こんな疑問を解決!

  • レバレッジって何?
  • レバレッジを1倍・2倍と変える方法は?
  • レバレッジは借金なの?

これからFXを始める方で、「FXはレバレッジが25倍だから少し怖いな~」と感じている方も多いのではないでしょうか?

実はこれ、レバレッジについて大きな誤解をしている可能性があります。

また、その他にも、「レバレッジ1倍、5倍って自分で設定するんですか~?」とか、「レバレッジは借金なの?」などと疑問を持たれている方も多いと思います。

レバレッジについて正しく理解することが出来れば、上記の疑問は全て解消するでしょう。

そこで今回の記事では、レバレッジについて分かりやすく解説をしていきたいと思います。

この記事の執筆者
suzuki_gazou

鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了
  • 三井住友銀行の本店・香港支店にて為替ディーラー業務に従事し、投資家/経営者に転身
  • FXや米株インデックス、高配当株などで運用する億投資家
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など

詳しいプロフィールはこちら

 

動画で学ぶFXのレバレッジについて

まずは、動画でFXのレバレッジについて視聴してみましょう。

上記の疑問がこの動画を見ることで一発で解決しますよ!

 

鈴木拓也鈴木拓也

動画が見れない方も、以下の文章で解説していきます!

FXのレバレッジとは?

レバレッジとは一言で説明すると、『預け入れた資金よりも大きな金額を取引できる仕組み』のことを言います。

日本のFX会社では現在レバレッジが25倍となっているので、例えば、10万円の資金で最大250万円分まで取引することが出来ます。

 
よく、レバレッジは「借金」と間違われますが、それは違います。

資金10万円で250万円分の取引をしても、250万円を借りているわけではなく、返済することはありません。

また、FXには損を限定する「強制ロスカット・マージンコール」という仕組みがあるので、損がある水準に達すると自動的に損が確定し、元本以上の損をすることは基本ありません。

ただし、ハイレバレッジで相場が急変動した場合、元本以上に損が出て、その損失を補填しないといけないリスクがあります。

非常に稀なケースですが、以下の記事で解説しています。

参考記事:FXで借金をする3つのケースと地獄を回避する対策とは?

FXのロットと取引数量

多くの未経験者・初心者の方が誤解するポイントに、「レバレッジ25倍なら、毎回25倍での取引になるの?」と勘違いする方が多いのですが、それは違います。

レバレッジはこの後解説する通り、「ロット(取引数量)」を決めることで管理することができます。

FXのレバレッジを理解する上で、まずは以下の2つを理解しましょう。

ロットと取引数量

  • ロット:FXの取引単位であり、FXはロット毎に取引する
  • 取引数量:「ロット数×取引単位」から計算される取引通貨の量

ロットの意味

FXでは、1ロット、2ロット、3ロット・・・とロット毎に取引する金額を決めていきます。

そして、FX会社によって、「1ロット=1,000通貨」と「1ロット=1万通貨」の2種類があります。

ここで、1,000通貨の『通貨』は、通貨ペアの『左側の通貨』を指します。

 

なので、米ドル円を1,000通貨取引する場合、1,000米ドルだけ取引することを意味します。

同様に、ユーロ円を2,000通貨取引する場合、2,000ユーロだけ取引することを意味します。

鈴木拓也鈴木拓也

FXを取引する際には、ロットで取引する金額を決めるのです。

取引数量の意味

ロット数に、FX会社の取引単位(1,000通貨、または1万通貨)を掛けたものが取引数量です。

例えば、1,000通貨単位のFX会社にて、5ロット取引すれば取引数量は5,000通貨(5ロット×1,000通貨)となります。

ここで、取引数量を円に換算するには、取引数量に通貨ペアの「左側通貨」の対円レートを掛け算すれば求められます。

例えば、米ドル円を5ロット(5,000通貨)取引し、米ドル円のレートが1ドル=100円であれば、円に換算すると500,000円(5,000ドル × 100円)となります。

鈴木拓也鈴木拓也

まずは前提知識として、ロットと取引数量の意味を理解しましょう。

レバレッジはロットで管理する

レバレッジは、今説明したロットでコントロールをします。

なので、レバレッジを2倍、3倍、4倍と、レバレッジ自体の設定を変更するのではなく、取引する金額であるロットを変更することで、どれくらいレバレッジが掛かっているかが変わるのです。

まずは、レバレッジの計算方法を理解しましょう。

レバレッジの計算方法

レバレッジの計算方法は以下の通りです。

レバレッジの計算方法

  • レバレッジ = 円換算の取引金額 ÷ 証拠金(預入金額)

 

以下は、レバレッジの計算例です。

例えば、預入れ金額が4万円で100万円分の取引をすれば、レバレッジ25倍で取引していることになります。

預入れ金額を100万円で100万円分の取引をすれば、それはレバレッジ1倍の取引をしていることになるのです。

レバレッジ1倍は外貨預金と同じ

レバレッジ1倍でFXをすると、それは外貨預金と同じ運用になります。

また、強制ロスカットなどのリスクもありませんので、かなりリスクを抑えた運用になります。

FXは外貨預金と比べて手数料が安く、有利な運用ができます。

ちなみに私も、レバレッジを1~1.5倍と低く抑えて、スワップポイント狙いの長期運用を行っています。

記事:【実績】スワップポイントで生活!700万運用の不労所得を公開

リスクは自分で管理できるのがFXの魅力

実は、このようにレバレッジは自分でコントロールできるので、例えば、預け入れた金額分だけの取引をした場合、それはレバレッジ1倍なので、普通の外貨預金と変わりません。

それでいて、外貨預金よりもFXの方が手数料が断然安いの魅力的です。

また、預け入れた金額以下で、最小取引単位以上の取り引きも自由にできるので、「FX=危ない」というのは大きな勘違いというのがお分かり頂けたかと思います。

金利が低位で推移する中、FXによる資産運用な大きなメリットがありますので、是非、運用手段の一つに考えていきましょう。



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