こんにちは、鈴木(T-ya)です。
7月も昨日で終わり、ついに本日から8月に入りましたね。
基本的に、夏は国内外の投資家や企業が夏休みに入るので、為替マーケットの取引量が減り、大きなトレンドが出にくくなる傾向があります。
ただ、昨日の日銀会合と言い、今週はFOMCや米雇用統計などの主要な経済指標の発表が控えているので、しばらく目が離せない相場が続きそうです。
それでは1週間ぶりに、ドル円やユーロドルのテクニカル的なポイントをまとめていきましょう。
ドル円のテクニカルチャート
まず、ドル円の日足チャートを見ると、2018年5月から引ける上昇トレンドラインを一時的に下割れしました。ただ、すぐ下の110円台後半にあるサポートゾーン(支持帯)で買い支えられて反発しております。
日足のローソク足で見ても、長い下ヒゲが何本も出来ていることから、かなり買い需要が見られ、底堅く推移していましたね。
※トレンドラインについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
記事:トレンドラインの引き方・役割・FXトレード手法の全知識
次に4時間足を見ると、110円台後半で下げ止まったドル円は、日銀会合(下記)や米中貿易問題への懸念後退から、一気に112円手前まで上昇しました。
テクニカル的にも、再度上を試す形となっており、今後、112円台に到達し、113円を目指す展開になるか注目です。
<注目のテクニカルポイント>
レジスタンス:112円丁度、112.20付近
サポート:111.50付近
ファンダメンタルズ分析について
円相場を大きく動かすきっかけとなった昨日の日銀金融政策決定会合ですが、金融緩和の強化か出口への一歩(正常化)かで、市場関係者の間で見方が分かれているようですね。
<声明文の一文>
「長期金利の変動幅は拡大するが、きわめて低い金利水準は当分維持する」。
今回のマーケットの解釈は、「日銀は引き続き円高にいかないように金融緩和を続ける」となり、その証拠に円が売られる展開となりました。
ただ、『長期金利の変動幅は拡大』という箇所は、円金利が今よりも上昇するとも受け止められるわけで、そうなると、「円高にいくんじゃないの?」と考える人たちもいる訳です。
黒田総裁も、「金利水準が切り上がることは想定していない」と、早期の出口観測を否定はしていますが(まあ、これは否定しないと一気に円高になるので当然と言えば当然ですが・・・)、このまま日本だけが異次元の金融緩和を続けるのは副作用の点からもほぼ難しいと思いますので、年後半や来年には、いよいよ「出口戦略」が意識されるのかな?と思っています。
しばらくは、堅調な米国経済に目が行くと思いますが、ファンダメンタル分析が基礎知識がある方は、2019年は日銀が主要テーマの一つとなるかもしれないので、しっかりと見ていきましょう!
ユーロドルのテクニカルチャート
ユーロドルですが、最近は狭いレンジを行ったり来たりしていましたが、その拮抗がそろそろどちらかに崩れるかもしれません。
日足を見ると、シンメトリカル・トライアングル(三角保ち合い)を形成しています。
トライアングルの性質として、ブレイクした方向にトレンドが出る傾向があるので、来月中にはどちらかの方向にブレイクする可能性が高まっています。
※シンメトリカル・トライアングルについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
また、4時間足を見ると、下は1.16台前半、上は1.17台半ばを中心としたレンジをキレイに上下していました。
下は下で底堅いですが、上は上で重い雰囲気がありますね。
今週は米国でFOMCや経済指標の発表が予定されているので、ユーロよりも米ドル主導の値動きが続きそうです。
<追伸>
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鈴木 拓也
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