「マネーリテラシー」という言葉はご存知でしょうか?

これはお金の教養という意味です。

「お金は社会の血液」と例えられるように、社会生活を送っていく上で欠かせない大切な要素であることは言うまでもありません。

マネーリテラシーを高めることで人生の満足度は上がっていくでしょう。

今回の記事では、マネーリテラシーが人生に与える影響、高め方についてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

マネーリテラシーを学べば人生が変わる!

まずはマネーリテラシーについての基礎的知識についてです。

マネーリテラシーとは

先に触れたとおり、マネーリテラシーとはお金の教養のことを指します。

金融や保険といったサービスの良し悪しを判断したり、生活設計において金銭面で適切な判断を下したりするのに役立つスキルです。

例えば、あなたは「老後の資金はいくらでどうやって準備する?」「毎月の収入と支出を把握できていますか?」これらの質問に答えることができるでしょうか?

もし、考えたことがなく答えられないとしたら、あなたのマネーリテラシーは不足しているかもしれません。

日本では長らく終身雇用で収入も右肩上がりの時代が続いてきました。

その影響により日本では、「会社に定年まで勤め上げ、きちんと貯金すればお金に困ることはない」という価値観が根付いています。

しかし、もはや時代は変わり終身雇用も崩壊し、将来設計は会社に依存することなく個人で考えていかなければなりません。

そこで鍵となってくるのが、マネーリテラシーです。

他の先進国の水準と比較した日本のマネーリテラシー

金融広報中央委員会が2016年に実施したマネーリテラシーに関する調査によると、日本は他の先進国の平均を下回っていることが明らかとされています。

特に「お金への注意」「余裕の確認」「インフレの定義」といった項目では、平均を大きく下回っています。

この結果から、日本人はお金に関する計画性の低さや、長らく続いたデフレにより、インフレ対策の意識の低さが見えてきますね。

日本では少子高齢化の進行による年金問題や、インフレ政策がありますので、このマネーリテラシーの低さは致命的です。

かなり深刻にこの現状を受け止め、日本人のマネーリテラシーの向上を目指していく必要があります。

マネーリテラシーの4分野と15項目

金融庁は最低限身につけるべきマネーリテラシーとして、下記の4分野15項目を挙げています。

これらの項目に関して自信がない方は、日常生活で損をしている可能背があり、将来の備えのためにもマネーリテラシーを学ぶ必要があるでしょう。(以下引用)

①家計管理

1)適切な収支管理の習慣化

②生活設計

2)ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解

③金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択

【金融取引の基本としての素養】
3)契約にかかる基本的な姿勢
4)情報の入手先や契約の相手方である業者が信用できる者であるかの確認の習慣化
5)インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解

【金融分野共通】
6)金融経済教育において基礎となる重要な事項(金利(単利、複利)、インフレ、 デフレ、為替、リスク・リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解
7) 取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解

【保険商品】
8)自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)が何かの理解
9)カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解

【ローン・クレジット】
10)住宅ローンを組む際の留意点の理解①無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てることの重要性②返済を困難とする諸事情の発生への備えの重要性
11) 無計画・無謀なカードローン等や クレジットカードの利用を行わないことの習慣化

【資産形成商品】
12)人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解
13)資産形成における分散(運用資産の分散・投資時期の分散)の効果の理解
14)資産形成における長期運用の効果の理解

④外部の知見の適切な活用

15) 金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解

マネーリテラシーが不足していて損をするパターン

マネーリテラシーが不足していると、適切な金融商品を選べなかったり、将来を見越した資産形成を行えなかったりと、人生のあらゆる場面で損をしてしまいます。

損をして悔しい思いをするだけならまだしも、人生の大切な場面でお金がなくて取り返しの付かない、なんてこともありえない話ではありません。

具体例を挙げていきますので、あなたも損をしていないかチェックしてみてくださいね。

銀行にお金を預けっぱなし

2018年11月時点のゆうちょ銀行の普通預金の金利は0.001%です。

これは、100万円をゆうちょ銀行に預けておくと、1年後に10円の利息がもらえるという意味。

「もらえるだけいいじゃないか」と思う方もいるかもしれません。

しかし、銀行にお金を預けておき、入金や出金の際に手数料が取られてしまえばあっという間に赤字になってしまいますよね。

もちろん、生活に必要な程度のお金は銀行に残しておくべきでしょう。

それ以上のお金は、投資による資産運用に回して増やしていくほうが賢いと言えます。

投資にはリスクがつきものですが、適切な金融商品が選択できれば、最小限のリスクで大きなリターンを得ることができますよ。

 

