こんな疑問を解決!

  • FXで借金を負う可能性はあるの?
  • どんな時に借金を負ってしまうの?
  • 借金を負わないようにする対策は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

FXを始めたい方の中には、「FXは借金のリスクがあるの?」と心配している方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、FXで借金を負う可能性はあります。

ただし、よほど無茶をしない限り、その可能性は極めて低いと言えます。

そこで今回の記事では、どんな場合にFXで借金を負うリスクがあるのか、借金で地獄をみないための対策を解説していきます。

正しい対策をすることで、借金とは無縁のFXトレードが出来るようになりますよ。

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

FXで借金をする3つのケース

FXでは借金を背負わないように、損失が一定以上になると強制的に損を確定する仕組みがあります。

この仕組みを強制ロスカットと言います。

強制ロスカットやマージンコールの詳しい仕組みはこちら

 

強制ロスカットがあるので、預け入れた資金以上に損をすることは基本的にありません。

ただし、以下3つの場合には、借金を背負ってしまう可能性もあるのです。

FXで借金を背負うケース

  • 急変動でロスカットが間に合わない
  • 為替市場で流動性がなくなる
  • 損切りをせずに借金をしてナンピンをする

ケース1:急変動でロスカットが間に合わない

一つ目のケースは、「相場が急変動してロスカットが間に合わない」場合です。

ロスカットとは損失が一定以上になると、全建玉を強制に決済して損を確定させる仕組みです。

通常の相場であれば、価格がロスカット水準に達した時点でロスカットが発動するので、借金を背負うことはまずありません。

ただし、相場が一瞬でロスカット水準を超えるほど動いた場合、本来の水準でロスカットが間に合わずに預け入れた証拠金以上に損をする可能性があります。

この場合は借金となり、基本的にFX会社にマイナス残高を補填しないといけません。

ちなみに、ロスカットが間に合わないほど相場が急激に動くケースは以下の場合があります。

相場が急激に動くケース

  • 中央銀行の金融政策の決定
  • 政治的な事件
  • 地政学的な事件
  • 土日の窓開け(休日に事件が発生)

記事:為替相場が変動する4つの要因とは?事例を含めて解説

ケース2:為替市場で流動性がなくなる

二つ目のケースは、「為替市場で流動性(取引の量)が無くなる」場合です。

当然ですが、為替は買いたい人と売りたい人がいて、初めて取引が成立します。

例えば、ドル円の買い建玉(ドル買い円売り)を持っている人が、売り決済をする場合、別のドル買い円売りをしたい人がいて、取引が成立するのです。

しかし、世界中で何らかの事件(例えば、戦争やシステム障害等)が起きて、市場から誰も人がいなく無くなれば、取引が成立しません。

すると、買値と売値の差が急激に広がり、無理に取引をすれば、預け入れた資金以上に損をする可能性もあります。

ただ、これは極めてまれなケースで、ほぼ無いと言えるでしょう。

ケース3:損切りをせずに借金をしてナンピンをする

最後のケースは「損切りをせずに借金をしてナンピンをする」場合です。

ケース1と2は自分ではどうしようもない外部要因が原因でしたが、今回は完全に自分の責任です。

ハイレバレッジでトレードし、ロスカットの水準が近づいた時、損から逃げるために、金融機関から借金をしてナンピン(買い増し・売り増し)をするのです。

一時的にはロスカットから逃げられるかもしれませんが、損が更に膨らめば、耐えられずにロスカットになります。

そして、残ったのは資金が激変したFX口座残高と、金融機関への借金です。

 

ナンピンについて知りたい人は、以下をご覧ください。

記事:FXはナンピン手法では絶対勝てない理由とは?初心者は必読!

FXで借金をする人の2つの特徴

FXで借金をしてしまう人には、必ずと言っていいほど共通の特徴があります。

逆に言えば、今から述べる事項を回避すれば、FXで借金をすることは極力避けることが出来るのです。

まずは、それぞれどんな特徴があるのかみていきましょう。

FXで借金をする人の特徴

  • ギャンブル好きの人
  • 損切りができない人

特徴1:ギャンブル好きの人

FXで破産する人の特徴のひとつとして、「自らの資金を顧みず、ハイリスク・ハイリターンのトレードを繰り返す」という点があげられます。

つまり、FXトレードがギャンブルになっているのです。

注意しなければいけないのは、「レバレッチの高さ」です。現状の日本では、個人口座の場合、レバレッチは最大で25倍となっています。ひと昔前でしたら50倍まで可能でしたし、それ以前の黎明期には、500倍という驚愕のハイレバレッチでした。

法規制の整備によってレバレッチは抑えられていますが、それでも限界である25倍でトレードを行っていると、リスクが伴います。特にFX初心者の頃は、レバレッチは1倍や2倍に設定して、トータルで勝てる自信がついてきたら、少しずつ上げていきましょう。

資金によほど余裕があれば話は別なのですが、ここまでの超ハイレバレッチでは、逆のトレンドが発生した場合、あっという間にマージンコールがかかり、強制ロスカットとなります。そしてその穴を埋めるためにはさらに多額の資金を投入しなければならなくなるのです。

資金に見合ったレバレッチでFXのトレードをすることが、ギャンブル化させないための大きなポイントになります。

 

記事:FXレバレッジとは何?危なくない理由を動画で分かりやすく解説!

