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FXはいくらあれば始められるの?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

最低4000円と少額から始められるけど注意点もあるよ!今回は、目標に合わせた必要資金の考え方について説明していくよ!

FX(外国為替証拠金取引)を始められる理由は何ですか? と問われたら、ほとんどの方が「お金を稼ぐため」、「副収入を得たいから」、「投機によって貯蓄を増やすため」、といった理由を挙げられると思います。

ですから、FX初心者にとっては、「FXの専門用語」、「トレードのやり方」、「分析方法」、「ツールの使い方」など多くのことを学ぶ必要がありますが、それは「FXで成功してお金を稼ぐ」ためです。

成功と呼べるラインも人によって異なります。毎月少しでも利益が出れば満足する人もいれば、月利10%に達することを目標にしてFXをしている人もいます。

FX初心者の方は、まず目標を明確にしましょう。なぜなら目標の高低によって、トレードのやり方は大きく変わってくるからです。つまり、必要になってくる資金も違うのです。

FXを始めるだけなら、いくらでも始めることができるでしょう。しかし、それは「FXで成功してお金を稼ぐ」という目的とは、別の問題になります。

FXの初心者の方は、今回の内容をご覧になっていただき、ぜひ、「FXでどのくらい稼ぎたいのか」をイメージできるようになってください。そして、「本当に成功を掴めるFXトレーダー」を目指していただきたいと思います。

 

<今回の記事で分かること>
・FXはいくらから始められるのか?
・少額から始める際の注意点は何か?
・初心者にとってどのような観点から資金額を決めればいいのか?

 

5,000円からFXを始めた場合の制限

少額から投資を始められるのがFXのメリットの一つですが、その裏側には絶対に押さえておかなければいけない注意点があります。

まずは、少額から始めた場合に、どんな制限やデメリットがあるのかをみていきましょう。

レバレッジという魔法

「少額資金からFXを始めよう」というサイトの看板文句をよく目にします。4,000円から始められるとか、5,000円から始められるといったものです。

「そんな少額でいいのなら、始めてみようかな」という気持ちになりますね。しかも、そんな少額の資金から、億に届くところまで稼いだという話を聞くと、なおさら始めてみようという気持ちが強まるのではないでしょうか。

 

FXの基本通貨単位は、1万通貨です。これがどのくらいの金額かというと、1ドル110円ちょうどだとして、1万ドル、つまり110万円が基本通貨単位(1万米ドル×110円)なのです。FXをしたいのであれば、最低でも110万円が必要ということになります。

こう聞くと、FXを始めるのはかなりハードルが高いように感じますね。

最近は取引業者によって、基本通貨を千通貨に設定しているケースもあります(この場合は、トレードの手数料がかかることがありますので、確認が必要です)。千ドル、つまり11万円が基本通貨です。資金は最低でも11万円ということになります。

(基本通貨が1通貨という取引業者も誕生していますが、今回は触れませんのでご了承ください)

 

それなのに、なぜ5,000円という資金からFXを始められるのでしょうか?

それは、FXには「レバレッジ」という仕組みがあるからです。てこの原理のことですが、少ない資金で、大きな投機額を動かすことができるわけです。

 

記事:レバレッジとは?FXは危なくない理由を元銀行員が分かりやすく解説

ポジションの量を管理することが大切

 

FXでは、レバレッジがあるために、取引業者に預けた資金の何倍もの外貨を売買することが可能なのです。

レバレッジが25倍であれば、5,000円の資金で12万5,000円分の投資ができます。すると千通貨(円換算で11万円 ※1ドル=110円の時)を最低取引単位としているFX業者であれば、5000円程の証拠金で取引を行うことが出来ます。

 

では、実際に5,000円で、ドル/円の通貨ペアのロングポジション(ドル買い)を千通貨分持ってみましょう。

1ドル=110円の場合、ドルの千通貨は、円で換算すると11万円です。

この状況で、1ドル110円から1ドル109円へと円高に変動すると、どうなるでしょうか?

