こんにちは、T-yaです。
ドル円ですが、ついに106円丁度をブレイクし、一時105円半ばまで下落しました。
昨年の12月20日に、『2018年のドル円見通し』をアップし、ドル円は105円まで下落する可能性が高いと予想していましたが、早くもその水準へ達してしまいました。シナリオの中の、株バブル崩壊と円ショートポジションの巻き戻しが起きた格好ですが、やや値動きが激しかったですね。
ただ、直近の下げは、明らかにヘッジファンド等による投機的な円買いと、損切り注文を巻き込んだ下げが原因であり、流石に行き過ぎな感じがしています。
ファンダメンタルズ的にも、株も米金利も上昇している中で、ここまで円高になる理由が乏しいように感じます。
今回の下げで、全てのドル円ショート(売り)ポジションは一旦解消。
買い目線に切り替えましたが、その理由等も含め、テクニカル的・ファンダメンタルズ的に状況整理をして見たいと思います。
2018年、円高が進んだ要因整理
まず、2月に入り円高が進んだ一番の理由は、米株を中心とした世界同時株安でしょう。
株安のきっかけになったのは、強すぎる米経済指標。
通常であれば、強いファンダメンタルズは株高&円安の材料ですが、今回は逆に、金利上昇への懸念から株価暴落へとつながりましたね。
しかし、ここで現在の株価を見ると、NYダウは下げ止まり、回復しています。。。
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米長期金利を見ても、2.9%超まで上昇しており、通常であれば、株高&米金利上昇から、まさにドル円が上昇する条件がそろっているのです。
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ではなぜ、それにもかかわらずドル円は105円台半ばまで一時下げたのか?
これは、先の株暴落を受けて、日本から海外への投資フローが減ったなどの可能性も予想されますが、一番の理由は円ショートポジション解消を狙った投機筋の円買いではないかと思われます。(逆張りでドル円を買っていた個人投資家などは、結構やられてしまったのではないでしょうか・・・)
実際、2018年為替見通しでも指摘していましたが、マーケットには円ショートポジションが相当溜まっており、ヘッジファンドに狙われてこのような展開になることは容易に想像されていました。
テクニカル的なポイントと今後の見通し
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次にチャートを使ってテクニカル的に見ていくと、
今年に入ってからのドル円は、テクニカル的には非常に分かりやすい形となっていました。
三角持ち合い下抜け&リターンムーブからの第二波が起き、まさに教科書通りの展開となっています。環境認識をしっかりと行い、下目線を持てた人は、数百pipsは軽く取れたのではないでしょうか。
さて、ではこの次に意識される水準としては、週足レベルで引ける、105円40銭付近がサポートとして意識されるのではと考えています。
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一旦、この付近で下げ止まってもいい感じもしますが、 ただ、損失を抱えた円ショートポジションがまだマーケットにあると仮定すると、それを狙ったファンドの円買いにより、それらを巻き込んで一気に下へブレイクする可能性もあるので、まだリスクが高いです。。
いずれにせよ、本日のNYクローズまでに、今の水準で耐えて106円へ戻せるか、それとも105円丁度を試しに行くのかで、今後の展開が分かれそうです・
ファンダメンタルズ的には、中長期の目線で買いを仕込みたくなる水準ですが、損切りを巻き込んだ更なる暴落も怖いので、慎重に見ていきたいところですね。
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