「定年後の資産運用はどうしようかな・・・」

定年退職し、まとまった退職金をもらった。あるいは、数年後にもらえる。そのような状況で頭を抱える悩みは、定年後の資産運用ですよね。

定年後の資産運用に関するトラブルは非常に多く、残念ながら大切な老後資金を失ってしまうケースもあります。

「銀行員に投資信託を紹介されたけどよくわからない」
「知人がおすすめだといってる金融商品にお金を投じていいものだろうか」

このように、資産運用に慣れていない方は、トラブルに巻き込まれてしまうリスクが高いです。

 

今回は、定年後の資産運用で失敗しないための3つのポイントをご紹介します。

ぜひ参考にしていただき、あなたの資産運用をより堅実にしていきましょう。

定年後の資産運用は「流動性」「安全性」「収益性」を基準にする

まずは、定年後の資産運用で意識するべき、金融商品の選び方の基本をおさえていきましょう。

一般的に金融商品の選ぶ際は、「流動性」「安全性」「収益性」の3つを基準にします。

全てを兼ね備えた金融商品があれば迷うこともありませんが、そのような商品は存在しないためあなたの価値観やライフプランに沿った選び方が必要です。

流動性-自由にお金を出し入れできるか

流動性とは「お金を自由に出し入れすることが簡単か」という基準です。

金融商品はそのままでは通貨として使用できませんので、必要に応じてお金を引き出す必要があります。

しかし、その際にすぐにお金を引き出せなかったり、途中解約ができなかったりすれば困りますよね。

また、途中解約する場合に手数料が高くつく金融商品も、流動性が高いとはいえません。

生活に関わるお金であれば流動性の高い金融商品を選ぶ必要がありますが、しばらく使う予定がなく、引き出す時期も明確なお金であれば流動性が低くても問題ないです。

安全性-元本や利息の支払いの確実さ

安全性とは、「元本や利息が確実に守られるか」という基準です。

投資におけるリスクとは、期待される最大の収益と損失の幅を指します。

つまり、大きなリターンが見込める金融商品でも、場合によっては大きく元本割れして損失を出してしまう恐れがあれば安全性は低く、ハイリスクであるということです。

老後資金などの生活に直結するお金は、安全性の高い金融商品の購入にあてましょう。

収益性-リスクとはリターンのバランスは取れているか

収益性とは「どれだけ高いリターンを狙えるか」という基準です。

「せっかく資産運用するなら大きなリターンを狙いたい!」と思う方もいるかもしれません。

しかし、投資におけるリターンはリスクと隣り合わせであり、大きなリターンを狙えばそれだけリスクも上がっていくものです。

余剰資金の一部であったり、最悪のケースで大きな損失が出ても受け入れられるメンタルがあったりするのなら、収益性の高い金融商品を選ぶのもありと言えます。

間違っても退職金すべてを使って、ハイリスク・ハイリターンな金融商品を購入するといったことはやめましょう。

 

関連記事:【リスクとリターンの関係】成功はどれだけリスクを取れるか次第!

資産運用の代表商品「株式」「債券」「投資信託」の特徴を知る

次に資産運用の代表商品「株式」「債券」「投資信託」について説明していきます。

どれを選ぶのが正解というものはありません。

また、一つの商品に集中投資するのではなく、複数の商品に分散投資をすることでリスクを軽減することもできます。

あなたの資産額やライフプランに沿って決定していきましょう。

株式-ハイリスク・ハイリターンの代表

株式とは「企業が事業に必要なお金を集めるために発行するもの」です。

なので、株式を購入するということは、企業にお金を出してオーナーの1人になることを意味するのですね。

株式の価値は企業の業績により変動しますので、変動を予測することによって利益を得ることができます。

例えば、あなたがA社の株式を1株10万円で購入し、1年後に順調に成長したA社の株式が1株12万円に値上がりしたので売却することにしました。

この場合、あなたは株式投資によって2万円の売却益を得たことになります。

 

