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FXで稼ぐためには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のどちらが有効なんでしょうか~・・・?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

う~ん、それはその人のトレードスタイルや能力・経験にもよるから一概には言えないかな。でも、トレード戦略に応じてどちらを優先するべきかは、はっきりするけどね。。

為替相場の将来の値動きを予想するアプローチとしては、チャートを使ったテクニカル分析と、経済や金融政策の動向で判断するファンダメンタルズ分析の2つがあります。

ではFXで稼ぐためには、その2つのうちどちらを重要視すればいいのでしょうか?ファンダメンタルズ分析のみでFXで勝つことは可能なのか?もしくは、テクニカル分析のみFXで勝つことは可能なのか?

今回の記事では、大手銀行で為替ディーラーを経験し、現在はFXトレーダーとして活躍する日本証券アナリストでもある筆者が、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いと、どちらが有効なのかを徹底的に解説します。

1. テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違い

まずは、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のそれぞれの違いについて理解しましょう。

テクニカル分析とは、チャートを使って、過去の値動きから、将来の方向性や価格の水準を予想する分析手法です。テクニカル分析は、相場の方向性を把握する「トレンド系」と、買われ過ぎや売られ過ぎを判断する「オシレーター系」の2種類に分けることが出来ます。

一方、ファンダメンタルズ分析とは、世界経済の動向や金融政策、政治情勢などを考慮し、将来の為替相場の値動きを予想する手法です。ファンダメンタルズ分析のカバーする領域は広く、ドル円であれば日本と米国の経済や金融政策の動向は当たり前ですが、その他の国のユーロ圏や新興国の経済や金融政策の動向も、間接的にドル円の値動きに影響していきます。

 

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
テクニカル分析:チャートにより将来の値動きを予想する方法
ファンダメンタルズ分析:経済や金融動向から将来の値動きを予想する方法

 

※テクニカル分析についての詳細は、記事:FX初心者の超分かりやすい入門講座「テクニカル分析とは?」(第3回)、もご覧ください。
※ファンダメンタルズ分析についての詳細は、記事:FX初心者の超分かりやすい入門講座「ファンダメンタルズ分析とは?」(第2回)、もご覧ください。

2. テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のどちらが重要か?

では、ここでテクニカル分析とファンダメンタルズ分析のどちらが重要なのでしょうか?もちろん、どちらも極めるに越したことはないのですが、今回の記事では、特に個人投資家(FXトレーダー)が利益を上げる上で、ということに焦点を当てて考えてみたいと思います。

2.1 為替相場を動かすのはファンダメンタルズ

まず、為替相場の大きなトレンドを決めるのは、テクニカル的な要因ではなく、常にファンダメンタルズ的な要因であることを頭に入れておかなければなりません。

テクニカルトレーダーは、各テクニカルポイントを意識してトレードを行うため、短期的には為替相場がそれらのテクニカル的な要因で動くということはあり得ます。

例えば、何度も反転しているレジスタンスラインがあったとし、そのラインで反転したり、またはブレイク後に一気に上昇したりするのは、テクニカル的な要因がマーケットで意識されているがために起こる現象です。

しかし、それが大きな流れ、つまりトレンドを決めることはあまりないと言っていいでしょう。

なぜなら、マーケットの主要プレイヤーである、機関投資家やヘッジファンドは、テクニカル的要因だけで巨額の資金を動かすことはありません(一部のヘッジファンドは除く)。彼らが動く時は、必ずそれに裏付けされたファンダメンタルズの要因がある時です。

ファンダメンタルズ的な要因で相場の主要な流れが決まり、チャートが形成される。

2.2 ファンダメンタルズ分析で個人が戦うのは難しい理由

では、個人投資家もファンダメンタルズ分析でトレードをするべきなのでしょうか?

これについては、私の考えでは、個人がファンダメンタルズ分析でトレード戦略を考えても勝つことはかなり難しいのかなと思います。私も金融機関の為替ディーラーから個人トレーダーになった時に一番苦労したのが、手にできる情報量が格段に減ったことです。

プロの時は、各外資系の証券会社から高品質のマーケットレポートがこれでもかという程送られてきて、情報に困ることはありませんでした。また、金融機関の人間が使用するBloomberg等の情報端末(1台数百万円は年間かかると噂)では世界中のニュースが瞬時に流れてくるので、例えば為替レートが誰かの発言や何かの事件で急に動いた時などは、その理由が一瞬にして把握出来ました。

しかし、個人1人でこれらをプロ並みにそろえるのは難しく、やはり情報量という点では圧倒的に不利な戦いを強いられるわけです。

2.3 テクニカルとファンダメンタルズの比率

では、個人のFXトレーダーは全く勝てないかと言われればそうではなく、テクニカル分析が土俵である、スキャルピングやデイトレードを主体に戦えばいいわけです。

下図は、トレードスタイル毎のテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の比率の目安を示したものですが、数分から数十分でトレードするスキャルピングではファンダメンタルズ分析の知識はほぼ必要ありません。

また、デイトレードも相場の流れを見る時は多少は必要ですが、エントリーから利確のタイミングまで、ほぼテクニカルが中心となります。

一方、スイングから長期のトレードでは、ファンダメンタルズ分析の比率を増やした方が勝率は上がります。もちろん、テクニカルだけで勝てている人もいると思いますが、先ほど説明した通り、相場が大きく動く裏には、必ず何かファンダメンタルズ的な要因がありますので、それを無視する理由はないでしょう。

※FXのトレードスタイルに関する詳細は、記事:FX初心者の超分かりやすい入門講座「トレードスタイル(種類)」(第5回)、をご覧ください。

3. まとめ

相場を予想するアプローチには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2つがあります。

相場の大きなトレンドを決めるのはファンダメンタルズであり、それを無視して戦うのは、明かりも付けないで戦場に行くのと同じです。しかし、ファンダメンタルズ分析のみで個人がFXで稼ぐのは難しいです。

FXトレーダーは、各トレードスタイルに応じてテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の比重を調整するアプローチが有効なのかと思います。


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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。