こんな疑問を解決!
- TradingViewはスマホでも使えるの?
- TradingViewのスマホアプリの使い方は?
TradingViewはパソコンのブラウザで使用可能ですが、スマホやiPadなどの端末でも使えるようにアプリが用意されています。
つまりTradingViewは、スマホでも快適に使えるということです。
しかも、同一アカウントでログインすれば、全てのアプリで100%同期されますので、デスクトップの環境をスマホでも使えて非常に便利です。
この記事では、TradingViewをスマホでも快適に使いたい方に向けて、スマホアプリについての解説をしていきます。
鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役
- 三井住友銀行で為替ディーラー業務を経験して独立
- 純資産4億円をFXや株で運用中|2023年利益+5,000万円超
- 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など
- 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
TradingViewのスマホアプリの特徴
TradingViewのスマホアプリには、iPhone用とAndroid用のアプリがそれぞれ用意されています。
主に4つの特徴があります。
TradingViewのスマホアプリの特徴
- デスクトップアプリやブラウザと同等のチャート機能
- ブラウザの設定がすぐに同期される
- ブラウザで設定したアラートをスマホアプリで通知できる
- スマホアプリを使うと2台以上の端末で同時にログインできる
それぞれ解説していきます。
デスクトップアプリやブラウザと同等のチャート機能
一般のFX会社のアプリは、デスクトップアプリ・ブラウザ版とスマホアプリ版とで、機能が大きく異なることが多いです。
しかしながらTradingViewのスマホアプリは、TradingViewの特徴でもあるチャート機能をほぼ全て使えます。
その上、スマホアプリに最適化した表示がされ、非常に見やすくて操作しやすくなっています。
例えば上の画像のように、ウォッチリストなどに登録してあるティッカーをタップすると、ポップアップでチャートを簡易的に見られます。
また、TradingViewに標準搭載されている110種類以上もの内蔵インジケーターは、スマホアプリでも全て使用できます。
画面の小さいスマホアプリでも十分見やすいですよね。
TradingViewのおすすめインジケーターは以下をご覧ください。
記事:TradingViewのおすすめインジケーター5選と表示・設定方法
ブラウザの設定がすぐに同期される
FX会社が提供するアプリは、連携していないことが多いです。
ですから、PC版で設定しスマホ版でも設定し直さなければなりません。
ですがTradingViewでは、同一アカウントであれば全てが連携して同期しますので、デスクトップのブラウザで設定したインジケーターや、描画したラインが同期されます。
自宅のデスクトップで各種設定をした後、外出先でもデスクトップと同じ環境でチャートのチェックをできるのは非常に便利です。
ブラウザで設定したアラートがスマホアプリで通知できる
TradingViewのアラートはサーバーアラートです。
ですから、ブラウザで設定したアラートはブラウザを閉じでいてもサーバーに保存されるため、スマホアプリで通知が受け取れます。
アラートは一度設定してしまえば、デスクトップに張り付いていなくてもスマホさえ持ち歩いていれば、確実に通知を受け取れるため非常に便利です。
TradingViewのアラートについて以下をご覧ください。
スマホアプリを使うと2台以上の端末で同時にログインできる
TradingViewの無料プランでは、複数端末でブラウザ版に同時ログイン(同時にチャートを開くこと)はできません。
ですが、デスクトップアプリやスマホアプリだと、複数端末で同時にログインできます。
端末別でチャートを開けますから、無料プランの人が複数チャートを開きたい場合には裏技的に使えます。
TradingViewの大まかな特徴は以上になりますが、ここからはスマホアプリの使い方を解説していきます。
TradingViewスマホアプリの操作方法
ここからは、TradingViewスマホアプリの操作方法の解説をしていきます。
アプリのダウンロードとログイン
TradingViewをスマホで快適に使用するためには、アプリのインストールとログインが必要です。