逆に、購入した株式の価値が落ちたときに売却すれば損失です。

株式の価値の変動の幅は大きく、1年間で20%~30%の変動も珍しくありません。

また、株式を保有していることで「株主総会に参加する権利」「配当金を受け取る権利」「株主優待を受ける権利」が得られます。

値動きが安定した株式を購入し、配当金や株主優待を狙うという資産運用方法も有効です。

以上のことから株式は、ハイリスク・ハイリターンであり、配当金や株主優待狙いといった幅広いリターンの形式が魅力的な商品であると言えます。

債券-お金を返してもらう権利

債券とは「国や企業、地方自治体にお金を貸して、利子を付けて返して貰う権利」です。

株式とのちがいは、購入時に利息の約束をするため安全性が高い点にあります。

また、お金を返してもらっている途中でも債券は売却することができ、売却益を狙うことも可能です。

しかしその反面、株式と比較すれば収益性が低いという特徴もあります。

以上のことから債券は、ローリスク・ローリターンの商品と言えますね。

投資信託-プロに一任する

投資信託とは「資産運用をプロに一任する商品」です。

商品によって、国内・海外、債券・株式、不動産、金などに分散投資して、得た収益を還元していきます。

投資信託の特徴は、「少額で効果的な分散投資ができる」「プロに任せるので自分でやることが少ない」という点です。

商品によって株式中心のハイリスク・ハイリターンであったり、堅実に債券中心でローリスク・ローリターンであったりします。

また、プロに任せるため、手数料も発生するのも見逃せないポイントです。

以上のことから投資信託は、あなたの希望に沿った運用方法をプロにお任せできる商品であると言えますね。

 

関連記事:初心者でもわかる投資信託の基本的な仕組みと始め方

定年後の資産運用にありがちなトラブルと回避法

最後に、資産運用にありがちなトラブルと回避方法についての説明です。

非常に残念なことに、毎年投資詐欺のニュースを耳にします。

大切な退職金や、老後資金にと貯蓄していたお金を失ってしまうと、ライフプランが狂ってしまうだけでなく、生きる希望を失ってしまいかねません。

あなたが定年後の資産運用で失敗しないためにも、ぜひ読んでみてくださいね。

個人や会社にお金を持ち逃げされる-大金は信頼できる金融機関へ

「〇〇社に投資しない?絶対に儲かるよ!」
「△△国はこの先成長することが間違いない。ぼくの人脈から特別に投資できるからお金を預けてみない?」

このような誘い文句に乗ってしまい、そのままお金を持ち逃げされるケースが多発しています。

ポイントは、「個人や会社にお金を預けた」という点です。

いくら信用できる人の紹介であったとしても、個人や会社にお金を預けてしまえば持ち逃げされるリスクがあります。

少額ならいいかもしれませんが、大金を預けるなら「信用できる金融機関」が鉄則です。

「信用できる」というのは、金融機関の格付けを指します。

客観的に評価の高い金融機関での資産運用をおすすめします。

不動産投資詐欺-理解できない話は断る

「この先値上がりしますし、安定した家賃収入が得られますよ!」
「今買っておけば必ず値上がりします!ぼくもまとまったお金があれば絶対購入しますよ!」

このような誘い文句なのが特徴の不動産投資詐欺。

他にも「低金利の今だからこそ」「家賃保証があるから大丈夫」といった誘い文句もあります。

もちろん、すべての不動産投資が詐欺というわけではなく、中には良質な不動産で資産運用の力強い味方になってくれるものもあります。

しかし、営業マンの方から近寄ってきて紹介する不動産投資は基本的に疑ったほうがいいでしょう。

買い手がつかないような不動産であったり、意図的にリスクを隠した説明をしていたりするケースがあるからです。

営業マンの言っている内容が理解できず、意図的に隠しているリスクを見抜く力がなければ手を出さないほうが無難であるといえます。

超高利回り商品の押し売り-リスクを把握する

「年利20~30%が確定します!」
「元本保証があるから安心です!」

このような誘い文句で超高利回りの商品を押し売りするケースがあります。

高い利回りは魅力的ですが、投資の原則に「リターンとリスクは隣り合わせ」というものがあり、どのようなリスクがあるかしっかり把握しなければなりません。

リスクについてしっかり理解した上で、失っても生活に支障が出ない金額であれば購入してみてもいいでしょう。

しかし、リターンにのみ注目して、大金を投じるといったことは詐欺に合う可能性を高めてしまいますのでやめましょう。

定年後の資産運用で失敗しないために

今回は定年後の資産運用で失敗しないためのポイントとして

・金融商品の選び方は「流動性」「安全性」「収益性」を基準にする
・資産運用の代表商品「株式」「債券」「投資信託」の特徴を知る
・資産運用にありがちなトラブルと回避法

という3点を紹介しました。

ぜひ参考にしてみて下さいね。



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しまづ@看護師ライター

現役看護師でありながらFP資格も保有。看護師として働く中でお金の知識がないと、時に自分や大切な家族の生活を脅かしてしまうことを知る。金融、医療の記事執筆を中心に活動し、確かで役に立つ情報をお届けすることをモットーとしている。