相場の動きは3つしかない

為替相場の動きは、チャートを見ると一見すごく複雑そうに見えますが、分類すると以下の3つの動きに分けることが出来ます。

  •  上昇トレンド
  • 下降トレンド
  •  横ばい(レンジ)

そして、それぞれの相場の動きに対して、FXトレーダーが行う動作は、

  • 上昇トレンドの時は、買い(ロング)
  •  下降トレンドの時は、売り(ショート)
  •  横ばい(レンジ)の時は、様子見(エントリーしない)

のみです! FXトレーダーはこれらの基本動作を徹底して行うことによって、利益を積み重ねていくことが可能となるのです。

ではどうして、このようなシンプルな事にも関わらず、9割のトレーダーが負けてしまうのでしょうか?

初心者の負ける理由 その1

まず一つ目の理由が、相場の状況が分からずに、もしくは分かっていても、あえて相場に逆らって逆張りでエントリーしてしまうことが挙げられます。

例えば、明らかな上昇トレンドの相場であれば、買い主体(ロング主体)でエントリーすることが鉄則ですが、「短期的な下落トレンドを狙って売ってみよう(売①)」とか、「そろそろトレンド転換するかな?売ってみよう(売②)」と、売りでエントリーしてしまうと、一気に勝率・利益率は低下してしまいます。

※もちろん、明らかなトレンド転換のシグナルが発生した場合等は別です。

 

では、勝率・利益率の高いトレードはどのようにすればいいのでしょうか?

それは、3つの基本動作の徹底から、上昇トレンドであれば、買いから入るエントリーポイント探すことになります。

買いから入ると言っても、どこでエントリーしていいのか判断に迷いますよね?下図のように、トレンドラインが引ける場合は、反発したポイント(買①や買②)でエントリーすることを心掛けましょう。ここでエントリー出来ればぐんと勝ちやすくなります。

仮に買③で追っかけて買ってしまった場合でも、主要な上昇トレンドの波に乗っていれば、負けるリスクを軽減することが出来ます。

 

初心者の負ける理由 その2

続いて、初心者が負ける2つの目の理由は、よく分からない横ばい(レンジ)相場で、無理にエントリーを繰り返してしまうことが挙げられます。

例えば、以下のようなきれいなレンジ相場ではあれば、短期的に買いと売りを交互に繰り返すことで、簡単に利益を稼げるように思えるかもしれません。

しかし、実際の為替チャートはもっと複雑な値動きをしており、一見すると、上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、それとも横ばい(レンジ)なのか判断に迷うことが多々あります。

このようなよく分からない相場状況において、無理にエントリーをしてしまうと、すぐに損切りの痛い目に合ってしまうのです。

トレンド把握がよく出来ない場合、あんまり自信がないなという場合には、トレードを見送ることが最善の策です。

初心者トレーダーは全ての相場で勝とうとしますが、わざわざ難しい相場で勝負を挑む必要はありません。どんな相場状況で勝っても利益額は同じ、相場が難しいからと言って利益が増える訳ではありません。

 

どのように上昇・下降・横ばいを判断するのか?

ではどのように相場の3つの状況を判断していけばいいのでしょうか?
ここで役に立つのが、トレンド把握に適したテクニカル分析です。

テクニカル分析にも様々な種類がありますが、トレンド把握に適したものとしては、①ダウ理論、②移動平均線、③トレンドライン、④チャートパターン、⑤オシレーター、の5つがあります。

それらの具体的な詳細は「テクニカル分析」で説明していますので、是非参考にしてみてください。

まとめ

以上、為替相場の動きには上昇トレンド、下降トレンド、横ばい(レンジ)の3つしかなく、それらに対してトレーダーは、買い、売り、様子見の3つの基本動作しかないことを説明しました。

わざわざ難しい相場を選んでトレードする必要はありません。勝ちやすい、簡単な相場状況を選んで、勝負をするように心掛けましょう。


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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。