FXや投資において、感情という要素は「百害あって一利なし」です。多くの人は、負けてカッとなり、ポジションサイズを倍にしたり、ドテンしてまた負けて、すぐにエントリーを繰り返すなど、負のスパイラルに陥ってしまった経験があるのではないでしょうか。

そこで今回は、FXトレードにおいて感情を排除する方法・テクニックについて説明していきたいと思います。

感情による失敗の例

感情がトレードに及ぼす最たる例が、「負けた直後の激高」でしょう。トレードで負けて悔しくない人間はいません。怒りで熱くなりすぎて、冷静さを欠いたままトレードしてしまう人は非常に多いです。

また、自分の予想通りに相場が動かず、損切りすべき水準なのに最後まで「望み・期待」を捨てきれず、塩漬けにしてしまう人もかなりいますよね。

これらは、損失を膨らませてしまう非常に危険な行為です。

また、強欲もトレードには悪影響。例えば、トレードで利益が出て、もうそこでその日はトレードを止めればいいのに、全ての相場で勝とうといきんでしまい、結局、終わってみれば利益は全て吹っ飛びマイナスで終わってしまったという事もあるでしょう。

ではどのように感情がトレードに与える影響を軽減させることが出来るのでしょうか?

よく、メンタル(感情)を鍛えろ!、などと言われていますが、人間である以上、メンタルを完全に捨て去ることは非常に難しいと思います。

それよりも、感情がトレードに及ぼす負の影響を理解し、出来るだけ感情が入り込む余地のない、「トレード戦略」や「トレード手法」を自分の中に確立させることが重要なのです。

感情をコントロールする方法1

感情がトレードに入り込む余地を軽減させる方法の1つに、「エントリーする際に、利食いの最低水準と損切りの水準を事前に決めておく」を徹底して行うことがあります。

そもそも、人間の感情が一番大きく動きトレードに悪影響を及ぼす時は、トレードで損失が発生している時です。事前に損切りオーダーを置き、その損失額は受け入れる覚悟を最初から持っておけば、含み損の動きに一喜一憂せずに済みます。

感情をコントロールする方法2

2つめの方法としては、「余裕資金でトレードを行う」ことがあります。

例えば、
・年収1,000万円のサラリーマンAさんが、貯金100万円でFXをする場合
・年収300万円の専業トレーダーBさんが、全財産500万円でFXをする場合
を比較した場合、

圧倒的にBさんの方が心理的なプレッシャーは大きく、感情に影響されるリスクが上昇するのは明確ですよね。

では、FXへ投資する余裕資金の目安はいくらになるのでしょうか?

それは人によって様々ですが、まずは全て無くなってもいいと思える金額でスタートするべきです。

間違っても、預金の全額とか、これを全て失えば破産するというような金額で投資をしてはいけません。

全て無くなってもいいと思えれば、感情に支配されるリスクも少なく、トレード戦略通りに行動しやすいですね。

まとめ

FXで稼ぐためには、「望み・強欲・恐怖」のなどの感情を排除することが必要不可欠です。まずは、自分の中で、感情に左右されにくいトレード手法を確立させましょう。

そして、時には相場から離れて、リラックスすることも重要です。金融機関のディーラーやヘッジファンドなどはノルマがあり、常に戦い続ける必要がありますが、個人投資家には、プロにはない「休む」という選択肢があります。負けが続いた時には、相場を忘れて、リラックスするようにしましょう!

FXで稼ぐためには、技術も大事であるが、同じくらい心身の健全な状態が必要なのです。


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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。