今回の記事でわかること

  • 元為替ディーラーが厳選したおすすめFX本
  • 各分野(入門、テクニカル分析、資金管理など)のおすすめ本
  • FX本を選ぶ際の注意点や学習方法

FXをこれから始める方や、更に実力をつけようと思っている方は、知識を身につけるために「自分に合った良い本はないかな~?」とお考えでしょう。

しかし、いざ書店に行くと、FX関連の本がズラリと並んでおり、本と書籍がたくさんあり過ぎてどれが自分に合った本なのかよく分からないですよね?

 

「副業で〇億円を稼いだ方法!」
「最強のトレード手法!」

などなど、中には、読み物としては面白いけど、筆者の自慢話や使えない情報ばかりで、読んでも何の得にもならない価値の無い本も多く存在します。

それらの本を選んでしまうと、時間とお金を無駄にしてしまうどころか、最悪の場合、誤った知識を身に付けて大切な資金を失ってしまう可能性もあるのです。

 

しかし、ご安心下さい。

今回の記事では、メガバンクで為替ディーラーを経験、現在は個人でプロトレーダー(投資家)をしている私が、プロ・アマ両方の視点から、読めば間違いなく実力がつくFX書籍だけを厳選しました。

情報があり過ぎて、どれを信じていいのか分からない人は、この記事で紹介している本だけをピックアップして読むことで、メキメキと実力を上げていくことが出来るでしょう。

この記事の執筆者
suzuki_gazou

鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了
  • 三井住友銀行の本店・香港支店にて為替ディーラー業務に従事し、投資家/経営者に転身
  • FXや米株インデックス、高配当株などで運用する億投資家
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など

詳しいプロフィールはこちら

 

FX本を選ぶ際のポイントや注意点

FX本に限らず、本を選ぶ際のポイントは、その本を「何のために読むのか」という目的を確りと設定することです。その本が何の本なのか分からないまま、すすめられるがまま買って読んでも、効果は限定的です。

そのため、今回の記事では、本をカテゴリー別、そして対象者のレベル別(一言で言えば難易度)で位置づけを明確化しております。

 

以下に、①これからFXを始める初心者が着実に中級者レベルへステップアップしていける読み方と、②中級レベルの方が、更に上級者・プロトレーダークラスへ目指したい場合のおすすめ読み方を参考までに載せてあります。

①FX初心者におすすめの読み方

FX初心者向けの本の進め方

まずは、FXの仕組みや基本を学ぶために、本記事で紹介しているFX入門書の中から1冊を選びましょう。

仕組みもろくに理解していないのにFXを始められる方がいますが、それははっきり申し上げてかなり危険ですね。

投資の世界はプロや百戦錬磨の上級者が日々しのぎを削る世界なので、何の知識やスキルも持たない初心者が稼ぎ続けられるほど、甘くはありません。FXの仕組みをしっかりと理解し、手法を身につけることは最低限必要です。

 

そして、FX入門書を読破したら、次はテクニカル分析の本(初心者向け:2~3冊)ファンダメンタルズ分析の本(初心者向け:1~2冊)を読みましょう。

為替の値動きを予想するためには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方のアプロ―チがあります。ただ、テクニカルだけしか知らない、ファンダメンタルズ分析だけしか知らない、では、圧倒的に不利になりますので、それぞれの基本を学ぶことは必須です。

実際にトレードを始める前に、どのようなトレード手法があるのかを知らなければ、トレードしようがありません。

 

その後、資金管理や心理、哲学などの本を読んで、知識を深掘りしていきましょう。

 

これからFXを始める方におすすめの読み方

  • FX入門書:1冊
  • テクニカル分析 初心者向け:2~3冊
  • ファンダメンタルズ分析 初心者向け:1~2冊
  • 資金管理:1冊
  • 心理、哲学等:1~3冊

②実力をアップさせたい中級者向けの読み方

中級者向けの本の進め方

FXトレードを既に始めている中級者の方は、難易度の高いテクニカル分析の本(中級者向け:2~3冊)やファンダメンタルズ分析の本(中級者向け:1~2冊)を読んで、スキルに磨きをかけましょう。

ただし、闇雲に情報をたくさん仕入れても、ノウハウコレクターになってしまうリスクがあるので注意が必要です。

情報を仕入れたら、必ずそれをアプトプットするクセを付けましょう。

そして、トレードと検証を繰り返すことで、初めてインプットした知識が自分のモノになると考えて下さい。

 

