こんな疑問を解決!
- DMM FXの注文方法は?
- DMM FXのツールの使い方は?
今回は国内FX会社の大手である「DMM FX」で、取引の注文方法や、ツールの使い方について説明します。
FX初心者の方は、この記事を読んでDMM FXでのトレードのやり方を確認しましょう。
鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役
- 三井住友銀行で為替ディーラー業務を経験して独立
- 純資産4億円をFXや株で運用中|2023年利益+5,000万円超
- 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など
- 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
DMM FXの注文方法(基本)
DMM FXの基本的な注文方法のやり方について解説します。
基本的な注文方法は以下の3つがあります。
DMM FXの注文方法(基本)
- ストリーミング注文(成行注文)
- 指値注文
- 逆指値注文
成行注文(ストリーミング)
「成行注文」とは、リアルタイムの為替レートで売買する注文方法です。
DMM FXのトレードプラットフォームの注文タイプには、この成行注文という言葉はありません。代わりにあるのが「ストリーミング」です。
成行注文もストリーミングもほとんど同じ意味と考えて下さい。
ストリーミング注文では、最初に取引する通貨ペアを選択し(①)、注文タイプを「ストリーミング」と選択(②)します。
そして、取引する通貨数量を入力し(③)、買いまたは売り(④)を押すことで発注がなされます。
DMM FXのストリーミング注文
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文タイプを選択する
- 取引数量(Lot)を決める
- 売買方向を決める
ストリーミング注文でリアルタイムの為替レートで売買しようとしても、通信速度やサーバーの処理速度などによって、クリックした瞬間の為替レートと約定した為替レートに大きな差が生まれることがあるのです。
注文が滑るともいいますが、これを防ぎたい場合にはスリッページをOFFから適当な数値を入力して下さい。
例えば、0.8pipsと入力したら、0.8pips以上滑った場合、自動的に約定されない仕組みになっています。
しかしデメリットもあり、注文自体が成立しないので、早く売買をしたい時にチャンスを逃してしまうリスクもあります。
重要な経済指標の発表直後は変動が激しく、スリップページが発生しやすいので、あらかじめ許容範囲を設定しておくと便利です。
指値・逆指値を使いこなす
「指値注文」と「逆指値注文」は、予め決めたレートに達した時に発注がなされる注文方法です。
現在の為替レートよりも有利なレートで注文を入れるのが指値注文で、逆に今よりも不利なレートで注文を入れるのが逆指値注文になります。
これを使いこなすことができれば、PCの前にいなくても自動的に売買をしてくれます。
記事:FX注文方法の種類と特徴とは?成行・指値・逆指値・IFD・OCO
指値注文(または逆指値注文)は、最初に取引する通貨ペアを選択し(①)、注文タイプを「指値(または逆指値)」と選択(②)します。
そして、取引する通貨数量を入力し(③)、買いまたは売り(④)を選択して、注文レートを入力します(⑤)。
最後に「注文」ボタンを押せば、発注が完了です。
DMM FXの指値・逆指値注文
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文タイプを選択する
- 取引数量(Lot)を決める
- 売買方向を決める
- 注文レートを決める
また、初めてFXをされる方は、まずはDMM FXのデモ口座を使ってみるのも手でしょう。
DMM FXのデモ口座については、【DMM FXデモ取引の登録方法と使い方をFX初心者向けに解説】をご覧ください。
DMM FXの注文方法(応用)
基本的には、ストリーミング、指値注文、逆指値注文が使いこなせればFXで利益を出していくことはできます。
DMM FXではこの3種類の注文タイプ以外にも、「IFD」「OCO」「IFO」という応用系の注文方式があります。使い方はそれほど難しくはないので、何が違うのか、何ができるのかをはっきりとさせておきましょう。
DMM FXの注文方法(応用)
- IFD注文
- OCO注文
- IFO注文
IFD注文
「IFD注文(イフ・ダン)」は、通常の指値注文(逆指値注文でも可)に、利食か損切を組み合わせたものです。
IFD注文は、最初に取引する通貨ペアを選択し(①)、注文タイプを「IFD」と選択(②)して、取引する通貨数量を入力します(③)。
そして、複合一次注文の新規注文にて、買いまたは売り(④)を選択して、注文レートを入力します(⑤)。
次に、複合二次注文の決済注文にて、注文レートを入力します(⑥)。決済注文は、複合一次注文が「買」なら「売」、複合一次注文が「売」なら「買」となります。
最後に「注文」ボタンを押せば、発注が完了です。
DMM FXのIFD注文
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文タイプを選択する
- 取引数量(Lot)を決める
- 売買方向を決める(複合一次)
- 注文レートを決める(複合一次)
- 注文レートを決める(複合二次)
OCO注文
「OCO注文(オーシーオー)」は、片方の注文が約定したら、もう片方の注文は自動的に取り消されるというものです。
つまり指値の決済注文と逆指値の決済注文を同時に設定しておき、予想通りに変動したら利益確定、予想に反した場合は損切するというものです。
OCO注文を発注するには、最初に取引する通貨ペアを選択し(①)、注文タイプを「OCO」と選択(②)して、取引する通貨数量を入力します(③)。
そして、複合一次注文の新規注文にて、買いまたは売り(④)を選択して、注文レートを入力します(⑤)。
次に、複合二次注文のOCO決済注文にて、利食いと損切りのレートと入力します(⑥)。
最後に「注文」ボタンを押せば、発注が完了です。
DMM FXのIFO注文
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文タイプを選択する
- 取引数量(Lot)を決める
- 売買方向を決める(OCO1)
- 注文レートを決める(OCO1)
- 注文レートを決める(OCO2)
IFO注文
「IFO注文(アイエフオー)」は、IFD注文とOCO注文を組み合わせたものです。
指値注文(逆指値注文)をして、利益確定と損切の注文も同時に入れます
IFO注文を発注するには、最初に取引する通貨ペアを選択し(①)、注文タイプを「IFO」と選択(②)して、取引する通貨数量を入力します(③)。
そして、OCO1にて、買いまたは売り(④)を選択して、注文レートを入力します(⑤)。
同様に、OCO1にて、買いまたは売りと、注文レートを入力します(⑥)。
最後に「注文」ボタンを押せば、発注が完了です。
DMM FXのOCO注文
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文タイプを選択する
- 取引数量(Lot)を決める
- 売買方向を決める(複合一次)
- 注文レートを決める(複合一次)
- 決済のOCOを入力する(複合二次)
DMM FX 基本的な使い方のまとめ
FX初心者はどうしても「含み益が出たらすぐに利益確定したい」「含み損が出ても為替レートが戻るまで耐えたい」という傾向が強いです。しかし、損大利小のスタイルではなかなかFXをトータルで勝つことができません。
メンタルや感情に左右されてトレードしてしまう癖がある人は、計画に沿った利食や損切の幅で注文を入れるように心がけ、そのルールを乱さないように徹底してみましょう。チャートをずっと眺めていると常にエントリーしたい、ここでエグジットした方がいいのではないかと迷いがちですので、IFOの注文を入れたら、よほどの事態が発生しない限り、見守るという姿勢も大切になります。
ぜひDMM FXの注文機能を有効に活用して、大切な資産を増やしていってください。
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