FXの口座開設で審査落ちした場合はどうすればいいでしょうか?
それでは、口座開設で審査落ちした場合の対処法を説明していくよ!
FX(外国為替証拠金取引)で資産運用を始めるためには、まずはFX業者でFX口座を開設する必要があります。FX口座の申し込みは、FX業者のサイトから簡単に手続きをしていくことができるのですが、開設を完了させるためには、FX業者の審査を通らないといけません。
もしもこの審査に落ちた場合、どうすればいいのでしょうか? 審査に落ちてしまうとFXを始めることはできないのでしょうか?
・FX口座開設の審査に落ちるケースはどんな時?
・審査落ちした場合の対策とは?
FX口座開設の審査は、基本は通過できる
初めてFX口座を開設する場合は、どうすれば審査に通るのだろうかと困惑するかもしれませんが、特に厳しい審査があるわけでもないので、普通に記載すれば問題なく通過できます。
ただし、例外として落ちるケースもありますので、注意すべきポイントをお伝えします。
絶対に落ちるケース
FX口座を開設できるのは、「国内に在住しており、20歳以上である」という条件を満たさしていなければなりません。15歳だけどFXを始めてみたいとチャレンジしても絶対に審査は通過できません(親の同意が認められれば、18歳でも開設できるFX業者もあります)。
また「外国為替証拠金取引業者に勤務している」、「生活保護受給者」についてはFX口座を開設できません。つまり、20歳以上で、外国為替証拠金取引業者に勤務しておらず、生活保護を受給していなければ審査を通過することができます(外国為替証拠金取引業者に勤務していても開設できるFX業者もあります)。
それでも審査に落ちることがありますが、それは「書類の記載ミス」が考えられます。申し込みページに入力した住所と、本人確認書類の住所が一部違うということになると審査に落ちてしまいます。一致しているかどうかしっかり確認する必要があります。マイナンバーも必要ですのでこちらも準備しておきましょう。
同じようなミスで、本人確認書類で送付する「写真がぼやけていたり、フレームにおさまりきっていない」というケースもありますので、丁寧に作業を行いましょう。
無職や専業主婦だとどうなのか
職業を確認する項目がありますが、会社を記載しても、本当にその会社に勤めているのか確認されるようなことはありません。だからといって虚偽の記載をすると、発覚した際に口座が凍結になる可能性がありますので、素直に現状の立場を記載してください。
無職や専業主婦だと収入もないし、さすがに審査には落ちるだろうと考える人もいますが、そのようなことはありません。別に無職でも、専業主婦でも審査を通過できます。ですから無理に身分を偽る必要はないのです。
逆に無職なのに年収1,000万円というような記載になると、怪しまれて審査に落ちることがあります。プロのFXトレーダーにはありがちなパターンです。
収入が期待できない無職や専業主婦でもFX口座を開設できるのは、なぜでしょうか?
それは投資に充てられる金融資産があるためです。
・書類に住所やマイナンバーなどの記載のミスがある
・本人確認書類の写真が不鮮明
FX口座開設で審査落ちした場合
もしもFX口座開設の審査に落ちたとしても、理由については答えてもらえません。書類の記載ミスが無いのであれば、考えられるのは金融資産の項目です。ここについては厳しい制限を設けているFX業者もあります。
はたして金融資産はどのくらいが審査通過の目安になるのでしょうか?
金融資産がポイント
FXで資産運用を行う場合、あくまでも余剰資金を投資していくのがセオリーです。生活費をFXに充てていくと、負けた場合、生きていくうえでたいへん困った状態に陥ってしまいます。負けられないというプレッシャーで、感情なトレードに走ってしまい、大敗する危険性もあるのです。
ですからFX業者としては、金融資産がどのくらいあって、どれくらいの規模のトレードを行うつもりなのかを確認します。ここで無理があるような場合は、やはり審査に落ちてしまうことになります。
金融資産についてもFX業者から審査が入るわけではありません。おおよその額でいいのですが、30万円未満だと審査に落ちる可能性が高いでしょう。中にははっきりと提示しているFX業者もあり、5万円でも審査に通過できるケースもあります。
収入なしの状態で、金融資産がゼロであればまず落ちるでしょう。一番高い大手のFX業者では100万円以上の金融資産が必要と明言しています。金融資産の場合、土地や建物などの不動産は含みません。現金、預金、有価証券などです。よく考えてみて、100万円以上ありそうなら、100万円以上と記載しましょう。
金融資産がギリギリの場合、「投資経験」も加味されます。金融資産がギリギリで、未経験の場合は、審査に落ちる可能性があります。ここについては、少しでも経験があれば迷わず経験ありという方向で記載してください。
FX業者によっては金融資産の目安を提示してくれていますので、開設の手続きをする際は、必ず確認するようにしてください。
どこもダメとは限らない
基本通貨が1万通貨からの取引になるFX業者は、やはり審査が厳しくなります。金融資産は、100万円以上は必要になるでしょう。しかし、仮にそこで審査に落ちたとしてもすべてのFX業者で審査を通らないというわけではありません。
基本通貨が千通貨から取引できるFX業者であれば、金融資産のハードルも下がります。同じような記載であっても、審査に落ちるFX業者もあれば、通過できるFX業者もあるということです。
FXを始めようと考えた場合、ひとつのFX業者でFX口座を開設するのではなく、自分にとって条件の良いFX業者を複数選別しておき、複数の開設するように進めていきましょう。そうすれば一方で審査に落ちても、一方では審査を通過してFXをスタートしていくことができます。
どうしてもそのFX業者でFX口座を開設したい場合は、記載内容を変える必要があるでしょう。特に、年収、金融資産、投資経験の項目です。一度審査に落ちても、年収の部分を修正したら通過できたというケースもあります。年収は手取り額だけでなく、税金や雇用保険額、年金の支払い額も含めた総額になりますので、しっかり計算すればかなりの増額に修正することは可能です。
ただし、どうしても金融資産を修正しようとすると虚偽の報告になってしまいますので、ここで引っかかっている場合は諦めざるを得ません。他のFX業者で取引をして、ある程度資産形成ができた後に、もう一度申請してチャンレンジしてみるのがいいのではないでしょうか。
それぞれのFX業者にメリットがあります。このFX業者でなければ勝てないということはありません。自分がFX口座を開設できたFX業者の強みをしっかり理解し、最大限に活用していけば充分に勝てるチャンスは広がります。まずは少ない資金から始められるFX業者を活用していくのがいいのではないでしょうか。
・投資経験も少しでもあれば書く
・複数のFX会社で口座開設する
審査落ちした場合でもあきらめない
審査を通る、通らないは別にして、やはりギリギリの資金でFXを始めても勝てる可能性は低くなってしまいます。余剰資金があればあるほど、強制ロスカットになる確率も下がり、含み損を抱えても我慢して持ちこたえることができるからです。
資金がギリギリでの状態で、ポジションも限度いっぱいまで保有すると、すぐに強制ロスカットになってしまいますので、余裕ができてから始めるのか、余裕を作れる基本通貨が千単位のFX業者で始めることを選択すべきです。
大切な資産運用です。FXで勝つためにも、少なくとも生活資金ではなく、余剰資金でFXができる状態で始められるように準備をしていってください。
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