よくメガバンクや証券会社など金融機関の為替ディーラーってどんなことしているんですか?っていう質問を受けます。

確かに、個人の方で銀行といったらATMがある支店や、法人の方でも渉外の営業担当者くらいしか思い浮かばないかもしれません。

しかし、銀行にはマーケット部門(市場部門)があり、そこではマネー(円や外貨)の調達から貸し出し、そして為替や債券、デリバティブ等の売買を日々行っているのです。

そこで今回は、メガバンクの為替ディーラーとはどんな仕事をしている人達なのか?説明していきたいと思います。

銀行の外国為替業務について

為替ディーラーの説明に入る前に、まずは銀行の外国為替業務について触れてみたいと思います。

銀行では法人(大企業や中小企業)から日々の外国為替、つまり両替の取引が持ち込まれ、それらの取引を処理しています。

例えば、企業が海外でドルを受け取ったが、それを円に両替したいときは、電話もしくはシステム(銀行毎のシングルプラットフォーム、もしくはマルチプラットフォーム)上にてドル売り、円買いの為替取引を成約させます。

その後、銀行の事務処理によって、約定となった為替レートにて両替が実行され、企業の法人口座に円が振り込まれます。

そして、それらの外国為替の取引を顧客と執行したり、裏側の銀行間市場(インターバンク市場)において他行と売買をしたりするのが、為替ディーラーの仕事です。

為替相場はどうして変動するの?変動する要因・背景は?」の記事も合わせて読まれると理解が深まると思います。

インターバンクディーラーとカスタマーディーラー

金融機関の為替ディーラーには、カスタマーディーラーとインターバンクディーラー(プロップディーラー)の2種類が存在します。

カスタマーディーラーとは、商社やメーカーなど金融機関の顧客から電話等で為替取引の注文を受け付け、インターバンクディーラーからもらった為替レートを顧客に提示し、金融機関と顧客との間で為替取引を締結する職種の人のことです。

カスタマーディーラーは顧客の取引を締結させる以外にも、お客さんのところに行って相場の話をしたり、為替ヘッジの提案をしたりなど、セールス側の業務といえます。

一方、インターバンクディーラーとは、顧客から受けた為替取引をEBS(電子ブローキングシステム)やブローカーを通じてインターバンク市場でさばくディーラーのことで、自己ポジションで為替の売買をするプロップディーラーもこのインターバンクディーラーに含まれます。

どちらのディーラーの仕事もそうですが、為替相場は1分、1秒でレートが瞬時に動きますので、為替エリアのディーリングルームはまさに戦場そのもの。
何百億円という金額を瞬時に動かすディーラーにはとてつもない重圧と緊張がかかり、まさに一瞬も気を抜くことが許されない世界なのです。

東京外国為替市場で圧倒的な存在感を誇るメガバンク

コンプラの問題であまり明確な事は言えませんが、メガバンクには日本全国の大企業や中小企業から何百億、何千億円という為替の取引が毎日持ち込まれます。

そして、自己勘定(銀行の自己資産)で売買をするプロップディーラーも、一人で何百億円という金額のポジションを持ちますので、メガバンク全体で見たらとてつもない金額のお金を、東京の外国為替市場で動かしているのです。

金融機関の仕事を宣伝するわけではありませんが、まさにメガバンクの為替ディーラーは「日本代表」のような存在で、敵はグローバルのヘッジファンドや外資系の金融機関。まさに毎日が国際オリンピックのような世界なのです。

個人投資家が何千万、数億動かすのとは桁が違いますので、やはり個人投資家がFXで勝つためには、これら大物(機関投資家や実需の大企業)の動きは常に注意を向けておかなければなりません。



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