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FXで度々だましに合うんですが、どう対処すればいいでしょうか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

では、初心者の方向けにだましが起こる原因とその対策について説明していくよ!

FX(外国為替証拠金取引)でも、為替相場の先行きを予測したうえでローソク足チャートを活用した「テクニカル分析」が活用されています。

もちろん景気動向や経済指標といった「ファンダメンタルズ要素」も為替動向には大きな影響を与えるのですが、短期間の値動きは投資家たちの心理状態に左右されやすい傾向があります。そんな投資家の心理を巧みに読み取るのがテクニカル分析というわけです。

しかし、必ずしもうまくいくかというと、そうでもありません。テクニカル分析には「だまし」が付き物だからです。このだましには、どう対応していくべきなのでしょうか?

今回の記事では、このだましが起こる仕組みや原因、回避する手法(対策)について説明していきます。

<今回の記事で分かること>
・だましはどうして起こるの?
・だましを回避する方法あるの?
・具体的な対策は?

 

FXのだましとは何か?

テクニカル分析で、上昇するシグナルになったから買うと、予想に反して下落したり、もみ合いに戻ることがあります。逆に下落するシグナルが発生したので急いで売ると、またも予想に反し上昇したり、もみ合いに戻ることがあります。これが「だまし」です。

買いと売りのシグナル

テクニカル分析で有名なのは「レンジブレーク」でしょう。もみ合いの状態が続き、その後、レジスタンスラインやサポートラインをブレークすることを言います。

上値を押さえつけられていたレジスタンスラインをブレークすると、ストップロスを巻き込み強い上昇トレンドになります。逆に下値を押さえつけていたサポートラインをブレークすると、これもまたストップロスを巻き込み強い下落トレンドになるのです。

強いトレンドに乗ることができれば、大きく勝つことができます。ですからテクニカル分析をしているトレーダーにとって、レジスタンスラインと、サポートラインは重要になります。ここを上抜け、下抜けできた時がエントリーチャンスになるからです。

他にも短期の移動平均線が下から中期の移動平均線を上抜けする「ゴールデンクロス」や、短期の移動平均線が上から中期の移動平均線を下抜けする「デッドクロス」は世界中のトレーダーが注目するシグナルになります。

(ゴールデンクロスとデッドクロスの意味は、【移動平均線の使い方】をご覧ください。)

セオリーが通じないのがだまし

このシグナルが通用しないのがだましです。つまり常にセオリー通りに為替レートが変動するわけではないということです。

よくあるパターンは、レジスタンスラインをブレークしたので、買いのチャンスだと思ってエントリーしたものの、価格は下落。しかも反発で大きく下落したことで、慌てて損切りしエグジットすると、その後にようやく上昇していくというものです。

ダマしの仕組み

さらに、損切りした直後にもうレジスタンスラインをブレークすることはないと判断して、売りのエントリーまでしてしまい、大きな損失を出すケースもあります。

こうなると予想とは常に逆に為替相場が動くことになり、悪循環です。「どうしてすべて自分の予想の逆になるんだろう」と疑心暗鬼になって、冷静なトレードができなくなってしまいます。

勝ちのリズムを狂わしてしまうのも、だましの特徴です。どうすればこのだましは回避することができるのでしょうか?

だましの回避策とは?

結論から話をすると、一流トレーダーもだましに引っかかります。しっかりとリスクマネジメントしているので大きな損失には繋がりませんが、それでもだましによって損失は出しているのです。

テクニカル分析で勝とうとした場合、だましに引っかかるのは仕方ないことだという側面があります。完全にだましを回避する方法はありません。ただし、だましに引っかかる可能性や損失を軽減することは可能です。

なぜだましが起こるのか

そもそもなぜ、絶好の買いや売りのシグナルが出ているのにだましが起こるのでしょうか?

