FX初心者FX初心者

オーストラリアドルって金利が高いって聞くし、投資対象としてはどうなんでしょうか~?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

では初心者の方でも理解出来るように、オーストラリアドル(豪ドル)の特徴や、FXで投資する際の注意点について説明していくよ!当たり前だけど、敵(投資先)を知らずして投資するなんてお金をドブに捨てるようなもんだからね!

FX(外国為替証拠金取引)では、およそ20種類の通貨が投資対象になっています。

柱になっているのは、米ドル(USD)です。為替相場は米国が中心で、米ドルの影響力は大きく、「基軸通貨」と呼ばれています。

FX初心者は、まずは「ドルが買われるのか」、「ドルが売られるのか」を判断してトレードすべきです。特に「ユーロ/米ドル」(EUR/USD)は最も注目すべき通貨ペアで、為替相場全体の20%超を占めています。

「マイナー通貨(新興国通貨)」も米ドルの動きに大きく左右されます。マイナー通貨は政策金利が高いので、スワップポイント狙いで中・長期投資として扱われる傾向があります。

「メジャー通貨(先進国通貨)」でも昔から「高金利通貨」として人気があるのが、オーストリラの通貨である豪ドル(AUD)です。

はたしてマイナー通貨であるトルコリラ(TRY)や、南アフリカランド(ZAR)との違いはどこにあるのでしょうか?

今回は豪ドル(AUD)の特徴と、FXで高金利通貨投資への注意点についてお伝えしていきます。

豪ドル(AUD)の特徴

それではまずは豪ドル(AUD)の特徴について見ていきましょう。これらを一通り知らないと、投資で大きな損失を被るリスクもあるので、しっかり理解しましょう。

豪ドルは資源国通貨

豪ドルの一番の特徴は、「資源国通貨」だということでしょう。

資源国通貨とは、鉱物資源や農産物が国の経済を支えており、その資源価格によって通貨の価値が左右される傾向が強いのが特徴です。

オーストラリアには豊かな天然資源があり、屈指の資源国として有名です。

農業においては、小麦がメインになります。他には羊毛などが有名です。

鉱物資源では、鉄鉱石がメインで、他にも石炭やウラン、金などがあります。

そういった背景もあって、オーストラリアは長い期間に渡ってプラスの経済成長を遂げているのです。その期間はなんと、世界最長となっています。安定して+2%以上の経済成長を続けているのです。

ただし懸念材料がないわけではありません。それは輸出先の主要国として大きなカギを握っている中国の存在です。オーストラリアにおける輸出全体の30%以上を中国が占めているのです。

そのため、中国経済の影響を受けやすい状況になっています。2015年に中国株価が大暴落した際には、豪ドルも巻き込まれる形で下落しています。

2017年のGDP成長率が、7年ぶりにプラス成長の6.77%だった中国ですが、その不透明感はリスクとも考えられています。2018年のGDP成長率は6.50%と減速傾向になると予想される声も聞かれるからです。

FX初心者FX初心者

オーストラリアなのに中国の景気に左右されるんですね?知りませんでした!

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

その通り!豪ドルへ投資する上で、中国の景気動向を調べずに投資するのははっきり言ってナンセンス!中国経済が下振れすれば、豪ドルの価値も下がる危険性が高まるんだよ!

金利・安全性の高さ

2008年のリーマンショック発生前までの、オーストラリアの政策金利は、「7.25%」でした。これは現在のトルコに匹敵するほどの高金利です。

しかもオーストラリはテロなどの標的にされることはほとんどなく、地政学リスクが低い国です。経済状況も良好のため、ムーディーズ・S&P・フィッチという大手格付け会社は「AAA」という最高の評価をしています。

そのため豪ドルは、信用度が高く、「安全通貨」としてトレーダーから人気を得ているのです。

しかし、金利面ではマイナー通貨に押され気味です。

リーマンショック前の2008年に7.25%だった政策金利は、2009年には3%まで引き下げられ、2010年に4.75%まで一度引き上げられましたが、2013年には2.5%、2015年には2%となり、2016年からは「1.5%」という状況が続いているのです。

