「ニュージーランドドル円(NZD/JPY)のスワップポイントはどこのFX会社が一番高いんだろう?」
投資の中でも手軽に始められると評判のFX(外国為替証拠金取引)では、様々な国の通貨を扱うことができます。アメリカドルやEU圏のユーロといったメジャー通貨だけでなく、トルコリラや南アフリカランドといった新興国通貨も取り引きできるのです。
マイナー通貨のメリットはやはり「高金利」であるという点です。為替差益だけではなく、「スワップポイント」によるインカムゲインを期待することができます。
そんな中、スワップポイント狙いの投資家から人気が高いのが「ニュージーランドドル」(NZドル、NZD)です。
そこで今回は、ニュージーランドドル円(NZドル円)を取扱っているFX会社9社のスワップポイント徹底比較し、その他の項目も踏まえランキング形式でFX会社を紹介していきます。
・NZドル円のスワップポイントはどのFX会社が高いか?
・スワップポイント以外のFX会社の特徴は?
・NZドル投資で最適なFX会社が見つかる
目次
ニュージーランドドル(NZドル)のスワップ投資について
マイナー通貨のニュージーランドドルですが、国内のFX業者で「ニュージーランドドル円(NZドル円)」を扱っていないところはないでしょう。
それだけお馴染みの通貨ペアということになります。まずは、スワップポイントの比較をしていく前に、簡単にニュージーランドドル円の魅力を確認していきましょう。
ニュージーランドドル円の特徴
以前はスワップポイント狙いの通貨といえばニュージーランドドル円でした。ニュージーランドは、リーマンショックが起こる以前は8.25%という高い政策金利だったからです。
しかしその後は大きく低下し、2015年以降は7回の利下げが行われ、1.75%です。
(引用元:岡三オンライン証券)
しかし、日本よりははるかに高いですし、高金利通貨で有名な豪ドルよりもNZドルの方が金利は高いです。トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドよりかは劣りますが、安定性はNZドルの方が上です。
GDPの成長率は2016年が4.19%、2017年が2.56%、そして2018年が2.99%という上昇の見通しですが、2019年は2.52%と下落の見通しになっています。
ニュージーランドドル円はアベノミクス効果で、1NZドル94円台まで2014年には上昇していますが、その後は下落し2016年半ばには73円台まで下がりました。以降は比較的狭いレンジでのもみ合いとなっており、2017年半ばに82円台の高値をつけますが、後半に失速し72円へ戻り、2018年12月には78円台まで回復するものの、2019年に入って70円台まで急落。しかし、それ以降は値を戻し、75円前後での安定した状態が続いています。
ニュージーランドドル円スワップポイントでいくら稼げる?
為替相場に変動が少ないので、為替差益を得ることはやや難しい状態ですが、逆に為替差損にもなりにくいので、絶好のスワップ投資のチャンスと言えます。はたして、ニュージーランドドル円ではどのくらいスワップポイントを稼ぐことができるのでしょうか?
1NZドル75円として、10万通貨を購入するのに、750万円必要ですが、レバレッジ25倍を効かせると、30万円が必要証拠金となります。ニュージーランドドル円のスワップポイントが高いFX業者であれば、1万通貨で40円はつきますので、10万通貨で400円です。
スワップポイントは変動しますが、毎日加算されます。平均のスワップポイントが400円だとすると、1カ月間(30日間)で1万2千円、1年間で14万6千円です。もちろん為替差益があればこれ以上の利益になりますが、仮にもみ合いで為替差益がほとんどなかったとしても、1年間で12万円以上の安定した利益が確保できることになります。
ただし、為替レートが下落して強制ロスカットになってしまうとスワップポイントの利益は吹き飛ぶので、底値の1NZドル70円まで下がっても、含み損に耐えられるだけの余剰金は必要です。許容できるリスクを考えてポジション量を調整してください。80万円は資金として用意しておきたいところです。
強制ロスカットの知識は絶対に知っておかなければいけない知識です。知らないとは、【FXロスカット・マージンコールとは?大損する前に理解は必須!】で確認するようにしましょう。
ニュージーランドドル円のスワップポイント比較一覧
それでは実際のカナダドル円のスワップポイントを比較してみましょう。
ニュージーランドドル円のおすすめFX会社ランキング
で、結局どのFX会社が一番いいのか分からない!という方のために、スワップポイント以外のスプレッド(手数料)や取引単位などの特徴と共に、おすすめのFX会社をランキング形式で紹介していきましょう!