11万円だった円換算の金額が、10万9,000円に減ってしまいました。つまり1,000円の含み損を抱えたことになります。実際の資金は5,000円だったのが、4,000円になってしまいますので、証拠金はその25倍の10万円となります。

1ドル109円の際の千通貨は10万9,000円ですから、証拠金不足となります。資金を追加しないと、強制的にロスカットです。

(上記は分かりやすく解説しています。ロスカットの詳細な仕組みは、必ずご利用中のFX業者ホームページをご参照下さい。)

 

このように最低限の資金で始めると、制限が強くかかる中でのトレードになります。

例え資金に余裕があっても、ハイレバでポジションを大量に持つと同じ現象になります。

FX初心者が成功するためには、出来る限り制限がかからぬように、「資金は余裕を持つ」、「レバレッジは低く設定し、ポジションの量をしっかり管理する」というのが、ポイントになります。

目標によって必要な資金は異なる

それでは次に、どのような観点から投資資金を決めていけばいいのかを見ていきましょう。

資金に余裕があると有利な点

チャートを分析していくと、相場は常に上がっていったり、下がっていくだけでなく、上がったり、下がったりを繰り返していることに気が付きます。

現在のポジションも、中・長期的に見れば利益を生みだせるのですが、短期的には含み損となるケースはいくらでもあります。しかし資金に余裕がないと、そこまで待つことはできなくなります。

強いトレンドが発生した際にも、資金が足りないので買い増しができず、大きな利益をみすみす逃す結果にも繋がります。

ですから、千通貨で始める場合、レバレッジを5倍で設定したとして、資金は2万円ほど準備したいです。1万通貨であれば、レバレッジを5倍で設定して、20万円は必要だと考えるべきです。

 

もちろん、資金に余裕があっても、自分で決めた「損切り」のラインはしっかり守っていくことが大切です。

レバレッジが25倍であれば、もっと少ない資金でも、余剰資金が生まれますが、ハイリスク・ハイリターンなので、FX初心者はレバレッジ1倍や2倍から始めるのが基本になります。

FX初心者はどのくらいの資金から始めるべきなのか

実際のところ、どのくらいの資金で始めるのがベストなのかは、目標によって異なります。

例えば、1ヶ月で30万円利益を出したいということになると、そもそも千通貨では厳しいでしょう。ポジションが1lot(千通貨)だと、1円の変動で1,000円の利益しか生みません。

1万通貨で取引をし、かつレバレッジは25倍、ポジションが5lot(5万通貨)だとして、1円の変動で5万円の利益です。6円ほどの変動を正確に読みきれば30万円になります。この場合、証拠金は最低限25万円ほど必要です。

仮に余裕を持って50万円の資金だとして、30万円の利益となると、月利60%です。

月利200%を達成した話などもありますから、不可能ではないでしょう。ただし、ギャンブルトレードの範囲です。

 

ちなみに世界で最も勝率が高いといわれるウォーレン・バフェット氏の会社であっても、月利で計算すると2%未満です。これが安定して勝ち続けられる月利だとすると、毎月30万円の利益を生みだすには、資金は1,500万円となります。

少ない資金で冒険して、1ヶ月は勝って30万円の利益を出したとしても、残りの11ヶ月負けたら、1年間のトータルは大損です。

FX初心者はこの1回の勝ちばかりに注目し、その話を聞いて期待しますが、それではトータルで勝てないトレーダーになってしまいます。そして資金が底を尽き、退場せざるをえないことになるのです。

FX初心者に必要なのは、まずは現実的な目標設定になります。

まとめ

月利2%だとすると、5万円の資金で始めて月に1,000円の利益、10万円で始めて月に2,000円の利益です。200万円の資金で、ようやく月の利益が4万円となります。

この目標利益に見合った資金が理想ということです。これでも、日本の銀行に預けるより、はるかに良い利率での運用になります。

 

もちろん、これ以上の月利を生み出すことも可能ですが、FX初心者であれば、まずはこの数字を確実にクリアできるようになりましょう。年間通じて、平均月利が2%を突破できれば、初心者卒業となります。

 

簡単に思われるかもしれませんが、年間トータルの収支をプラスにできるトレーダーは、全体の10%未満といわれています。つまりこれができたら、あなたは全体の10%に入る優秀なトレーダーということになるのです。そこまでいけたら、はじめて月利10%でも、30%でも、レバレッジを高くしてガンガン利益を狙っていきましょう。

そのためにも、動画50本超、計8時間超の講義が完全無料でご利用頂ける「FXトレーディングカレッジ」でスキルを磨いてください。

無謀な目標設定は、大きなリスクを伴います。余裕のある資金と、リスクの低いローレバで、まずは利益を生みだせるトレーダーを目指しましょう。


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鈴木 拓也

東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。