こんな疑問を解決!

  • 原油価格とFX(為替)はどんな関係があるの?
  • 原油価格とFXが相関する理由は?
  • 原油価格を使ったFXトレード手法は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

FXをしていると、「原油価格が上昇し、為替が・・・」というようなニュースを耳にしますよね?

ここで、「どうして原油が為替に影響を与えるの?」と疑問に思う方も多いのでしょう。

ファンダメンタル分析を駆使しているプロは、原油価格の動向も常にチェックしており、原油と為替の関係を知らないと、その時点でかなり不利になると言えます。

そこで今回の記事では、FXをする上で必ず知っておきたい原油価格と為替の関係を解説していきます。

原油と為替の関係を理解し、FXの勝率を上げていきましょう。

原油価格とは「WTI原油先物」が代表

原油価格とは、原油を取引する際の価格ですが「欧州産の北海ブレント」、「中東産のドバイ」、「WTI」など様々な種類があります。

その中でも、特に代表的な原油価格がアメリカのウェスト・テキサス・インターミディエイト(West Texas Intermediate)の先物価格で、通称「WTI原油先物」と呼ばれます。

WTI原油先物は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されているWTI(West Texas Intermediate)というアメリカの代表的な原油の先物商品のこと。WTIとは、西テキサス地方の中質原油という意味で、この地方の原油は含有硫黄分が少なく軽質で、ガソリンや軽油が多く採れるといった特徴があります。取引量と市場参加者が多いことから、原油価格の代表的な指標のひとつに数えられています。WTI原油先物は、1983年5月にニューヨーク・マーカンタイル取引所に上場され、同取引所の主要商品となっています。

引用:SMBC日興証券

原油価格とFXの関係性

では、原油価格とFX(為替)にはどんな関係があるのでしょうか?

原油価格とFXの関係を理解するために、以下2つのパターンを解説していきます。

原油価格と為替の関係

  • 原油価格と資源国通貨(豪ドル、カナダドルなど)
  • 原油価格と米ドル円

原油価格と資源国通貨(豪ドルなど)の関係

原油価格が上昇すると買われ、原油価格が下落すると売られる通貨があります。

それは、豪ドル(AUD)やカナダドル(CAD)などのいわゆる資源国通貨と呼ばれる通貨です。

資源国とは石油や石炭、金や銀などの資源を産出する国のことを指します。

資源国とは、様々な貴重な資源を産出する国々の総称を表しています。そうした資源の中には、金や銀、プラチナなどの貴重な鉱物資源や、石油、石炭、天然ガスといったエネルギー資源、食料資源などが含まれます。そうした国々の通貨は、商品市況に影響を受けやすく、インフレの際に買われる傾向があります。主に、オーストラリアや、ニュージーランド、カナダや南アフリカ、ノルウェーやアメリカなどが資源国として注目されています。

引用:東海東京証券

資源国の経済は、商品価格に大きく左右されます。

よって、原油高になるとオーストラリアやカナダなどの景気が良くなり、世界中の資金がそれらの国に流入すると期待されるので豪ドルやカナダドルが買われるのです。

一方、原油安になると、反対に資源国の景気が悪くなるとの懸念から、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は売られます。

原油価格と資源国通貨の関係

  • 原油高になると資源国通貨は買われる
  • 原油安になると資源国通貨は売られる

原油価格と米ドル円の関係

次に、原油価格と米ドル円の関係を説明していきます。

結論から言うと、原油価格と米ドル円は一般的に正の相関関係があり、原油価格が上昇すると米ドル円も上昇(円安)し、原油価格が下落すると米ドル円も下落(円高)します。

では、その理由は何でしょうか?

原油価格と米ドル円が関係する理由は以下の通りです。

原油価格と米ドル円が関連する理由

  • エネルギー関連銘柄の株価下落でリスクオフとなり、安全通貨の円が買われる
  • インフレ圧力後退で米長期金利が下がり米ドルが売られる
  • 輸入価格の下落で日本の貿易黒字が増えて円買い圧力がかかる

1)株価下落でリスクオフムードが高まり円買

原油価格が下がるとエネルギー関連銘柄の株価が低下するので、NYダウや日経平均株価などの代表指数も下落します。

すると、マーケットはリスクオフムードが広がりますので、リスク回避から円が買われてしまうという仕組みですね。

 

リスクオフで円高(円買い)になる理由は以下をご覧ください。

記事:【結論】リスクオフで円高(円買い)になる2つの理由を銀行員が解説

2)インフレ圧力後退で米長期金利が下がりドルが売られる

米国は金融政策で「物価の安定を目標の一つ」にしており、インフレの上昇が利上げをする上での大前提です。

もし、原油価格が今後も下がり、インフレ圧力が後退するようなことがあれば、利上げを続けることは出来ませんので、長期金利が下がり→ドル売り→ドル円が下落(円高)、ってことになります。

少し難しいので分からない方は流してくれて大丈夫ですが、これを日本のケースに当てはめると、日本のインフレ圧力が下がる場合、「実質金利=名目金利-期待インフレ」の関係式から、期待インフレが小さくなり、名目金利が変わらないと仮定すると実質金利が高くなるので、円が買われてしまうという理由もあります。

 

米国の金融政策の目的は以下をご覧ください。

記事:米FOMCとは?FRBの二つの政策目標はなに?

3)輸入価格の下落で日本の貿易黒字が増えて円買い圧力がかかる

最後は貿易収支の観点ですね。

原油安になると、輸入価格が下がり、輸出額>輸入額となりますので、貿易黒字が拡大します。

その結果、外貨売り円買いの圧力の方が大きくなりますので、円高となります。

 

為替が変動する理由については、以下の記事もご覧ください。

記事:為替相場が変動する4つの要因とは?事例を含めて解説

 

以上、原油安が円高になる主な3つの要因でした。

もちろん、それ以外にもあると思いますが、上記3つを押さえておけば十分でしょう。

原油価格を分析しFXの勝率を上げよう

原油価格とFX(為替)は以下の関係があります。

原油価格と為替の関係

  • 原油価格が上昇(下落)すれば、資源国通貨も上昇(下落)
  • 原油価格が上昇(下落)すれば、米ドル円も上昇(下落)

ここで、FXトレードへの活かし方ですが、原油価格に大きなトレンドが発生している時、上記関係から為替もその影響を受けることがあります。

よって、原油価格の動向を知ることが、FXの勝率を上げることにもつながるのです。

 

テクニカル分析に加えて、ファンダメンタル分析を学習することで、FXトレードの精度を上げていきましょう。

関連記事:FXファンダメンタルズ分析で勉強すべき3大項目と役立つ情報源を紹介

関連記事:FXテクニカル分析とは?初心者におすすめ9種類を現役プロが解説



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