こんな疑問を解決!

  • FXはいくらから始められるの?
  • 少額から始める際の注意点は何か?
  • FX初心者に理想の資金は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

FXと聞くと「危ない」「ハイリスク」というイメージがあり、初心者の方はまずは少額からはじめてみたいと考える方も多いでしょう。

ここで、「FXはいくらから始めることが出来るの?」と疑問に持たれる方もいると思います。

そこで今回の記事では、FX取引で最低限必要な金額や、計算方法、初心者に理想の資金額を解説していきます。

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

FXに必要な最低金額はいくら?

FXに必要な最低資金は、取引単位が「1,000通貨単位」なのか、「1万通貨単位」なのかによって変わってきます。

例えば、米ドル円のレートが1ドル=100円の時、最低いくら必要なのかは以下の通りです。

FXで最低いくら必要か

  • 1,000通貨単位のFX会社:4,000円
  • 1万通貨単位のFX会社:4万円

それでは具体的にどのようなロジックか、解説していきます。

1,000通貨単位と1万通貨単位

FXでは取引単位(ロット)と言って、1回で取引する最小取引単位が決まっています。

例えば、卵を買う時に1個、2個と買うのではなく6個入りのパック毎で買いますよね?

これと同じで、FXでも1通貨、2通貨と買うのではなく、1ロット=1,000通貨毎、または1ロット=1万通貨毎に取引します。

ここで、1ロット=1,000通貨なのか、1ロット=1万通貨なのかはFX会社によって変わります。

ちなみに、「通貨」とは通貨ペアの左側にくる通貨を指します。

例えば、米ドル/円を1,000通貨取引するとは、1,000米ドル取引することを意味します。

ユーロ/米ドルを1万通貨取引するとは、1万ユーロ取引することを意味します。

レバレッジによる最低金額はいくら

では次に、最低いくら必要なのかを計算しましょう、

例えば、1ロット=1万通貨のFX会社で、米ドル円を1万通貨取引するとします。

米ドル円のレートが1ドル=100円だとすると、1万ドルは100万円(1万ドル×100円)となります。

そして、FXにはレバレッジという預入れ資金の最大25倍レバレッジを掛けられる仕組みがありますので、100万円÷25から、4万円の資金が最低金額と求まります。

 

レバレッジの詳しい仕組みは、以下の記事をご覧ください。

記事:レバレッジとは?FXは危なくない理由を元銀行員が分かりやすく解説

ポジションの量を管理することが大切

 

FXでは、レバレッジがあるために、取引業者に預けた資金の何倍もの外貨を売買することが可能なのです。

レバレッジが25倍であれば、5,000円の資金で12万5,000円分の投資ができます。すると千通貨(円換算で11万円 ※1ドル=110円の時)を最低取引単位としているFX業者であれば、5000円程の証拠金で取引を行うことが出来ます。

 

では、実際に5,000円で、ドル/円の通貨ペアのロングポジション(ドル買い)を千通貨分持ってみましょう。

1ドル=110円の場合、ドルの千通貨は、円で換算すると11万円です。

この状況で、1ドル110円から1ドル109円へと円高に変動すると、どうなるでしょうか?

11万円だった円換算の金額が、10万9,000円に減ってしまいました。つまり1,000円の含み損を抱えたことになります。実際の資金は5,000円だったのが、4,000円になってしまいますので、証拠金はその25倍の10万円となります。

1ドル109円の際の千通貨は10万9,000円ですから、証拠金不足となります。資金を追加しないと、強制的にロスカットです。

関連記事:FXロスカットとマージンコールの仕組みを初心者向けに解説

 

このように最低限の資金で始めると、制限が強くかかる中でのトレードになります。

例え資金に余裕があっても、ハイレバレッジでポジションを大量に持つと同じ現象になります。

FX初心者が成功するためには、出来る限り制限がかからぬように、「資金は余裕を持つ」、「レバレッジは低く設定し、ポジションの量をしっかり管理する」というのが、ポイントになります。

目標によって必要な資金は異なる

それでは次に、どのような観点から投資資金を決めていけばいいのかを見ていきましょう。

資金に余裕があると有利な点

チャートを分析していくと、相場は常に上がっていったり、下がっていくだけでなく、上がったり、下がったりを繰り返していることに気が付きます。

現在のポジションも、中・長期的に見れば利益を生みだせるのですが、短期的には含み損となるケースはいくらでもあります。しかし資金に余裕がないと、そこまで待つことはできなくなります。

強いトレンドが発生した際にも、資金が足りないので買い増しができず、大きな利益をみすみす逃す結果にも繋がります。

ですから、千通貨で始める場合、レバレッジを5倍で設定したとして、資金は2万円ほど準備したいです。1万通貨であれば、レバレッジを5倍で設定して、20万円は必要だと考えるべきです。

 

もちろん、資金に余裕があっても、自分で決めた「損切り」のラインはしっかり守っていくことが大切です。

レバレッジが25倍であれば、もっと少ない資金でも、余剰資金が生まれますが、ハイリスク・ハイリターンなので、FX初心者はレバレッジ1倍や2倍から始めるのが基本になります。

FX初心者はどのくらいの資金から始めるべきなのか

実際のところ、どのくらいの資金で始めるのがベストなのかは、目標によって異なります。

例えば、1ヶ月で30万円利益を出したいということになると、そもそも千通貨では厳しいでしょう。ポジションが1lot(千通貨)だと、1円の変動で1,000円の利益しか生みません。

1万通貨で取引をし、かつレバレッジは25倍、ポジションが5lot(5万通貨)だとして、1円の変動で5万円の利益です。6円ほどの変動を正確に読みきれば30万円になります。この場合、証拠金は最低限25万円ほど必要です。

仮に余裕を持って50万円の資金だとして、30万円の利益となると、月利60%です。

月利200%を達成した話などもありますから、不可能ではないでしょう。ただし、ギャンブルトレードの範囲です。

 

ちなみに世界で最も勝率が高いといわれるウォーレン・バフェット氏の会社であっても、月利で計算すると2%未満です。これが安定して勝ち続けられる月利だとすると、毎月30万円の利益を生みだすには、資金は1,500万円となります。

少ない資金で冒険して、1ヶ月は勝って30万円の利益を出したとしても、残りの11ヶ月負けたら、1年間のトータルは大損です。

FX初心者はこの1回の勝ちばかりに注目し、その話を聞いて期待しますが、それではトータルで勝てないトレーダーになってしまいます。そして資金が底を尽き、退場せざるをえないことになるのです。

FX初心者に必要なのは、まずは現実的な目標設定になります。

FXに必要な資金のまとめ

月利2%だとすると、5万円の資金で始めて月に1,000円の利益、10万円で始めて月に2,000円の利益です。200万円の資金で、ようやく月の利益が4万円となります。

この目標利益に見合った資金が理想ということです。これでも、日本の銀行に預けるより、はるかに良い利率での運用になります。

もちろん、これ以上の月利を生み出すことも可能ですが、FX初心者であれば、まずはこの数字を確実にクリアできるようになりましょう。年間通じて、平均月利が2%を突破できれば、初心者卒業となります。

簡単に思われるかもしれませんが、年間トータルの収支をプラスにできるトレーダーは、全体の10%未満といわれています。つまりこれができたら、あなたは全体の10%に入る優秀なトレーダーということになるのです。そこまでいけたら、はじめて月利10%でも、30%でも、レバレッジを高くしてガンガン利益を狙っていきましょう。



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