全されていますので、もしもの時も安心できます。

GMOクリック証券くりっく365を例に出してみましょう。現在のスプレッドは0.92銭(pips)に設定されています。10万ランドを売買するのであれば、手数料は920円になる計算です。これは業界でも最狭水準のスプレッドになります。広く設定されているFX業者だと3.0pipsというケースもありますが、それでも10万ランドの売買で3,000円です。外貨定期預金は同じ10万ランドで、手数料6万円ですから、圧倒的にFXの方がお得です。

もちろんFXにも金利差による利息を受け取ることができます。「スワップ金利」です。こちらはGMOクリック証券くりっく365の場合、10万ランドで137円となっています。毎日137円のインカムゲインが入ってくるわけです。

スワップ金利もFX業者によって変わってきますので、FXプライムby GMOですと、10万ランドで150円のスワップ金利です。レバレッジを効かせると、もっと多くのポジションを保有でき、スワップ金利の収入も上がりますが、為替リスクの影響が強くなるので、そのリスクを回避したい場合は、レバレッジ1倍で取引してください。

外貨定期預金の場合は、解約したくても期限が決められているので動きがとれませんが、FXですとそういった縛りがないので、いつでも円に替えることができます。自由度が高い分だけ緊急のリスクにも対応できるでしょう。

 

FXと外貨定期預金の違い
・FXの方が外貨定期預金よりも手数料が安い
・外貨定期預金は預金保証の対象外であるが、FXは信託保全されている
・FXであればいつでも違約金なしでポジションを解消できる

 

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南アフリカランドならFXで運用がおすすめ

手数料、安全面、税金、両替のタイミングなど、ほとんどの面でFXの方が外貨定期預金よりも優れています。外貨で資産運用を考えているのであれば、為替リスクなどをしっかりと検討したうえで、外貨定期預金ではなく、FXを利用されることをおすすめします。

大切な資産ですから、リスクマネジメントをしつつ、ぜひ効率的に運用をしていく方法を選択してください。


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FXトレーディングカレッジ 編集部

<アドバイザー:鈴木 拓也> 東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。