実力を上げたい中級者におすすめの読み方

  • テクニカル分析 中級者向け:2~3冊
  • ファンダメンタルズ分析 中級者向け:1~2冊
  • 哲学など:数冊
  • (本で学んだことの)実践と検証の繰り返し

 

残念ながらこれらの本を読んだからといって、明日からすぐに勝てるようになるかと言えば、それは難しいでしょう。

しかし、間違いなくそれは血肉となり、将来トレードで一花咲かせる上での礎となるはずです。

では、少し前置きが長くなりましたが、初心者のための入門書から紹介をしていきます。

FXおすすめ本 初心者のための入門書

これからFXを始められる方は、信頼がおけて、かつ自分が分かりやすいと思える入門書を1冊選び、それを熟読するのがポイントです。

入門書はサクッと読み、実践で使えるテクニカル分析の本に早く移った方がいいです。

そういう観点から、入門書は以下の2冊を厳選しました。

7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

7日間のレッスンを通して、豊富なイラストと会話により、スムーズにFXを理解することができ、FXの入門書としては最適です。

内容は、外国為替やFXの仕組みから、テクニカル分析、テクニカル分析と資金管理、実際の取引の仕方など、FXに必要な知識が一通りカバーされています。

これからFXを始めようという未経験者の方、FXの知識を一通り学びたい初心者の方におすすめです。

FXをこれから始める方は、とりあえずこの本を買っておけば間違いないでしょう。

元メガバンク為替ディーラーが教えるFX超入門講座

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

出版されて早々に、無料書籍の投資・金融6部門にて売れ筋ランキング第1位を獲得した当ブログの著書。

Amazon Kindleにて無料で読むことができ、FX未経験者・初心者の方のバイブル的な本として読まれております。

 

鈴木拓也鈴木拓也

FX入門書はネットやYou Tubeでも情報が簡単に手に入るので、必要な方のみ購入しましょう。もし、その費用を浮かせたい人は、無料電子書籍やタイアップキャンペーンを利用するのがおすすめです!

初心者の入門書で特におすすめの本

 

本を買う前に、FXの全体像をネット記事で知りたい人は、以下をご参考下さい。

記事:【FX入門】FXとは?基本と始め方を初心者向けに解説

FXおすすめ本 テクニカル分析

初心者初心者

テクニカル分析はどの本がいいですか?

鈴木拓也鈴木拓也

「億を稼ぐ」や「必勝」など、タイトルが過激な本は中身が薄いものが多いので、内容が濃いしっかりとした本を選びましょう!

為替レートの値動きを予想するには2つのアプローチ、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析がありますが、どちらか一方を究極的に極めても、もう片方が空っぽであれば、FXで勝つことは難しいでしょう。

しかし、FX初心者の方であれば、まずはトレードの組み立て方を学ぶためにテクニカル分析から手を付けるべきです。

ここではテクニカル分析に関するおすすめの本を紹介していきます。

テクニカル分析って何?という方は、【FXテクニカル分析とは?初心者におすすめ種類一覧】の記事でテクニカル分析について解説していますので最初にご覧ください

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

テクニカル分析の本の中でどれか一番おすすめの本を選べと言われたら、真っ先に選ぶ本はこれでしょう投資家で知らない人はいないほど、有名な本です。

先物市場と書かれていますが、先物に限った話ではなく、株やFXなど、他のプロダクトにも適用出来る本です。

内容は、ダウ理論から始まり、トレンドライン、チャートパターン、移動平均線、そしてオシレーターと、様々なテクニカル分析の手法が体系だってしっかりと解説されています。それぞれのテクニカル分析はどのようなものかの説明に加え、実際にトレードをする際の使い方等も説明されているので、間違いなく実力がつくでしょう。主要なテクニカル分析としては、「一目均衡表」と「ボリンジャーバンド」等の詳細は説明されていないので、他の本での補足が必要です。

