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FXの通貨ペアの種類ってどんなものがあるのかな~・・・?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

よし、では今回はFXで取引する通貨ペアについて説明をしていくよ!それぞれの通貨ペアの特徴や相関関係についても理解しよう!

FXでは様々な通貨ペアの取引が可能ですが、それぞれの特徴をしっかりと把握しておかないと、大きな損失を被ってしまう危険性があります。一方で、各通貨がどんな特徴があるのか、また、各通貨ペアでどのような関係性(相関関係)があるのかを理解するだけでも、それをトレードに活かし、勝率をアップすることも可能でしょう。

今回の記事では、FXトレードで欠かせない通貨ペアの種類と、主要な通貨ペアの特徴や相関関係等について解説をしていきます。

1. FX通貨ペアの種類

FXでトレード出来る通貨ペアは、FX会社毎によって異なります。日本のFX会社では、約20通貨ペアが平均ですが、海外のFX会社になると、更に取引出来る通貨ペアは増えます。

以下は、私がメインで使用しているDMM.com証券の通貨ペアの一覧となります。

通貨ペア 日本語 通貨ペア 日本語
USD/JPY 米ドル/円 AUD/USD 豪ドル/米ドル
EUR/JPY ユーロ/円 NZD/USD NZドル/米ドル
GBP/JPY ポンド/円 USD/CHF 米ドル/スイスフラン
AUD/JPY 豪ドル/円 USD/CAD 米ドル/カナダドル
NZD/JPY NZドル/円 EUR/GBP ユーロ/ポンド
CHF/JPY スイスフラン/円 EUR/AUD ユーロ/豪ドル
CAD/JPY カナダドル/円 EUR/NZD ユーロ/NZドル
ZAR/JPY 南アフリカランド/円 EUR/CHF ユーロ/スイスフラン
EUR/USD ユーロ/米ドル GBP/AUD ポンド/豪ドル
GBP/USD ポンド/米ドル GBP/CHF ポンド/スイスフラン

 

これらの中から、チャンスがある通貨ペアを探し出してトレードを行いますが、最初のうちは、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つの通貨ペアを中心に行うのがいいでしょう。また、慣れてきたら、ユーロ円、ポンド円、豪ドル、ニュージーランドドル等に手を出していくのがいいかと思います。

2. 各通貨ペアの特徴

今回は、特に主要な通貨ペアである7つの通貨ペアの特徴と関係性について説明をしていきます。

2.1 ドル円(USDJPY)の特徴

ドル円は世界第二位の取引シェアを誇る通貨ペアです。また、ユーロやポンドといった欧州通貨と比べて、値動きが緩やかであるといった特徴があります。

 

そして、東京時間はもちろんですが、欧米時間にも活発に売買が行われる通貨ペアなので、1日を通してトレード出来る通貨であるとも言えるでしょう。

ドル円のレートは、日米の経済動向や金融政策の動向に左右されます。

また、ドル円の特徴として、リスクオンになれば円安となり、逆にリスクオフになれば円高になるといった特徴があります。

 

ドル円(USD/JPY)の特徴
・他の欧州通貨(ユーロやポンドなど)と比べて値動きが緩慢
・取引量は世界第二位
・アジア時間だけでなく、欧州時間や米国時間にも活発に売買される
・日米の金融政策の動向や経済動向に影響される
・リスクオンになると円安へ、リスクオフになると円高へ推移

2.2 ユーロドル(EURUSD)の特徴

ユーロドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。ドル円と比べて、値動きが激しく、アジア時間は比較的緩やかな値動きですが、欧州時間(日本時間15時~)入りにかけて、動きが出てくる傾向にあります。

ユーロドルは、他の通貨ペアと比べて、一度トレンドが決まると、比較的その方向に動きやすいといった特徴があります。

また、ユーロドルは、欧州や米国の金融政策や経済動向に左右されます。例えば、2014年にECB(欧州中央銀行)が金融緩和を実施した際には、ユーロ安のトレンドが発生しました。また、最近ですと、2017年に入ってからは、その金融緩和からの出口が意識され、ユーロ高のトレンド(ユーロドルの上昇トレンド)が発生しています。

 

ユーロドル(EUR/USD)の特徴
・取引量は世界第一位
・アジア時間は緩慢な値動きであるが、欧州時間にかけて動意付くケースが多々あり
・比較的トレンドが続く傾向がある
・ユーロ圏と米国の金融政策や経済動向に影響される

 

2.3 ポンドドル(GBPUSD)の特徴

ポンドドルは世界第三位の取引量を持つ通貨ペアです。ドル円、ユーロドルと比べて更に値動きが激しく、1日に100pips以上動くこともざらです。値動きが激しいのでチャンスも多いですが、しっかりとリスク管理を徹底したトレードを実施しないと、大きな損失を被ってしまいます。

以下のチャートは、ポンドドルの1時間足ですが、数時間で約140pips急落し、その後、また数時間で今後は急落を全て戻して上昇しています。しっかりと戦略を持ってトレードをしないと、すぐにロスカットされてしまうリスクが高いです。

また、ポンドドルは、英国と米国だけでなく、ユーロ圏の金融政策や経済動向の影響も受けます。

一例ですが、「ユーロ圏の景気が減速している」ということになると、ユーロ売りに加えて、同じ欧州通貨であるポンドも売られることがあります。なので、よりファンダメンタルズの守備範囲は広がると考えていいでしょう。