それはブレークしたらトレンドが発生するチャンスだと待っている投資家もいれば、そこで逆張りして利益を出そうとしているヘッジファンドなどもいるということです。

一般的にはレジスタンスラインをブレークすると、強いトレンドが発生し、これまでのレジスタンスラインがサポートラインに変わります。ここにストップロスを置いて、ロングポジションを保有するトレーダーが多く出現するのです。

ヘッジファンドがタイミングよく大量な資金を投じて逆張りすると、ブレークしたものの、伸び悩んで下落していきます。その際に多くのストップロスを巻き込むので大きな下落になるのです。逆張りの利益幅が広がります。ヘッジファンドはすぐにエグジットして、今度が買いに資金を投入するので、トレンドは反転し、次のブレークは本当に強い上昇トレンドになるのです。

ダマしの仕組み

このような心理戦が水面下で行われているということを知っておくべきでしょう。そうすると対応方法も変わってくるはずです。

エントリーのタイミングが重要

重要になってくるのは「エントリーのタイミング」ということになります。

「レジスタンスラインをブレークした! よし、すぐにエントリーして上昇トレンドに乗ろう!」と慌ててエントリーするとだましに引っかかります。「これはだましではないのか」と、少し様子を見るぐらいがちょうどいいのです。

もちろん上昇トレンドが発生したのであれば、できるだけにエントリーして利益を大きくしたいところですが、ここで焦って欲張らないことがだましを回避するポイントになります。その分だけ利幅は狭くなってしまいますが、間違いなくリスクは軽減できます。確実にトレンドが発生したと、確信できてからでも遅くはありません。

特に短い時間足のチャートを利用していると頻繁にだましが発生します。日足や週足を確認しながら中・長期的な運用をしていけばだましを回避しやすくなります。スキャルピングなどの超短期売買で常にだましを回避することは、不可能だと考えるべきでしょう。

 

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損切りの幅も重要

だましに引っかかるのはある程度想定内として、取り引きを進めていく必要があります。一流のトレーダーと呼ばれている人たちも勝率は5割に満たないぐらいなのです。つまり2回に1回はだましに引っかかっているわけです。それでもしっかりと利益を伸ばしていけるのは、損切りを明確に決めて、損失を大きく膨らまさないからです。

一番避けたいのは、レジスタンスラインをブレークした直後にエントリーし、それがだましで下落し、さらにそこから下落トレンドに向ってしまうパターンです。つまり高値でつかまされて、塩漬け状態となり、損失だけが膨らみ続けます。ポジション量が多ければ、強制ロスカットまで一直線です。

ですから仮にだましだったとしても深刻な被害にならないように、しっかりとストップロス注文を入れておくことが大切です。リスクマネジメントをしておけば、だましを怖れずエントリーできます。だましだったら損切り、トレンドに上手く乗れれば利益を伸ばしていけばいいのです。

だましを回避するというよりも、そのダメージを小さくするようにしていけば、必要以上に不安がらずにエントリーできるはずです。「せっかくトレンドに乗れるチャンスだったのに逃してしまった」というのは、やはり悔し過ぎます。

 

だましの回避策
・完全に回避することは不可能であり、だましをまずは受け入れる
・その上で、資金管理を徹底し、だましに合った場合は損失を最小化する
・エントリータイミングを慎重に見極める(すぐエントリーしない)

だましを受け入れることでFXの利益率は上がる

自分なりにしっかりテクニカル分析したのであれば、だましかもしれないということは想定しながらも、チャンスだと思ったら果敢にエントリーすべきです。行動に移さなければ成果は出ません。この勇気は必要です。

ただし、だましに引っかかったら潔く損失を確定する勇気も大切なのです。ここで感情的になって「いや、損はしたくないし、また為替レートは戻るかもしれない」と考えてしまい、一発で致命的な損失を生み出します。

上手にリスクマネジメントしながら、だましと付き合っていきましょう。そうすれば成果は今まで以上に出せるようになるはずです。




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