FX(外国為替証拠金取引)のトレードをしていると、運・不運の影響を受けることは多々あります。相場がポジティブサプライズによって高騰したり、ネガティブサプライズによって暴落することもあるからです。

こういう突発的に発生する大きなトレンドに対応できず、ロスカットとなって資金を失い、FXの世界から退場していくトレーダーがいるのも事実です。特に2008年のリーマンショックの際には続出しました。

FX初心者にとっては、このような話を聞くと「FXって怖い」「FXって賭け事と同じ」というような思いが強くなってしまいますね。

しかし、FXは決してギャンブルではありません。徹底してリスク管理をし、チャートや経済指標の結果を分析しながら、市場心理や先々の値動きを予測していけば、安定して勝つことは可能なのです。

ギャンブラーとトータルで勝ち続けられるトレーダーは違います。
なぜFXで、借金をして破産まで追い込まれるようなトレードをしている人がいるのでしょうか?

FXでは、「勝つためのやり方は人それぞれだが、大敗する人の原因には共通するパターンがある」と言われています。

大敗している人たちの傾向を知ることは、とても勉強になるのです。

今回は、FXで借金して破産する人の特徴と大負けを防ぐコツとは何かについてお伝えしていきます。

破産するまでトレードする人の特徴

ギャンブルとなっている

FXがギャンブル化してしまう人の特徴のひとつとして、「自らの資金を顧みず、ハイリスク・ハイリターンのトレードを繰り返す」という点があげられます。

注意しなければいけないのは、「レバレッチの高さ」です。現状の日本では、個人口座の場合、レバレッチは最大で25倍となっています。ひと昔前でしたら50倍まで可能でしたし、それ以前の黎明期には、500倍という驚愕のハイレバレッチでした。

法規制の整備によってレバレッチは抑えられていますが、それでも限界である25倍でトレードを行っていると、リスクが伴います。特にFX初心者の頃は、レバレッチは1倍や2倍に設定して、トータルで勝てる自信がついてきたら、少しずつ上げていきましょう。

海外のブローカーを利用してFXのトレードをする場合は、日本の規制外になりますので、888倍という超ハイレバレッチの設定も可能です。一攫千金を夢見る人たちが集まってきますが、当然のようにリスクがとても高い状態になります。

資金によほど余裕があれば話は別なのですが、ここまでの超ハイレバレッチでは、逆のトレンドが発生した場合、あっという間にマージンコールがかかり、強制ロスカットとなります。そしてその穴を埋めるためにはさらに多額の資金を投入しなければならなくなるのです。

資金に見合ったレバレッチでFXのトレードをすることが、ギャンブル化させないための大きなポイントになります。

損切りをしない

マージンコールがかかるということは、取引業者の規定している証拠金維持率を下回っていることを示しています。基本的には、ここまで損失が大きくなる前に「損切り」しなければいけません。

破産するまでトレードする人の特徴として、「損切りしない」「損切りできない」ことがあげられます。

損切りしないと、どのような状態になるのでしょうか?

時間が経過すると、相場が反転して、含み損を減らす可能性はあります。待っていれば、逆に含み益になることもあるのです。資金が減るのではなく、増えるのです。損切りしないのは、これを期待しているためです。

しかし、逆の可能性もあります。さらにトレンドが強まり含み損が増えていくケースです。こうなると損失が大きくなりすぎていて、自分の意思では決済できなくなるのです。そして限界の損失額まで悪化し、ロスカットとなります。

ただし、ロスカットの前にはマージンコールがかかりますので、証拠金を追加していくことで、ロスカットを回避することはできます。しかし、証拠金を追加しても、一時しのぎの対処法であって、さらに含み損が増えればまたマージンコールがかかることになります。

やがて手持ちの資金では補いきれなくなり、借金して証拠金を追加していきます。そしてパンクして破産するのです。

 

トレードをする上では、「リスクリワード」を意識したトレード戦略を考えることが必要不可欠です。リスクリワードが正しく設定されていないと、コツコツ稼いで利益を積み上げていっても、一度の負けで一気に資産を減らしてしまう可能性もあります。

リスクリワードの詳細を確認したい人は、以下の記事もご参考下さい。

記事:リスクリワードとは?初心者がFXで負ける理由を徹底解説

大負けを防ぐコツ

徹底したリスク管理

ギャンブルトレードをしていると、一度大勝することはあっても、長くは続きません。1億円勝っても、その後の1週間で2億円負けていたら、トータルでは大敗となります。

FXで安定した利益を確保していくためには、徹底した「リスク管理」が必要です。

リスク管理では、しっかりとした「事前のプランニング」が大切になります。

「目標利益は月利でどのくらい」なのか、そのための「資金額」、「レバレッチ」、「リスクリワード」、リスクリワードを達成するための「利益確定値」と「損失確定値」の設定。「どの通貨ペア」で、「どのくらいの回数を取引するのか」、「どのインジケーターを参考にするのか」といった設定を明確に行います。

そして実際に「勝率」や「収支」を細かく確認するだけでなく、「エントリーポイント」や「エグジットポイント」の振り返りや反省などもして、他のトレードの手法を取り入れたり、修正を行っていきます。

目標が明確で、リスクを管理できれば、ギャンブル的な要素はかなり抑えることができるでしょう。

FXの初心者であれば、月利目標は5%、レバレッチは1倍、リスクリワードは2.0というのが目安になります。通貨ペアは変動の大きいマイナー通貨ではなく、米ドル・ユーロ・円といったメジャー通貨のペアがおすすめです。慣れて勝率が上がってきたら、レバレッジを高めて利益をガンガン出していきましょう。

 

資金管理については以下の記事もご参考下さい。

記事:FXで稼ぐために不可欠な資金管理方法|FX入門初心者講座

損切りといった自分のルールを守る

的確な目標を設定できても、それを実現するためには精神力が要求されます。理想的な目標も、行動を伴わなければ、机上の空論となってしまいます。

負け込むと、「少ない額でも利益確定したくなる」、「損切りできなくなる」というケースが多く見られます。これが負ける人の特徴です。

突発的なサプライズには臨機応変な対応が求められますし、収支によって、リスクリワード、利益確定値、損失確定値の修正は必要になってくるでしょうが、一時的な感情に流されてルールを破ることは許されません。

感情的にトレードする人は、大負けするからです。

自分で決めたルールは、必ず守りましょう。時間があるからといって「24時間チャートを見て、取引を続ける」、「思いつきや値ごろ感で、安易に売買する」といった行為も負ける人の特徴になります。

一度決めた目標や設定は、改めて修正するまで貫き通す覚悟と忍耐力が必要です。

これが大きな負けを防ぐコツになります。

 

自分ルールについては、以下の記事もご参考下さい。

記事:FX初心者は絶対読むべき|破れば即負け確実の4大ルールのまとめ

まとめ

「まずは1億円稼いでみよう」、「月に50万円は簡単に稼げる」といった宣伝文句に惑わされてはいけません。少ない利益であっても、心を揺らさず、厳格に自分で決めたルールを守ってトレードしていくことで、安定して利益を出していけるようになるのです。

目標設定に従ったリスク管理を大切にしていきましょう。そうすれば、FXのトレードで借金して破産するようなことはありません。

ギャンブラーではなく、ぜひ「勝ち続けることができるトレーダー」を目指してください。

目標設定やルールの決め方についてもっと詳しく勉強したい方は、無料学習コンテンツ「FXトレーディングカレッジ」を活用していただけたらと思います。

 

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