ポンドドル(GBP/USD)の特徴
・取引量は世界第三位
・アジア時間は緩慢な値動きであるが、欧州時間にかけて動意付くケースが多々あり
・ユーロドルよりも更に値動きが激しい
・英国と米国の金融政策や経済動向に影響される
・更に、ユーロ圏の金融政策や経済動向の影響を間接的に受ける

 

2.4 ユーロ円(EURJPY)の特徴

ユーロ円はFXトレーダーに好んで取引されている通貨ペアです。ドル円に比べると値動きがやや激しくなります。また、ユーロ円のレートは、ドル円とユーロドルのレートに左右されます。

ここで、少し外国為替市場の話をすると、インターバンクの為替ディーラー同士が直接ユーロ円の取引をすることはあまりありません。そもそも、ユーロ円自体の取引量はかなり少ないため、ユーロ円を売買しようと思ったら、ドル円とユーロドルにそれぞれ分割して取引しないといけないのです。

次に、ユーロ円のレートの仕組みを説明します。

ユーロ円(EURJPY)のレートは以下の計算式で成り立っています。
ユーロ円(EURJPY) = ユーロドル(EURUSD) × ドル円(USDJPY)

例えば、EURUSD=1.1200、USDJPY=100円の時、EURJPYは、EURJPY=112円(1.1200×100)となります。

つまり、ユーロ円をトレードする際には、ユーロ円そのものに加えて、ユーロドルとドル円の動向も注視しないといけないということです。

もし、ユーロ円でロングをしようと思った時、上記式のユーロドルが上昇するか、ドル円が上昇するかしなければ、ユーロ円のレートも上昇せず、利益はあがりません。また、ユーロドルが上昇しても、それよりも大きくドル円が下落してしまうと、最終的にはユーロ円が下がり損をします。

このように、クロス円(ドルを含まない通貨ペア)の取引をする際には、ドルストレート(EURUSD、GBPUSDなどの基軸通貨ペア)とドル円のレートの両方を注意しなといけないのです。

ユーロ円(EUR/JPY)の特徴
・ドル円よりもやや値動きが激しい
・ユーロ円は、ユーロドルとドル円のレートを掛けたもの
・よって、ユーロドルとドル円の両方の通貨ペアも注意する必要がある

 

2.5 ポンド円(GBPJPY)の特徴

ポンド円は、ドル円、ユーロ円よりも更に値動きが激しい通貨ペアです。また、上記のユーロ円の場合と同じように、ドル円(USDJPY)とポンドドル(GBPUSD)のレートを掛け合わせたものがポンド円のレートとなります。よって、ポンド円のトレードをする場合には、ポンド円単体の値動きに加えて、ドル円とポンドドルの値動きにも注意しないといけません。

ポンド円(GBPJPY)のレートは以下の計算式で成り立っています。
ユーロ円(GBPJPY) = ポンドドル(GBPUSD) × ドル円(USDJPY)

例えば、GBPUSD=1.3300、USDJPY=100円の時、GBPJPY=133円(1.3300×100)となります。

ポンド円(GBP/JPY)の特徴
・ドル円、ユーロ円よりも値動きが激しい
・ポンド円は、ポンドドルとドル円のレートを掛けたもの
・よって、ポンドドルとドル円の両方の通貨ペアも注意する必要がある

 

2.6 豪ドル/米ドル(AUDUSD)の特徴

豪ドルは、ポンドドルに次いで第4位の取引量を持つ通貨ペアです。また、豪ドルは高金利通貨としても有名で、スワップポイントがやや高いです。

豪ドルの特徴は、オーストラリアの景気や金融政策の影響を受けるはもちろんですが、それ以外も原油などといったコモディティ価格の影響や、石油消費大国である中国の景気動向の影響を受けるということです。

オーストラリアは資源国なので、例えば、原油価格が下がるということになれば、オーストラリアの景気減速が懸念されるので、豪ドル安になります。加えて、中国のような消費大国の景気が減速した場合も、どうような懸念が浮上しますので、豪ドル安になります。

豪ドル(AUD/USD)の特徴
・AUD/USDは世界第4位の取引量
・高金利通貨でスワップポイントが高い
・オーストラリアは資源国であり、石油価格や中国などの消費大国の経済の影響を受けやすい

 

2.7 ニュージーランドドル/米ドル(NZDUSD)

ニュージーランドドルも、豪ドルと同じように高金利通貨で、さらに豪ドルの影響を受けやすいです。つまり、同じような値動きをするということですね。

ニュージーランドドルの場合は、豪ドルと比べて取引量はあまり多くはありません。そして、ニュージーランドのファンダメンタルズを分析しないといけないので、私も余程チャンスがないと、取引はしません。

ニュージーランドドル(NZD/USD)の特徴
・取引量はそこまで多くない
・高金利通貨でスワップポイントが高い
・豪ドルの影響を受けやすい

 

3. まとめ

以上、FXでトレード出来る通貨ペアと、主な通貨ペアの特徴でした。FXで安定して稼ぐためには、それらの通貨ペアの特徴や値動きのクセを理解していないとなかなか勝つことは出来ません。

FX初心者の方は、まずは、取引量も多く、値動きが緩やかなドル円から始め、その後、ユーロドルやポンドドル、ユーロ円やポンド円などに挑戦してみるのがいいと思います。

後、クロス円(ユーロ円やポンド円など)は、プロの世界では直接取引はされておらず、トレードをする際には、ドル円とドルストレートのそれぞれの値動きを気にする必要があるので、やや注意が必要でしょう。



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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。