こんな疑問を解決!
- スプレッドはどのFX会社が一番安いの?
- FXのスプレッド(手数料)とは?
- スプレッド以外の手数料は?
FX会社を選ぶ際に、最も重視すべき点に「スプレッド」があります。
スプレッドは投資家にとって手数料と同じ意味であり、低ければそれに越したことはありません。
それなら、「低い会社を選べばいいや!」と多くの方が考えるでしょうが、それはスプレッドが完全固定で変化しない場合が前提です。
どういうことかと言うと、スプレッドは必ずしも一定ではなく状況によって広がります。
そして、その広がり具合はFX会社によって変わってくるのです。
つまり、その部分を知らずにFX会社を比較しても全く意味がないわけです。
そこで今回の記事では、主要通貨ペアである米ドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円、NZドル円、ユーロ米ドルのスプレッドを比較し、その中でも特におすすめのFX会社をまとめていきます。

鈴木 拓也
- 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
- 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
- メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
- 株式会社フィンテラス代表取締役
FX会社のスプレッド比較一覧
有名FX会社12社を厳選し、主要通貨ペアのそれぞれのスプレッドを一覧にして比較しております。
2020年7月中旬時点
※スプレッドは原則固定(例外あり)
2019年10月に、米ドル円のスプレッド競争が激化し、今までの0.3銭が最も狭い水準でしたが、0.1銭にするFX会社が現れました。
現時点で、スプレッドが狭い最も狭いFX会社はゴールデンウェイ・ジャパンが運営する「FXTF」です。
しかし、単純にスプレッドだけを比較するのは望ましくありません。
実は、隠れたスプレッドとして「約定力」と「レートの安定性」の二つを考慮しないといけません。
まずは、基本的なスプレッドの仕組みを理解しましょう。
スプレッド(手数料)とは?
FXのスプレッドとは「買う時のレートと売る時のレートの差」のことです。
為替のレート表示を見ると、左側と右側にそれぞれレートが表示されています。
そして、左側の数値が低い方のレートが、あなたが米ドルから円に交換する時のレートであり、売値(Bid)と言います。一方、右側の数値が高い方のレートが、あなたが円から米ドルに交換する時のレートで、買値(Ask)と言います。
この売値と買値の差額がスプレッドです。

う~ん、これがなぜ手数料とみなせるのでしょうか?