内容は、FXの入門書を読んだばかりの初心者でも理解できる程、詳しく書かれているので初心者向けとしていますが、初心者に限らず、中級者~プロまで愛用している本です。

実際に、私の周りの為替ディーラー達も、みんなこの本は所持していました。まさにテクニカル分析の必読の書と言える一冊でしょう。

世界一やさしい FXチャートの教科書1年生

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

先物市場のテクニカル分析は高価で分厚いため、入門書から学習したい場合はこの本がおすすめ。

元メガバンク為替ディーラーの現役投資家が「FXチャート分析について基礎から実践まで体系的にまとめた入門書」です。

内容は、基本的なローソク足の読み方から、移動平均線、ライン分析、ボリンジャーバンド、一目均衡表、RSI、MACDなど、代表的なテクニカル指標の最新の使い方を一通りカバーしており、この書籍で基礎を固めて実践的な手法まで学ぶことができます。

これからチャート分析を学習する初心者にとって、まさにバイブル的な1冊と言える本でしょう。

高勝率トレード学のススメ (ウィザードブックシリーズ)

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX中級者向け

評判が良かったので、中級者レベル(テクニカル分析の基礎を一通り学んだ)になってから買った本ですが、上記「先物市場のテクニカル分析」には記載されていない、より実践に近いテクニカルの使い方が記載されていたため、初級レベルを突破したい方にはおすすめの1冊です。

タイトルに“高勝率”と付いているように、ただテクニカル分析を覚えて使うだけではFXで安定して稼げるようにならず、より勝率の高いポイントを狙ってトレード出来るようなって初めてFXで常勝トレーダーへの仲間入りが出来ます。この本では、相場の鉄則である高リスクリワードを意識したトレード手法が満載であり、一段のトレード技術の向上に役立つでしょう。

クイズを解いて勝率アップ! FX チャート&資金管理 実践トレーニング

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:中級者~上級者向け

テクニカル分析の基礎を一通り学習し終えた方で、チャートの実践問題を解いて実力アップを図りたい人向けの本。

実践的な演習問題36パターンを通して、上級者レベルの実力を身に付けることができます。

ダウ理論による相場環境認識や、マルチタイムフレーム分析を使った高勝率エントリー手法を学ぶことができます。

FX初心者にはやや難しい本ですが、何度も繰り返し学習をすることで、揺ぎ無い実力を手に入れることができるでしょう。

続高勝率トレード学のススメ

 

おすすめ度★★★☆☆ 対象者:FX中級者向け

上述の、マーセル・リンク氏の「高勝率トレード学のススメ」の続編がこちらです。前著を読んで、マーセル・リンク氏の手法に納得した人は、続けて読んでみてもいいでしょう。ただ、前著があまりにも世界的に大ヒットとなった名著で、その続編を出版社から依頼されて書いた本なので、前著と比べて密度は薄いです。

よって、無理に買う必要はなく、余裕があれば読む程度に考えておいていいでしょう。

ラリー・ウィリアムズの短期売買法【改定第2版】 (ウィザードブック)

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX中級者向け

世界的に有名な投資家で、ウィリアムズ%R(W%R)などの手法を発案したラリー・ウィリアムズ氏の著書。やや高価ではありますが、デイトレードやスキャルピングを主体とする短期トレード派にとっては必読の書と言えるでしょう。

繰り返しになりますが、「先物市場のテクニカル分析」で基礎的なテクニカル分析を一通り学んだだけでは、厳しい相場の世界で戦うには準備不足です。その後、技である具体的なトレード戦略を身に付けていく必要があるのです。本書は短期売買法と書いていますが、スイング派も読めば間違いなく実力がつく一冊です。

日本テクニカル分析大全

 

おすすめ度★★★★☆ 対象者:中級者~上級者向け(テクニカルアナリスト向け)

テクニカル分析本のラストは、日本テクニカルアナリスト協会が執筆したこの本。

専門家によるテクニカル分析の理論から手法までが説明されており、まさに大全に相応しい1冊。

ただし、この本を初心者がいきなり最初から読むのはおすすめしません。FXは受験や学問ではないので、まずは実践的なテクニカル分析の使い方を覚えるのが最優先。いくら理論を極めたところで実践的な使い方を知らなければ全く役に立ちません。

ただ、テクニカル分析を一通り学び、中級者~上級者レベルの人にとっては、その理論を再確認したい時、辞書として置いておけば、かなり役に立つ本です。

 

テクニカル分析の最後になりますが、巷では、「このテクニカル手法で必勝」などと言ったノウハウが出回っていますが、そんなものが無いのは本当のプロであれば誰でも知っています。

特に初心者の時ほど、そのような聖杯(必勝法)を追い求めてしまいがちですが、まず着実に上記の本を読んでステップアップしていきましょう。それが遅いようで一番の近道になると思います。

 

鈴木拓也鈴木拓也

テクニカル分析本で迷う方は、先物市場のテクニカル分析が特におすすめです!