参考記事:【貯金は危険!?】元銀行員が教える預金のリスクとインフレへの防衛策

不要な保険を利用してしまう

悪質な保険のセールスマンはお客さんの不安につけ込んで、不要と思われる商品を売りつけることがあります。

例えば、独身一人暮らしの人が死亡保険に入っているケースなどが該当します。

保険とは「お金を準備するための手段の一つ」と認識すべきです。

万が一の時の備えは必要ですが、はたしてその備えに最も適しているのが保険であるかは冷静に考えなければなりません。

やたらと不安を煽ってくるような保険のセールスマンに出会ったら要注意です。

サラリーマンでもできる節税をしていない

「サラリーマンだから節税なんて関係ない」なんて思っていませんか?

サラリーマンでもできる節税はちゃんとありますが、自分から動かなければできないものばかりです。

節税しながら貯蓄ができる「iDeco」、住民税を応援したい地域に納税して返礼品がもらえる「ふるさと納税」、一定額以上の医療にかかったお金が戻ってくる「医療控除」などがあります。

これらは知ってさえいれば誰でもでき、やらないと損するだけなのでぜひ取り組んでみてくださいね。

良い借金、悪い借金の区別がつかない

「借金はすべて悪」と考えている人がいますが、それは大きな間違いです。

借金に良いものと悪いものがあり、良い借金をすることができれば、人生を豊かにすることができます。

良い借金、悪い借金は以下の2つの要素から区別しましょう。

①借金をする理由が前向きか後ろ向きか、②金利の高さ

借金をする理由が進学や起業といった、前向きで将来を豊かにするものなら良い借金です。

逆に、生活のためや遊びのためといった、将来のためにならない後ろ向きな理由での借金はやめましょう。

借金をするときに見逃せないポイントは金利です。

いくら前向きな理由で借金をしようとしても、消費者金融のように高金利なところから借りてしまえば返済が不可能になってしまうでしょう。

金利は低いほうが良いので、ぜひ検討する材料にしてくださいね。

マネーリテラシーの高め方

最後にマネーリテラシーの高め方について説明していきます。

毎月の収入と支出を把握する

まずは毎月の収入と支出を、家計簿などを利用して把握してみましょう。

家計簿は紙でつけてもいいし、便利なアプリもあるので利用してみるのもいいです。

お金の出入りをしっかり把握することで、自分のお金の使い方の特徴を知ることができます。

セミナー参加や読書を通して勉強する

マネーリテラシーを高めるために、セミナー参加や読書をするのは大変効果的です。

特にセミナーは、お金のプロがわかりやすく教えてくれるので初心者こそいくべきでしょう。

ただし、セミナー後にはほぼ必ず金融商品の紹介がありますので、その場の勢いで契約してしまわないように注意が必要です。

 

参考記事:元銀行員が選ぶ【お金の知識・教養】を高めるおすすめ本10冊!

お給料以外の収入源を持ってみる

あなたがサラリーマンであれば、副業を始めたり投資をしたりしてお給料以外の収入源を持ってみましょう。

固定給以外の収入を持つことで、お金に対する意識に変化が現れます。

管理すべきお金も増えますので、必然的にお金の管理のスキルも磨かれるでしょう。

税金に関する知識も必要になりますので、それもマネーリテラシーの向上に繋がりますよね。

今回はマネーリテラシーが人生に与える影響、高め方についてお伝えしました。

お金について学ぶと人生が大きく変わりますので、ぜひあなたも学びましょう。



今だけ、元メガバンク為替ディーラーのテクニカル分析教材(動画3時間超、テキスト91ページ)を無料プレゼント中!
The following two tabs change content below.

しまづ@看護師ライター

現役看護師でありながらFP資格も保有。看護師として働く中でお金の知識がないと、時に自分や大切な家族の生活を脅かしてしまうことを知る。金融、医療の記事執筆を中心に活動し、確かで役に立つ情報をお届けすることをモットーとしている。