では具体的に考えてみましょう!
分かりやすいように、為替のレートが全く動かないと仮定しましょう。
今、FX投資家がドル円を100円で買いました(ドル買い・円売り)。
そして、やっぱりその取引を解消するために99円997銭で売ることにしました(ドル売り・円買い)。
すると、買値と売値はスプレッド分だけレートが違いますので、その分、高く買って安く売っており、損をしていることになります。
つまり、スプレッドは広ければ広いほど投資家は損をします。逆に、狭ければ狭いほど、その損を小さくできるので、FX会社を選ぶ際には「一番スプレッドが狭い」ところを選ぶのは必須と言えるでしょう。
スプレッドの特徴
- 買値と売値のレート差
- 投資家にとっては手数料と同じ
- スプレッドが狭いFX会社を選ぶべき
FX会社の約定力とは?
約定力とは「表示されているレートで実際にどの程度約定(取引締結)するのか」を示したものです。
「表示されているレートで必ず成約になるんじゃないの?」と思った方もいるでしょう。
実は、レートは常に変動しているので、「成り行き注文で、今買おう!」と思って注文を出しても、実際の成約レートが表示されていたレートよりも悪くなっているケースがあるのです。もちろん、0.数pipsであれば、それは仕方のないコストとして割り切るべきです。
ただし、時には、あり得ないくらいそのコストが大きくなる時があります。
これを「スリッページ」と言い、隠れたスプレッドを意味します。
このスリッページが頻繁に起きるFX会社であれば、例え、原則固定0.3銭のスプレッドであろうと、全く参考にならず意味がありません。
なぜなら、スリッページで表示レートよりも悪いレートで成約になれば、その分、広いスプレッドで取引していることになりますので。
よって、スリッページが起きにくい約定力のあるFX会社を選ぶこともポイントになります。
FXのレート安定性とは?
レートの安定性とは「相場変動時に極端にスプレッドが広がらないかどうか」です。
繰り返しますが、スプレッドの原則固定とは、平常時に提示しているスプレッドのことであり、相場が急に変動した場合には、各社のスプレッドは広がります。
ここで、この広がり幅はFX会社毎によってバラバラなのです。
ドル円のスプレッドが、「A社では2.0銭に広がった」のに対して、「B社では30銭も広がった」というケースもあります。この場合、B社のようなFX会社は避けた方がいいです。
スプレッドが広がりやすいFX会社を選択してしまうと、取引する際に悪いレートで約定になるリスクも高まります。
また、損切りの逆指値注文が成約になるリスクも高まりますので、デメリットしかないわけです。
ちなみに、スプレッドが急激に広がって損切り注文が約定になることを「FX会社によるストップ狩り」と言います(【ストップ狩りとは?ネット上の噂とFX会社選びで注意すべき事!】)。
相場が急変する要因をまとめると、以下の通りです。
相場急変時の要因
- 経済指標の発表時
- 政府や中銀関係者などの発言時
- テロや事件の発生時
スプレッドで選ぶおすすめFX会社ベスト3
上記を踏まえて、元メガバンク為替ディーラーが監修する当サイトおすすめのFX会社は以下の3社です。
どこを使えばいいか迷っている人は、以下の中から選べば間違いと言えるでしょう。
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LIGHT FX

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1社目は、トレイダーズ証券が運営するLIGHT FXです。
なんと、米ドル円のスプレッドが0.2銭(原則固定)であり、業界最狭水準となっています。
また、LIGHT FXはスプレッドに加え、スワップポイントも常に高い水準となっているので、スワップ収益も同時に狙いたい方におすすめのFX会社です。
LIGHT FXの特徴
- みんなのFXと同じトレイダーズ証券が運営
- スワップ、スプレッドともに最良水準
- 1000通貨単位から取引可能
DMM FX

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2番目におすすめは、国内大手FX会社のDMM FXです。
米ドル円のスプレッドは0.2銭(原則固定)と、トレイダーズ証券に次いで狭い水準となっております。
また、DMM FXではカスタマーサポートが充実しており、電話で24時間(平日)問い合わせをすることが出来ます。
取引単位は10,000通貨毎なので、ある程度資金がある方におすすめのFX会社です。
DMM FXの特徴
- 平日24時間電話サポート
- 高水準のスワップポイント
- 10,000取引単位
FXブロードネット

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FXブロードネットは、多くの初心者に使われているFX会社の一つです。
FXブロードネットは、ゼネラルリサーチ調べ(18年8月)の「FXサービス取引コスト」で満足度No1に輝いたFX会社です。
スプレッドはドル円0.2銭、ユーロ円0.5銭、ポンド円1.0銭と業界でもトップクラスの狭さを誇っています。
また、高い約定力を誇っており、レートが不自然に急に広がったりなどの噂もほとんど耳にしません。
そして、1,000通貨単位から取引ができるので、少額からFXをスタートした初心者の方にもおすすめのFX会社です。
FXブロードネットの特徴
- 取引コスト満足度第1位
- 先進国通貨ペアではハイスペック
- トラッキングトレードの自動売買の機能あり
FXスプレッドを比較し総合的に判断しよう!
以上がFX会社のスプレッド比較とおすすめランキングになります。
FX会社はかなりの数がありますので、その中から自分に合った先を選ぶようにしましょう。迷った場合には、上記の3社の中から選べば間違いないですよ!
その他のおすすめFX会社について知りたい人は、【FX口座・会社おすすめ】もご覧ください。