米国が1.75%(1.50~1.75)まで引き上げられたため、2018年3月以降は、米国とオーストラリアの金利は逆転現象を起こしました。

もちろん、日本やユーロ圏と比較すると、1.5%の金利は高いと言えますが、「高金利」としての豪ドルの人気は低迷してきています。

オーストラリアは「インフレターゲット」を定めており、こちらが2%~3%で想定されています。2017年のインフレ率は前年比で、1-3月期が+2.1%、4-6月期が+1.9%、7-9月期が+1.8%、10-12月期が+1.9%と、おおむね目標に届いているような状況です。

そのため2019年には、豪州準備銀行(RBA)が利上げに転じると見られており、多くの投資家が期待して注目しています。

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

ちなみに、豆知識ですが、オーストラリアドルのことを、市場参加者の間では「オージー」と呼びます。そして、豪ドル円のことを、オージー円と言ったりします。

豪ドルへ投資する際の注意点

豪ドルのスワップポイントの魅力

政策金利の差があるとなると、やはり気になるのはスワップポイントです。特に金利の低い円(JPY)やユーロ(EUR)を売って、豪ドル(AUD)を買い、その金利差でインカムゲインを獲得しようと考えているトレーダーは多くいます。

トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)の方がはるかに高金利なのですが、政治情勢に不安があり、多くのリスクを伴います。それに比べてオーストラリアは信用度・安心度が高いので、リスクは低いと考えられます。

日本にあるFX取引業者の、豪ドル(AUD)のスワップポイントはどれくらいなのでしょうか?

1万通貨あたりで、最も高いスワップポイントを付けている取引業者では、1日当たりのスワップポイントが「50円」となっています。多くの取引業者が40円台です。

スプレッドは広いところでは、6.0銭という取引業者もありましたが、最も狭い取引業者では「0.7銭」となっています。大手取引会社はこのラインで横並びですね。

仮に1日あたりのスワップポイントが45円だとすれば、1年間(365日で計算)での利益は約1万6千円になります。

中・長期的な投資のために10万通貨のポジションを保有すれば、1年間で約16万円の不労所得が期待できるというわけです。

 

高金利通貨であるトルコリラについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

記事:トルコリラをFXでほったらかして金利不労所得を得る方法と注意点

記事:トルコリラ円はどこまで下がるのか?急落の原因と今後の見通し

スワップトレードのリスク

「豪ドル/円」(AUD/JPY)は、2018年5月30日午前9時の時点で、1豪ドル81.26円という為替レートになっています。

仮に何かしらの要因で急落した場合、豪ドルはどこまで値を下げるのでしょうか?

2008年のリーマンショック時が、最安値となっており、1豪ドル55円付近です。豪ドルの場合は、急落してもこの辺りが一旦の底になると考えらえます。

もし今からここまで値を下げた場合、1万通貨のロングポジションだと、約26万円の損失になります。レバレッチを効かせて10万通貨のロングポジションを保有していたとすると、約260万円の損失ですね。

260万円の含み損となると、個人投資家であれば、まずその前にストップロスになっているはずです。損切りできていないのならば、ここまで含み損を抱えると、強制ロスカットになる可能性が高いでしょう。

こう考えてみると、スワップポイントによるリターンよりも、為替差損によるリスクの方がはるかに大きいのです。

もしもの時の事を考えて、「ポジションの量をコントロールする」、「レバレッチを低く抑える」ことがリスク管理には重要になります。

いかに安全性が高い豪ドルであっても、スワップポイント狙いで多くのポジションを保有しているのは、とてもリスクが高いことだと認識しておきましょう。

まとめ

米国のトランプ政権は、2018年3月に鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発動しました。オーストラリアは適用除外になってはいますが、世界的には鉄鉱石の価格下落が警戒されています。

豪ドルに投資することによって、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の両方で利益を得たいと考えているのであれば、豪ドルオーストラリアの景気動向がどう動くのか、利上げは期待されているように行われるのか、という点を見極める必要があるでしょう。

決して「値頃感」や「スワップポイント」につられてトレードすることのないように注意しましょう。

スワップポイントについてや、リスク管理について、もっと基本からしっかりと勉強したいのであれば、無料学習コンテンツ「FXトレーディングカレッジ」をぜひ有効活用してください。



今だけライン分析の特別教材(計91ページ・約3時間の動画講義)を限定キャンペーンで無料プレゼント中!
FXブロードネット