こんな疑問を解決!

  • FXの注文方法の種類は?
  • それぞれの特徴や仕組みは?
  • FXで注文はどんな使い方をするの?

今回はこんな疑問を解消していきます。

FX初心者にとっては、注文方法は見たこともない専門用語で最初は難しいと感じるでしょう。

しかし、FXの注文方法を知らずして、取引を始めることは出来ません。

それぞれの注文を理解し、トレードで適切に使うことで、利益を伸ばしたり損失を限定させたりと、初めてFX取引が出来るのです。

そこで今回は、FX初心者・入門者の方向けに、FX注文方法のそれぞれの特徴と使い方について徹底解説していきます。

この記事をじっくり読んで、FX注文方法の全てを理解するようにしましょう。

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

FX注文方法の種類と仕組みを動画で学ぶ

FX注文方法(指値、逆指値、OCOなど)の仕組みを動画解説(約14分)していますので、ご覧ください。

 

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

動画をご覧になった方も、文章で復習すれば理解が増しますよ。

FX注文方法の基本的な種類3つと使い方

まずは、FX注文方法の中でも基本的な以下3つの注文方法について解説していきます。

基本的な注文方法3種類

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文

 

そして、記事後半の「FX注文方法の応用的な種類3つと使い方」で解説する応用的な3つの注文方法は、上記注文方法を組み合わせて作られたものです。

応用的な注文方法3種類

  • IFD(イフダン)注文
  • OCO(オーシーオー)注文
  • IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

成行注文

成行注文とは、どんな価格でもいいから買いたいもしくは売りたいという場合に出す注文方法です。

成行注文を出した時点ですぐに成約になりますので、例えば今がチャンスだと考えた時に使用する注文方法になります。

価格の急変動をとらえて利益を出すトレーダーは、この成行注文を使ったトレードが基本となります。

ただし、注意点として成約価格はいくらになるか分からないので、相場が急変動している最中に成行注文をすると、「思っていたより悪い価格で成約した」なんてケースもあります。

成行注文の仕組み

成行注文の仕組み

  • 成行注文はどんな価格でもいいので今すぐ注文を成立させたい時に使用する
  • メリット:相場が動いた時などチャンスを逃さない
  • デメリット:価格がいくらになるか分からない点に注意が必要

指値注文

指値注文とは、例えば、今の価格が100円の時に「99円まで下がったら買いたい」もしくは「101円まで上がったら売りたい」というように、現時点の価格よりも有利な価格での売買を希望するときに使用する注文方法になります。

価格が変動し、うまくいけば自分の希望していた価格で売買をすることが出来ますので、成行注文をするよりいいケースもあります。

しかし、希望する価格になかなか近づいて成約せず、結局エントリーの機会を逃してしまうこともありますので、どの価格に指値の注文を置くかを見極めることがポイントとなります。

指値注文の使い方としては、例えば下図のように「99円まで価格が下がったら新規で買いたい」という新規エントリーでも使えますし、99円でドル買い円売りのポジションを最初から持っていて「100円になったら利益確定の決済をしたい」という場合にも使えます。

指値注文の仕組み

指値注文の仕組み

  • 指値注文は新規もしくは決済において、希望する価格で買いたい(売りたい)場合に使用する注文方法
  • メリット:希望する価格で成約する
  • デメリット:いつ成約するか分からず、収益機会を逃してしまう可能性がある

逆指値注文

そして、基本的なFX注文方法の3つ目が、逆指値注文です。これは上記2つと比べて少し複雑なので、詳しく説明していきます。

逆指値注文とは、価格が現時点の価格よりも高くなったら「買う」、価格が現時点の価格よりも安くなったら「売る」という注文方法です。

先ほどの指値注文は、価格が現時点の価格よりも高くなったら「売る」、価格が現時点の価格よりも安くなったら「買う」というものでしたので、買いと売りが逆になっていますね。

では、この逆指値注文はどのような使い方があるのでしょうか?

逆指値注文の使い方には、以下の3つがあります。

逆指値注文の使い方

  • 損切り(ロスカット・ストップロス)
  • 利益確定(利食い)
  • 新規エントリー(ストップエンター)

① 損切り(ロスカット・ストップロス)

逆指値注文の最も一般的な注文は、この「損切り」でしょう。

損切りは、ロスカットやストップロスとも言ったりします。

例えば下図のように100円で買ったけど、その後価格が下がってきたという時に、価格が99円まで下がったら諦めて売り決済をしたい、という場合に使用します。

ずっと相場を見ることが出来ないサラリーマンなどの兼業トレーダーも、逆指値注文をセットしておけば、損失を限定してリスクを抑えることが出来るんですね。

逆指値注文による損切り

② 利益確定(利食い)

そして、逆指値注文は損切り以外にも、利益確定(利食い)をする時にも使えるのです。

例えば、99円で買って一時は101円近くまで価格が上昇しましたが、その後下がってきて雲行きが怪しくなってきたケース。

この時も、100円まで下がったら「売る」ということで逆指値の注文を置くことが出来ます。

この場合、買いの価格が99円なので、100円まで下がったら売るということは利益を守る利益確定(利食い)の注文ということになります。

逆指値注文による利益確定

もし混乱するようでしたら、もう一度以下の点を整理するといいでしょう

  • 指値注文:価格が現時点の価格よりも高くなったら「売る」、価格が現時点の価格よりも安くなったら「買う」という注文方法
  • 逆指値注文:価格が現時点の価格よりも高くなったら「買う」、価格が現時点の価格よりも安くなったら「売る」という注文方法

