こんな疑問を解決!

  • MACD(マックディー)はどんなインジケーターなの?
  • MACDの設定値は何がいいの?
  • MACDを使ったFXのトレード手法は?

今回はこんなお悩みを解決していきます。

MACD(マックディー)はオシレーター系のテクニカル分析の一つです。

世界中のトレーダーに使用されている分析手法であり、MACDを使うことでトレンドの方向性を見極めることが出来るようになります。

つまり、MACDを使いこなせれば、FXでも株でも、仮想通貨でも、相場から利益を上げることが出来るというわけです。

今回の記事では、そんなMACDとはどんなテクニカル分析なのか?また、どのような見方で、どのような使い方があるのかをプロが全て解説していきます。

MACDを勉強したい人は、この記事を完璧に理解できれば驚くほどFXの実力を高めることが出来るでしょう。

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

MACDの見方や使い方を動画で学ぶ

MACDの仕組みや使い方について動画で解説(約10分)をしていますので、見られる方はご覧ください。

もし動画が見れない方も、記事で全て解説していますので、この後を読み進めていきましょう。

 

この動画で分かること

  • MACDの仕組み
  • MACDの売買シグナル

MACDとは

MACD(マックディー)とは、Moving Average Convergence and Divergenceを省略したもので、日本語では「移動平均収束発散法」と呼ばれています。

これだけ読むと意味不明だと思いますので、かみ砕いて解説をしていきますね。

MACDの仕組み

MACDの仕組みは非常にシンプルです。

MACDは、2つの期間の指数平滑移動平均線(EMA)の差をとった「MACDライン(以降、単にMACDと表記)」と、MACDラインの移動平均線である「シグナル線」から構成されています。

つまり、移動平均線をより発展させたものが、MACDなのです。

移動平均線の意味を理解したい人は、以下の記事で説明していますのでご参考下さい。

記事:FXで移動平均線の高勝率な使い方や設定と手法を公開【完全版】

 

以下のチャートでは、12EMA(青線)と26EMA(ピンク線)、そして、MACD(灰色)とシグナル線(赤線)が表示してあります。

そして、MACDは単純に、26EMAと12EMAの差分を表示したものなのです。

また、シグナル線は、MACDの期間9の移動平均線を表示したものです。

MACDは26EMAと12EMAの差分を表示したもの

MACDの構成

  • MACDライン:2つの期間の指数平滑移動平均線の差分
  • シグナル線:MACDラインの移動平均線
鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

MACDの仕組みが理解できると、実は単純なテクニカル指標であることに気づくでしょう。

(※さらに、MACDとシグナル線の差をヒストグラムで表示させる場合もありますが、無くても問題ありませんので今回は掲載しません。)

MACDの設定値

MACDの設定値ですが、初心者の方におすすめの設定値は以下の数値となります。

MACDのおすすめ設定値

  • MACDライン:期間12と期間26
  • シグナル線:期間9

 

これ以外の設定値を使っても構いませんが、上記は一般的に使用されている数値であり、他の数値を使う場合には、自分で最適化(検証)をする必要があります。

最適化は非常に大変なので、一般的な数値で全く問題ありません。

MACDの3つの使い方(売買シグナル)

では、どのようにMACDを使っていけばいいのでしょうか?

MACDの主な売買シグナルには、以下の3つがあります。

MACDの売買シグナル3つ

  • MACDのゼロラインとのクロス(ゴールデンクロス・デッドクロス)
  • MACD自体の傾きの変化
  • MACDとシグナル線とのクロス

MACDとゼロラインとのクロス

最初の使い方は、MACDとゼロラインとのクロスを見ることです。

先ほど、MACDは、12EMAから26EMAを引いたものであることを説明しました。

つまり、MACD=12EMA-26EMA=0になる時は、12EMAと26EMAが交差している時であり、それは移動平均線のトレード手法の一つである「ゴールデンクロス・デッドクロス」と同じシグナルであることを示しています。

下図のチャートのように、MACDが下から上へゼロラインを交差すれば、それはゴールデンクロスと同じであり、買いシグナルとなります。一方、MACDが上から下へゼロラインを抜ければ、デッドクロスと同じであり、売りのシグナルとなるのです。

MACDとゼロラインとのクロス

MACDのゼロラインとのクロス

  • MACDが下から上へゼロラインを上抜けすれば買いシグナル
  • MACDが上から下へゼロラインを下抜けすれば売りシグナル
鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

一つ目の手法は、単に移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスと同じですね!

MACD自体の傾きの変化

二つ目の使い方は、MACD自体の傾きの変化を見る事です。

下図のチャートのように、MACDがプラスの領域にあり、かつ右肩上がりに上昇している領域(赤塗)では、短期EMAが長期EMAからどんどん離れている状態であり、上昇トレンドの勢いが強いことを示します。

つまり、押し目があれば、積極的に買いでエントリーしたい局面です。

一方、青塗の領域では、MACDが右肩下がりとなり、これは短期EMAと長期EMAの幅がどんどん狭くなっている状態であり、上昇トレンドの勢いが落ちて、レンジ相場に入りつつあることを示しています。

なので、この時であれば、トレンド転換のリスクを考える必要があり、買いエントリーは慎重になった方がいいかもしれません。

MACDの傾き変化

上図では、MACDがプラスの領域、つまり上昇トレンドのケースを説明しましたが、これはMACDがマイナスの領域で下降トレンドの場合おいても、そのまま当てはまります。

 

MACD自体の傾きの変化(MACDがプラスの領域)

  • MACDが上向きならば、上昇トレンドの勢いが強く、買いエントリー検討
  • MACDが下向きならば、トレンド転換のリスクを警戒

MACD自体の傾きの変化(MACDがマイナスの領域)

  • MACDが下向きならば、下降トレンドの勢いが強く、売りエントリーを検討
  • MACDが上向きならば、トレンド転換のリスクを警戒
鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

二つ目の手法は、MACDオリジナルの手法ですね。ポイントは、MACDがプラスなのかマイナスなのかと、向きを確認することです。

MACDとシグナル線のクロス

最後、3つ目の使い方は、MACDとシグナル線のクロスです。

先に、売買シグナルを説明しますと、以下の通りとなります。

MACDとシグナル線のクロス

  • MACDがシグナル線を下から上へ抜ける時、買いシグナル
  • MACDがシグナル線を上から下へ抜ける時、売りシグナル

 

これは、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスと似ていますね。

具体的には、下図チャートの場合、赤い印の箇所では、MACDがシグナル線を下から上へ抜けていますので、買いシグナルの部分になります。

一方、青い印の箇所では、MACDがシグナル線を上から下へ抜けていますので売りシグナルの部分です。

シグナル線とMACDのクロスのシグナル

MACDを使い方まとめ

MACDは2つの期間の指数平滑移動平均線の差分である「MACDライン」と、MACDラインの移動平均線である「シグナル線」から構成されます。

MACDを使った売買シグナルは以下の3つがあります。

MACDの売買シグナル3つ

  • MACDのゼロラインとのクロス(ゴールデンクロス・デッドクロス)
  • MACD自体の傾きの変化
  • MACDとシグナル線とのクロス

MACDもRSIやストキャスティクスと同様に、トレンド系のテクニカル分析と一緒に使うことでより勝率を高めることが出来ます。

MACDに合ったトレンド系のテクニカル分析は、以下がおすすめですよ。

一緒に読みたい記事1:ボリンジャーバンドでFXの手法や使い方・見方を解説

一緒に読みたい記事2:一目均衡表の使い方・見方・トレードの仕方



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