日本では「お金は汚いもの」と考える文化がありますが、これは資本主義の社会において完全に間違った考え方です。

人生において、お金は選択肢を増やしてくれる『幸せの源』であり、お金があれば、好きな時に海外旅行にも行けたり、美味しいものを食べれたり、その他、自分の好きなことが出来たりします。こう言うと、「お金よりも大切なものがある!」と反論される方が必ずいます。確かにそうなのですが、別にそれはお金がある無しに関わらず意識すれば全員が手にすることが出来ます。健康だったり、家族だったり、趣味だったり、と、基本的に関係の無いものですね。

それではなぜ、こうも日本で「お金」についてネガティブな見方や偏見が広がっているのでしょうか?その要因の一つに、お金について今までほとんど学ぶ機会がなく育ってきたことが挙げられるでしょう。

お金に関する知識が不足しているだけで、かなり損をしていることになります。

そこで今回の記事では、お金について知識・教養を深めるために有益な、元銀行員がおすすめするマネーリテラシー本10冊を紹介していきたいと思います。

どれでも良い本で順位付けは出来ないので、気になる本があれば読んでみることをおすすめします!

お金の知識を高めるおすすめ本10冊

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

お金の教養本として一番有名なのはこの本でしょう。

51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれている超ベストセラーです。

この本では、一流大学を卒業してお金のために働く貧乏父さんと、高校も卒業せずにお金に働かせる金持ち父さんの二人を比較し、マネーリテラシーについて解説をしていきます。

いくら一生懸命に働いてもお金が増えない貧乏父さんは、まさに大企業に就職しても給与もなかなか増えず、一向に豊かになれない日本社会と似ていて印象に残りました。

10代、20代の人は、この本を読むとお金に対する価値観が変わるかもしれません。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください

投資などでお金を増やしたい人が、最初に読むべき本です。

「お金の素人」の生徒が、「お金の達人」の先生(山崎氏)に質問をするという対話形式の本ですので、読んでいてかなり分かりやすいです。

FXや株でリスクを取って大儲けする方法は書かれていません。あくまで、減らすリスクを押さえて着実にお金を増やす方法が書かれています。

いま君に伝えたいお金の話

一時期、社会を騒然とさせた村上ファンドの村上世彰氏の著書。

過去にインサイダー取引の容疑で逮捕されたり、「お金儲けは悪いことですか?」との発言で炎上したりと、色々あった方ですが、投資家としては大成功を収めた人物であり、学びが多い一冊です。

特に、将来は投資をやってお金を増やしたい人は、読んでみた方がいいでしょう。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

こちらも著名な投資家・藤野英人による本です。

「お金とは何か」
「投資する意義とは」

などについて深く掘り下げられております。

「お金儲け=悪い」という思考への批判や、ビジネス成功者ほど「清豊(豊かで清らか)」であるとの指摘など、マネーリテラシーの『マインドセット』面について非常に参考になります。

働く君に伝えたい「お金」の教養

ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEOの出口治明氏の著書。

タイトルにある通り、20代でこの先のお金について不安を抱える人向けに、答えを分かりやすく対話形式で解説しています。

また、「知る」「使う」「貯める」「殖やす」「稼ぐ」の5ステップでお金と向き合いコツを解説しており、知識が無い方でもスラスラ読める良書です。

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

テレビでお馴染みの池上彰氏による「お金の仕組み」について解説した入門書です。

給料のシステム、円高の理由、格安のからくり、ギャンブルの経済効果などなど、身近な問題を取り上げて分かりやすく解説をしています。

内容は、基礎中の基礎の本ですが、これから始めてお金について学びたい人には知っていて損はない内容です。

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

「金持ち父さん 貧乏父さん」と並ぶ、ロングセラーの一冊です。

アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士が、「億万長者とは実際どんな人々なのか?」を導き出すため、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートを実施。

その結果、億万長者に共通する「7つの法則」が導き出され、本書ではそれらについて解説されています。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

株式会社メタップスを設立し、東証マザーズに上場させた30歳未満のアジアを代表する30人にも選出された佐藤航陽氏による著書。

最近の仮想通貨やフィンテックの進歩により、従来のお金の価値が変化する中、新しい経済・資本主義について書かれた本です。

今まで紹介してきた本とは系統が違いますが、お金そのものの未来について考えたい方は読むべき1冊でしょう。

これからを稼ごう: 仮想通貨と未来のお金の話

元ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏のお金に関して書かれた著書。

ホリエモンには賛否両論の声がいつも上がりますが、今もなお、ロケット事業など新しいことに挑戦し、実績を出されている方であり、

ビジネスや投資で成功をしたい20代や30代の若手は読む価値ありの本です。

誰も教えてくれないお金の話

最後は、(日本ファイナンシャルアカデミー・泉 正人氏監修による、うだひろえさんの本。

イラストがふんだんに使われ、これからお金について勉強を始めたい初心者向けの本と言えます。

ただ、人生において大切な家計、会計、住宅ローン、保険、年金、資産運用、出産、
子育てについて、数多くの失敗を乗り越えて学んだことが解説されており、ためになる本でしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

日本では学校でお金について学びませんので、いかに自発的に勉強していくかで差が分かれてきます。

会社で働いて、コツコツ真面目に給料の一部を貯金だけする人もいれば、そのまた一部を投資に回して、お金に働かせて増やしている人もいます。

もちろん、勉強したからといって必ずしもお金が増えるわけではありませんが、行動しない限り結果は生まれません。

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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。