FXおすすめ本 ファンダメンタルズ分析

初心者初心者

ファンダメンタルズ分析は難しそうだから、テクニカル分析だけでいいですか?

鈴木拓也鈴木拓也

相場はファンダメンタルズで動きますので、なぜ為替相場が動いたのかを理解するために、最低限のファンダメンタルズ分析は理解しましょう。

よくテクニカル分析派のトレーダーには、ファンダメンタルズは全く無視していると言っている人がいますが、そういうこと言って勝っている人に限って、実はファンダメンタルズもテクニカルと同じくらい詳しいという場合が多いです。

私もトレードの軸はテクニカルですか、必ずファンダメンタルズ(世界経済や金融政策の動向など)は追うようにしています。というのも、大きく相場を動かすのはいつの時代もファンダメンタルズであり、それをいくら「チャートがこうだからこうなった」なんて分析したところでただの後付けでしかないのです(超短期の場合は除く)。

相場の流れを決めるのは、何百・何千億という莫大な金額を動かす金融機関やヘッジファンド、そして実需の動きであり、彼らは必ずファンダメンタルズを意識しています。

少し前置きが長くなりましたが、ファンダメンタルズ本を紹介していきます。

ファンダメンタルズ分析がよく分からない!という方は、本を選ぶ前に【FXファンダメンタルズ分析の基本】の記事を先にご覧ください。

カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け(経済・金融の知識ゼロの方向け)

こちらは、金融・経済の知識が全くないという方が最初に読むべき本。日経新聞の経済面を普通に読んでいる方は必要ありません。

金利って何?通貨との関係は?インフレ・デフレ?金融政策って何?という、基本が分からない方、また、まだあいまいに理解したままの方にとっては基礎を固める上で非常に有意義な一冊です。

ちなみに私も、学生時代は理系で経済・金融の知識はゼロでしたが、メガバンクへの就職が決まり、最初に読んだファンダメンタルズ本がこの本でした。まさに経済・金融の土台を作る本であり、新人研修の時に、周りの頭の良い文系の人たちと経済の話で渡り合えたのもこの本のおかげだったかもしれません。

カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け(経済・金融の知識ゼロの方向け)

上記シリーズの日本経済編。間違いなく、セットにして購入するべき本でしょう。

第7版 投資家のための金融マーケット予測ハンドブック

 

おすすめ度★★★★☆ 対象者:FX初心者~上級者向け

三井住友信託銀行のマーケット事業部が執筆しているファンダメンタルズ分析大全とも呼べる本です。

一般の個人投資家のブログではほとんど紹介されていない本ですが、金融機関で働くマーケットのプロであれば誰もが知っているファンダメンタルズの本がこれです。

内容は、金利・為替予測の方法論から始まり、日本経済動向・経済統計の見方、米国経済動向・経済統計の見方、ユーロ圏、英国、オセアニア、エマージングと、ほぼ全ての国のファンダメンタルズが網羅されています。

例えば、FXでポンドのトレードをするのに、ファンダメンタルズを何も知らないでトレードするのは、弾丸飛び交う戦場を明かりも持たないで突っ走るのと同じ無謀とも呼べる行為です。本当に安定してポンドで稼ぎたいのであれば、英国の金融政策はどうなっているのか、経済動向はどうなっているのか、最低限の流れを把握しなければなりません。それらのファンダメンタルズを読む力に加え、テクニカルを合わせることでFXにて爆発的な利益を得ることが出来るのです。

新版 ソロスの錬金術

 

おすすめ度★★★★☆ 対象者:FX中級者~上級者向け

今や生きる伝説となった、ジョーズ・ソロス氏の著書。ソロス氏は独自の理論である「再帰性(さいきせい)の理論」で莫大な資産を築くことに成功しましたが、その理論は哲学のようなもので、非常に奥が深いです。

そして、この本も哲学的な観点から書かれており非常に難解な本ですが、伝説の投資家の考えに触れることが出来る本なので、読んで損はない一冊です。

腰を据えて、なぜソロスがそのように考えたのか等を意識して繰り返し読むと、自分の相場感が変わってくるかもしれません。

鈴木拓也鈴木拓也

ファンダメンタルズ分析の本でどれがいいか迷う方は、三井住友信託銀行の本がいいですよ!