③ 新規エントリー(ストップエンター)

では、最後の使い方としては、新規エントリー(別名、ストップエンター)で使う事が出来ます。

ちなみに余談ですが、これは私が得意としているトレード手法の一つで、「ここまで価格が来れば一気に動くだろう」というポイントを探し当てて置きますので、決まればほとんど勝てています。また、プロの為替ディーラーも結構使っている人がいるまさに上級者向けのテクニックです。

どういうものかというと、例えば、価格が99円~100円のレンジで推移しており、「100円を上へ抜ければ一気に上昇しそうだ」という時に、「100円になったら買い」という逆指値の注文をセットしておくのです。

そうすると、予想通り価格が100円に到達した時に、買い注文が成約しますので、相場がそのまま上昇すれば、その波に乗ることが出来るのです。

逆指値注文による新規エントリー

逆指値注文の仕組み

  • 使い方:損切り、利益確定、新規エントリーの3つの使い方がある
  • メリット:損失を限定するだけでなく、利益を守ることや、新規のエントリーにも使用できる
  • デメリット: 指定した価格と実際の成約価格にズレが生じる時あり

 

逆指値注文は、FXで最も重要な資金管理を行う上でも必須です。資金管理については、以下で学習できます。

関連記事:【知らないと破産!】FXの正しい資金管理とリスク管理方法を解説

FX注文方法の応用的な種類3つと使い方

基本的な3つの注文の種類(成行、指値、逆指値)が理解出来たら、次は応用となるIFD(イフダン)、OCO(オーシーオー)、IDFOCO(イフダンオーシーオー)の注文の種類を学びましょう。

応用的な注文方法3種類

  • IFD(イフダン)注文
  • OCO(オーシーオー)注文
  • IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

IFD(イフダン)注文

IFD(イフダン)注文とは、二つの注文を一緒に出して、一つが成約したら、自動的にもう一つの注文がセットされる注文方法のことです。

例えば、「99円になったら買いたい。そしてその後、101円になったら売りたい」という場合、IFD注文を使えばそれらの注文を同時にセットして出すことが出来ます。

ここでポイントはIFD注文では最初の注文が成約しない限り、二つ目の注文は現れないということです。

もしIFDを使わずにバラバラに二つの指値を置いてしまったら、買ってもいないのに、二つ目の利益確定の売りだけが新規で成約してしまう可能性もあるのです。

IFD注文の仕組み

また、一つ目の注文は新規買い(もしくは売り)ですが、二つめの注文は利益確定の指値注文でも損切りの逆指値注文でもどちらでも選択できます。

例えば、上記の例でいくと、99円になったら買い、もし98円になったら損切りをしたい、という場合であれば、二つ目の注文を98円の逆指値にすればいいのです。

IFD(イフダン)注文

  • 使い方:時間が無い人が新規と決済の注文を同時に出したい時に使用する
  • メリット:時間が無いサラリーマンでも使える有効な手段
  • デメリット: 二つ目の注文が利益確定もしくは損切りの一方にしか使えない

OCO(オーシーオー)注文

OCO(オーシーオー)注文は、利益確定と損切りの二つの注文を同時に出して、どちらかが成約したらもう一方はキャンセルになるという注文方法です。

例えば、下図のように最初に100円で買ったポジションがあるとして、その後、101円になったら売り(利益確定)、逆に99円なったら売り(損切り)の注文を一緒に出したい場合に有効です。

相場をずっと見ることが出来ない人は、OCO注文を置くことで、相場が逆に動いたら損失も限定することが出来ますし、逆に相場が有利な方に動いたら利益を確保することも出来るのです。

OCO注文の仕組み

OCO(オーシーオー)注文

  • 使い方:利益確定と損切りの二つの注文を同時に置きたい時に使用する
  • メリット:時間が無いサラリーマンでも使える有効な手段
  • デメリット: どの水準に注文を置くか見極めが必要

IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

そして最後のIFDOCO(イフダンオーシーオー)注文は、その名の通り、IFDとOCOをくっつけたオーダーです。

少し混乱してきた方も、一つ一つ整理していけば理解できるはずです。

具体例を見ると、下図のように「100円になったら買いたい」という注文に、それが成約したら「101円になったら売り(利益確定)、99円なったら売り(損切り)」のOCOをくっつけています。

もちろん、最初の「100円になったら買い」の注文が成約しない限り、後のOCO注文は発動しません。

IFDOCO注文の仕組み

IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文の特徴

  • 使い方:新規の買い(または売り)の注文が発動したら、自動的に利益確定と損切りの二つの注文を同時に置きたい時に使用する
  • メリット:時間が無いサラリーマンでも使える有効な手段
  • デメリット: IFDやOCOよりも更に複雑であり、どの水準に注文を置くか見極めが必要

FX注文方法の6種類まとめ

今回はFX注文方法の6種類の特徴やその使い方に関して説明しました。

FX注文方法

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • IFD(イフダン)注文
  • OCO(オーシーオー)注文
  • IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文

それぞれの注文方法をしっかりと理解して、適切な使い方をすることによって、FXの勝率をアップさせることが出来ます。

FX注文方法には、今回説明した6つがメインなので、いずれも100%理解を目指し、使いこなせるようにしていきましょう。

 

FX初心者が最初に読むべき入門8記事

この次は、「ファンダメンタルズ分析」の記事をご覧ください。



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