NZドル円のスワップポイント投資は、この中のFX会社を選ぶようにしましょう。
第1位 ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイ・ジャパンのメリットは世界中のトレーダーが愛用しているトレードプラットフォーム「MT4(メタトレーダー4)」を利用できるということでしょう。
テクニカルインジケーターも充実しており、様々なEAもダウンロードしてカスタマイズできます。
ニュージーランドドル円のスワップポイントは業界最高水準な他、スプレッド(手数料)も1.1銭と業界トップクラスに狭い水準となっています。
・スワップポイント業界トップ
・スプレッドも非常に狭い水準
第2位 ヒロセ通商
千通貨から扱えるため、より少ない資金からFXを始めることができるのが「ヒロセ通商」の「LION FX」です。
54種類もの通貨ペアが用意されており、スキャルピングもOKとなっています。スワップポイントが最高水準だけでなく、スプレッドも0.8銭と最狭水準です。
・新興国通貨に強みがあり
・スキャルピングも可能
第3位 岡三オンライン証券(くりっく365)
東京金融取引所(くりっく365)を利用しているため、他のDD方式(ディーリングデスク、相対取引)のFX業者と異なり、透明性が高く、トレーダーに不利なスリップページや約定拒否が起こりにくいというメリットがあります。
そのためスプレッドは1.5pipsとやや広めになっています。スワップポイントは最高水準です。
・透明性が高い
・スリッページは起こりにくい
第4位 FXブロードネット
システムトレードである「トラッキングトレード」を利用できる点が、「FXブロードネット」の最大の魅力でしょう。
スワップポイントは標準の目安よりも高めですし、スプレッドも1.3pipsとかなり狭く設定されています。レンジ相場が続くニュージーランドドル円では、システムトレードも利益が出しやすいのでおすすめです。
・スプレッド、スワップともにバランスが良い
・1000通貨単位
第5位 みんなのFX
トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨で圧倒的に高いスワップポイントを誇るのがトレイダーズ証券が運営するみんなのFXです。
ニュージーランドドル円は、スプレッドは1.0銭と非常に狭いですが、スワップポイントに関しては、上位FX会社と比べてやや劣る水準になっています。
・トルコリラやメキシコペソなどは業界トップ
第5位 LIGHT FX
みんなのFXと同じトレイダーズ証券が運営するFX会社がLIGHT FXです。
スプレッドはちょうど目安くらいですが、スプレッドが0.7銭と最狭水準となっています。中・長期売買というスワップトレードよりも、短期売買のスキャルピングやデイトレードにおすすめです。
・スペックはみんなのFXと同等
・長期運用というよりも短期売買向き
ニュージーランドドル円でスワップ投資のまとめ
為替相場の変動が少なく、スワップ投資に適しているニュージーランドドル円ですが、輸出・輸入ともにオーストラリアが占める割合が最も高く、そのオーストラリアも中国経済の影響を受けやすいという傾向があります。中国経済の動向は要注意です。
仮に急落した場合に備えて、しっかりとストップロスの設定はしておくべきでしょう。GDPの3割は酪農という資源輸出国ですから、ソフトコモディティ(乳製品や農産物、食肉)の価格にも影響を受けやすく、常に確認しておくと今後の為替相場の動向も予測しやすくなります。