ファンダメンタルズ分析で特におすすめの本

FXおすすめ本 資金管理

テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析によるトレード手法と同様かそれ以上に大切なのが資金管理です。

特に、FX初心者の方はこの資金管理のルールを知っておかないと、稼ぐどころかすぐにFXの世界から強制退場の憂き目にあってしまうリスクがあります。

その一方で、資金管理についてこれだ!という本があまり無いのが現状ですが、下記の本の資金管理術については参考になります。

システムトレード 基本と原則 (ウィザードブックシリーズ)

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

タイトルには「システムトレード」とありますが、システムトレードだけではなく、トレード全般について書かれた本です。

特に、資金管理と売買ルールの章は必見で、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析の次に読む本としては、これが挙げられます。この本を読破すれば、今までノリや感でトレードしていた方も、トレード戦略を自分の中で組み立て実行するという、新たなステージへ突き進むことが出来ます。

FXおすすめ本 心理・メンタル

初心者初心者

FXで稼ぐには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析以外に、メンタルのコントロールも大事ですよね!

FXトレードで勝つためには、感情によるトレードへの影響を最小限に抑えることが必要不可欠です。感情「望み、強欲、怒り」に支配されたままトレードをすれば、それは破滅への一歩を進んでいるのと同じです。

「心理・メンタルをコントロールする」、一言で言えば簡単ですが、感情が無い人間にでもならない限り、それを極めるのは相当難しいでしょう。

ここでは、相場の世界で有名な心理・メンタルの本を紹介していきます。

ゾーン — 相場心理学入門

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者向け

心理系の本で最も有名なのがこの「ゾーン」です。ゾーンとは、「恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、淡々と直感的に行動し、反応し、ただその瞬間に「するだけ」の境地、」という意味でまるで漫画の世界に出てくるような言葉ですが、世界的な名著です。

ただ、投資家であれば誰もが目指している絶対的な境地であり、そのような状態が実現できれば恐ろしい程のリターンを手にできるかもしれません。

注意点は、多くのレビューにもあるように、翻訳のせいか結構読みにくい本で、読破するにはそれなりの根気が必要です。それなりの覚悟を持って、じっくり読むという気持ちで購入することをおすすめします。

 

ゾーン ──勝つ相場心理学入門 [MP3版] (<CD>)

FXおすすめ本 投資の哲学・真髄

鈴木拓也鈴木拓也

以下の本には、投資で勝ち続けるためのエッセンスが詰まっています。何度読み返しても勉強になる本です。

投資の哲学・真髄は普遍的なものであり、100年前も今も、そして将来も変わらないのかなと思います。

以下で紹介する本は、その投資の哲学・真髄を学ぶのに最適な本です。何度も読み返し合いバイブルであり、読めば読むほど、自分の血肉となり、トレードの実力は向上するでしょう。

デイトレード

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者~上級者向け

タイトルがデイトレードとあり誤解を与えてしまうのですが、デイトレードの具体的な手法やトレード戦略はあまり記載されていません。

それよりも、トレードにおける心構えや投資哲学の方に重点が置かれており、FXを始めたばかりの初心者も、そして中級者~上級者まで幅広い層に役に立つ本です。特に、トレードを始めてある程度経ってから再度読み直すと、新たな発見や同意する点が見つかり、何でも読み返したい本です。

まさに、投資哲学の必読書と呼べる本でしょう。

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣

 

おすすめ度★★★★★ 対象者:FX初心者~上級者向け

投資家であれば誰もが知っている本と言えば、この本でしょう。過去の偉人たちがどのような考えで、投資で成功してきたかに触れることが出来る名著です。本気で相場の世界で大成功を収めたいなら、過去の人たちの考え方、手法、哲学等を知ることは必要不可欠であり、それなくして成功をすることは難しいです。

また、この本はかなり昔の本ですが、その後もシリーズ化され続編が発行されているので、こちらも必見です。

マーケットの魔術師 エッセンシャル版–投資で勝つ23の教え

マーケットの魔術師【株式編】《増補版》米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣 (ウィザードブック)