特徴2:損切りができない人

そして2つ目の特徴が、「損切りしない」「損切りできない」です。

損切りしないと、どのような状態になるのでしょうか?

時間が経過すると、相場が反転して、含み損を減らす可能性はあります。待っていれば、逆に含み益になることもあるのです。資金が減るのではなく、増えるのです。損切りしないのは、これを期待しているためです。

しかし、逆の可能性もあります。さらにトレンドが強まり含み損が増えていくケースです。こうなると損失が大きくなりすぎていて、自分の意思では決済できなくなるのです。そして限界の損失額まで悪化し、ロスカットとなります。

ナンピンをしたら最悪で、やがて手持ちの資金では補いきれなくなり、借金して証拠金を追加していきます。そしてパンクして破産するのです。

 

トレードをする上では、「リスクリワード」を意識したトレード戦略を考えることが必要不可欠です。

記事:リスクリワードとは?初心者がFXで負ける理由を徹底解説

借金で地獄をみないための2つの対策

以上がFXで借金をしてしまう人の特徴ですが、逆に共通点が分かっていれば、最初からそれらを回避するような対策をしていれば、FXで借金をするほどの大負けを無くすことが出来ます。

ここからは、FXで借金を背負うことを回避する対策についてまとめていきます。

借金を防ぐ対策

  • 徹底したリスク管理を行う
  • 損切りといった自分ルールを守る

対策1:徹底したリスク管理をする

まず一つ目の対策は、徹底した「リスク管理」です。

ギャンブルトレードをしていると、一度大勝することはあっても、長くは続きません。

1億円勝っても、その後の1週間で2億円負けていたら、トータルでは大敗となります。

リスク管理では、しっかりとした「事前のプランニング」が大切になります。

「目標利益は月利でどのくらい」なのか、そのための「資金額」、「レバレッチ」、「リスクリワード」、リスクリワードを達成するための「利益確定値」と「損失確定値」の設定。「どの通貨ペア」で、「どのくらいの回数を取引するのか」、「どのインジケーターを参考にするのか」といった設定を明確に行います。

そして実際に「勝率」や「収支」を細かく確認するだけでなく、「エントリーポイント」や「エグジットポイント」の振り返りや反省などもして、他のトレードの手法を取り入れたり、修正を行っていきます。

目標が明確で、リスクを管理できれば、ギャンブル的な要素はかなり抑えることができるでしょう。

 

資金管理については以下の記事もご参考下さい。

記事:FXで稼ぐために不可欠な資金管理方法

対策2:損切りといった自分のルールを守る

二つ目は自分の損切りルールを守るということです。

的確な目標を設定できても、それを実現するためには精神力が要求されます。理想的な目標も、行動を伴わなければ、机上の空論となってしまいます。

負け込むと、「少ない額でも利益確定したくなる」、「損切りできなくなる」というケースが多く見られます。これが負ける人の特徴です。

突発的なサプライズには臨機応変な対応が求められますし、収支によって、リスクリワード、利益確定値、損失確定値の修正は必要になってくるでしょうが、一時的な感情に流されてルールを破ることは許されません。

感情的にトレードする人は、大負けするからです。

自分で決めたルールは、必ず守りましょう。時間があるからといって「24時間チャートを見て、取引を続ける」、「思いつきや値ごろ感で、安易に売買する」といった行為も負ける人の特徴になります。

一度決めた目標や設定は、改めて修正するまで貫き通す覚悟と忍耐力が必要です。

これが大きな負けを防ぐコツになります。

 

自分ルールについては、以下の記事もご参考下さい。

記事:FX初心者は絶対読むべき|破れば即負け確実の4大ルールのまとめ

対策を講じることでFXによる借金は回避可能

「まずは1億円稼いでみよう」、「月に50万円は簡単に稼げる」といった宣伝文句に惑わされてはいけません。少ない利益であっても、心を揺らさず、厳格に自分で決めたルールを守ってトレードしていくことで、安定して利益を出していけるようになるのです。

目標設定に従ったリスク管理を大切にしていきましょう。そうすれば、FXのトレードで借金して破産するようなことはありません。

ギャンブラーではなく、ぜひ「勝ち続けることができるトレーダー」を目指してください。



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