これは通常のスマホアプリと同じですので、お使いの端末にあったサイトからダウンロード・インストールしてください。
インストールが終わったら、TradingViewのアプリをタップして開き、ログインします。
TradingViewはログインしなくても使えますが、各種設定が保存されたり同期されたりしますのでログインした方が便利です。
初期画面はウォッチリストになっています。
左上の3本線をタップして、ユーサー名パスワードを入力しログインします。
ログインすると再びウォッチリストに戻ります。
これで準備が整いました。
ここからは、スマホアプリの基本操作方法と、よく使う機能の操作方法を解説します。
- 基本操作
- チャートを見る
- インジケーターを表示する/削除する
- トレンドラインやチャネルを描画する/削除する
TradingViewスマホアプリの基本操作
アプリを開くとこのウォッチリストが表示されます。
まずは、この画面の機能を解説します。
① | ウォッチリストやレッドリストを作成・編集・選択ができます。 |
② | ②では、ウォッチリストの編集が行えます。 |
③ | ウォッチリストにティッカーを追加できます。 |
④ | ウォッチリストを表示できます。 |
⑤ | チャートを表示できます。 |
⑥ | 世界中のトレーダーや投資家のアイデアがみられます。 |
⑦ | 公開チャットとプライベートチャットで意見交換ができます。 |
⑧ | 各種設定を行えます。 |
⑨ | ウォッチリストのチャートを表示できます。 |
次にチャート画面での機能を解説します。
チャートを見る
チャートを見る方法を2つ紹介します。
ひとつ目です。
① | 初期画面のウォッチリスト下にある「チャート」をタップ |
② | チャート画面の左下のティッカーをタップ |
③ | 検索して選択 |
次に、ウォッチリストに登録してあるチャートを表示する方法です。
① | ウォッチリストの画面から目的のティッカーを探してタップ |
② | ポップアップの右上の「〜」をタップ |
これでウォッチリストのチャートをみられます。
ウォッチリストに登録してある通貨ペアや金融商品は、画像中央のように簡易的にチャートが見られて便利です。
インジケーターの表示/非表示
TradingViewのインジケーターは、内蔵のもので110種類以上あります。
これらは、全てスマホアプリでも表示可能です。
インジケーターの表示は、以下の手順で行います。
① | チャート画面の下の『+』をタップ |
② | ポップアップの『インジケーター』をタップ |
③ | 検索窓に入力して選択する |
④ | 『×』をタップ |
これでインジケーターが表示できました。
インジケーターを削除したい場合は、以下のように行います。
① | インジケーターをタップ |
② | インジケータの上の『×』をタップ |
トレンドラインやチャネルを描画する
チャートにラインやチャネルを描画する場合は、手順が少し複雑になります。
ですが、1回で覚えられますので安心してください。
トレンドラインを引いてみます。
① | チャート右下の『ペンマーク』をタップ |
② | ポップアップの『トレンドライン』をタップ |
③ | 中心の十字を任意の場所に動かす(十字に直接触れなくても動く) |
④ | 十字が任意の場所に来たら画面から一度指を離してタップ |
⑤ | 再度十字を任意の場所に移動(十字に直接触れなくても動く) |
⑥ | 十字が任意の場所に来たら画面から一度指を離してタップ |
これでラインが引けました。
チャネルを描画したい場合は、⑥の後に④⑤を繰り返します。
描画したラインやチャネルを削除したい場合は、以下のように行います。
① | 描画しているラインやチャネルをタップ |
② | ポップアップのゴミ箱マークをタップ |
以上、TradingViewスマホアプリの基本操作からよく使う機能の解説でした。
TradingViewは多機能ですので、まだまだ紹介しきれないほどの機能を備えていますが、基本の操作とよく使う機能を押さえておけば、あとは応用が効きますので大丈夫です。
TradingViewのスマホアプリのまとめ
TradingViewのアプリの機能と使い方を解説しました。
TradingViewのアプリは、ブラウザ版やデスクトップアプリ版と同等の機能を備えています。
しかも、スマホに最適化した操作性を備えていますので非常に使いやすいです。
デスクトップ用アプリやブラウザと、スマホアプリを使いこなすことで、より良いトレード環境が作れますので、ぜひ体感してみてください。