新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 (ウィザード・ブックシリーズ)


続マーケットの魔術師 (ウィザードブックシリーズ)

マーケットの魔術師 システムトレーダー編~市場に勝った男たちが明かすメカニカルトレーディングのすべ (ウィザード・ブックシリーズ)

投資苑 - 心理・戦略・資金管理

 

おすすめ度★★★★☆ 対象者:FX初心者~上級者向け

そして、最後に紹介したのがこの「投資苑」。個人・集団の心理から、テクニカル分析、リスク管理まで幅広にカバーしている、言わずと知れた名著です。

かなり効果で分厚く読み応えがありますが、読めば間違いなくレベルアップ出来るでしょう。

投資苑2 トレーディングルームにようこそ (ウィザードブックシリーズ)

鈴木拓也鈴木拓也

投資哲学の本で迷ってしまう方は、「デイトレード」がおすすめですよ!

投資哲学で特におすすめの本

トレードスタイル別のおすすめ本(番外編)

ここからは番外編となりますが、トレードスタイル別におすすめの本を紹介していきます。

トレードスタイルとは、ポジションを保有する時間に応じて、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期トレードの4つに分類されます。

4つのFXトレードスタイル
トレードスタイルトレード時間の目安
スキャルピング数秒~数分
デイトレード数時間~1日
スイングトレード数日~数週間
長期トレード数カ月以上

 

それでは今回は、各トレードスタイル(長期トレード以外)におすすめの本を1冊ずつ紹介していきましょう。

スキャルピングにおすすめの本

 

スキャルピングにおすすめの本は、この1冊。

スキャルピングというのは、数秒~数分で売買を繰り返す超短期トレードのことですが、スキャルピングで稼ぐには、勝てるチャートパターンを徹底的に暗記する必要があります。

この本では、FXのチャートパターンをこれでもかというくらい説明しており、全てを学習することが出来れば、スキャルのテクニックは著しく向上するでしょう。

デイトレードにおすすめの本

 

外資系銀行などで為替ディーラーを経験された小林芳彦氏による著書です。

インターバンクでのディーラー経験を活かし、デイトレードに特化して情報がまとめられており、これからデイトレードを中心に行いたい方は必見でしょう。

デイトレをするならまずは読みたい1冊です。

スイングトレードにおすすめの本

 

スイングトレードとは、数日から数週間ポジションを保有するトレード手法です。

この本は、そんなスイングトレードに特化した1冊であり、典型的なチャートパターンやトレード手法が網羅的にまとめられています。

しっかりした本なので値段も高いですが、スイングトレーダーならまずは読んでおきたい1冊ですね。

知識ゼロの初心者が最速で稼げるFX本8冊を厳選

初心者初心者

これでもたくさんあり過ぎてどれがいいか分かりません(涙)

鈴木拓也鈴木拓也

では、初心者が最短で実力をつけるための速習パックをセレクトしたよ。是非、本選びの参考にしてみてください。

以上、FXのおすすめ本を、入門書、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、資金管理、メンタル・心理、哲学・真髄、というカテゴリーに分けて紹介してきましたが、正直これでも数が多すぎてどれを選んでいいか分からん!って人もいるかと思います。

そういった方向けに、これからFXを始める初心者が最速で中級者レベルまで駆け上がるために必要な本を、それぞれのカテゴリーからセレクトしてみました。

 

これからFXを始める方は、FX会社にて口座を開設する必要があります。

おすすめのFX会社については、以下の記事をご覧ください。

FXで稼ぐには地道な努力こそが全て

ネット上には、「FX必勝法」「スマホで簡単に稼げる」などとうたう情報商材が多数出回っていますが、それらの情報を安易に信じて飛びついてしまう人は、残念ながら稼ぐことはほとんどできません。

なぜなら、FXで誰でも簡単に稼ぐ方法なんて、この世には存在しないからです。

一見地道に思えますが、コツコツとFXに関する知識を仕入れて、その仕入れ知識を今度はアウトプットし検証することで、初めて使える知識へと変わっていくのです。

相場の世界は、「知的格闘技」とよく言われます。その通り、トレードには国境の境はありませんし、性別も年齢も一切関係ありません。ただ、正しい知識・スキルを身に付けた人だけが、莫大な富を得られる事実はいつの時代も変わりませんので、そんな夢のある相場の世界に挑んでいきましょう!



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