こんにちは、T-yaです。

最近の市場関係者のレポートを読んでいると、直近の円高の流れを受けて今ごろになって100円割れまで行くとか予想している円高派が増えてきましたね。

外資系金融も総じて円高派に傾いてきている印象があり、その他のエコノミストの人達もドル円予想の下方修正が始まっており、「だいぶ円高見通しが強まってきたな~」と思っていた矢先、107円台まで急反発しました。

 

ドル買いの要因としては、貿易戦争への懸念が弱まったことや、北朝鮮リスクが緩和したこと、期末に絡むポジション調整などが言われています。

ドル円の直近の状況

前回の記事やメルマガでも注意する点として少し触れましたが、短期筋のポジションが皆ショートに傾いていたので、少しファンダメンタルズの流れが変わっただけで、損切り注文を巻き込んで一気に上昇しました。

 

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ドル円は1時間足などでみると、104.60レベル付近で3度もきれいに反発しており、ネックラインを上にブレイクして『トリプルボトム』を完成。また、ネックラインでサポートもしっかりとされているので、短期的なトレンド転換が示唆されています。

 

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明日は期末で需給の動きに注意

そんな中、今後のドル円ですが、テクニカル的にも一旦104円台で底を付けた感があり、底堅い感じはしますが、じゃあこれで円安トレンドになるか?と言われれば、その可能性はまだ低いというのが個人的な意見です。

そもそも、今の状況は、最近の相場を大きく動かしていた円高要因が和らいだだけで、根本的な問題は何も変わっていないということです。

これについての詳しい説明はダブってしまいますので、詳細は昨年末にアップした以下の記事をご参考下しさい。

⇒【2018年】ドル円為替見通し・予想|元メガバンク為替ディーラー
そして、もう一つ気になる点が、株式市場の動向。

4月になれば、確かに株高の流れから円安トレンドになる可能性もありますが、今年に入ってからの相場がボラが非常に高く、まだチャート的にも直近安値を再度割ってくる展開もあり得ます。

 

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まあ、今日、明日は期末の需給の動きで為替も変な動きをすることが予想されますので、4月に入ってじっくりと今後の戦略を練っていくのが無難でしょう。

トレードを見送ることは素晴らしいこと

さてさて、ここからは相場動向とは少し違う話になるのですが、「トレードを見送るのはどうなのか?」というお話。

よく、「待っていたのに思い通りに相場が動かず、エントリーを逃してしまった」という話を聞きますが、これに対して皆ネガティブな印象を持っているんですよね。

もちろん私もこの気持ちは凄い理解出来、昔はオラオラでチャートを見た瞬間エントリーして攻めまくった時期もあったのですが、攻めるということは逆にカウンターを食らって資金を減らすリスクもあるということです。

そして、当たり前ですが、そのリスクは、攻めれば攻めるほど高くなります。

なので、「エントリーを逃してしまった、何もしなかった」というのは、負けるリスクもゼロで、実は素晴らしいことなのです。

本来であれば、投資というのは負けるリスクをいかに排除するかが重要で、見送って見送って、待って待って、本当に来た最高のチャンスの中で『最強の必殺技』を使うがごとく全力で攻めるのが正解です。

最近の相場だと、あいかわらずトランプ大統領や米政権の動きは予測不可能であり、(もしかしたら、トランプは戦略家で貿易戦争回避に絶対動くと読んだ人もいるかもしれませんが)、よく分からないと感じた時は、無駄に負けるリスクを回避するためにも『トレードしない』という選択が最善の選択となります。


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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。