こんな疑問を解決!

  • FXの手数料は本当に無料なの?
  • 手数料に代わるスプレッドって何?
  • どのFX会社がスプレッドで有利なの?

FX会社のホームページには、「取引手数料無料」と書かれていますが、なんか裏があるのでは?と感じる方も多いでしょう。

実は、手数料は確かに無料ですが、手数料に代わるコストとして「スプレッド」が存在します。

そこで今回の記事では、スプレッドの意味や仕組み、スプレッドでFX会社を選ぶポイントについて解説をします。

この記事を読めば、無駄なコストを払わずにFXで稼ぐコツがわかりますよ!

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

FXのスプレッドとは

スプレッドとは、FXで取引する際の売値と買値のレート差のことです。

例えば米ドル円を取引する場合、売値(BID)は「米ドルから円に交換する時のレート」、買値(ASK)は「円から米ドルに交換する時のレート」です。

上図の場合は、スプレッドは0.3銭(0.3pips)となります。

FXでは、新規注文から決済までが1回のトレードになりますので、スプレッドが狭いほど投資家が負担するコストが安いことになります。

一度のトレードではあまり関係なさそうですが、一日にかなりのトレードを繰り返す「スキャルピング」や、一日に何度かトレードをする「デイトレード」に関しては、その小さな金額が積み上がって、トータルでとても大きな取引コストになります。

スプレッドとは

  • 売値と買値のレート差のこと
  • スプレッドが狭いほど投資家のコストが安くなるので有利

スプレッドが広いほどFX会社が儲かる

スプレッドは何のために存在しているのでしょうか?

現在のFX会社は、ほとんどが「手数料無料」をアピールしています。

ひと昔前までは、取引手数料が一定額かかりましたが、現在はかからない業者ばかりになっています。

その他、口座維持手数料もかかりませんし、出金手数料もかかりません(海外のFX業者は該当しません)、システム使用料も情報利用料も無料なのです。

取引ツールが完備されており、チャートもいつでも自由に見ることができますし、経済指標などの発表も確認することができて無料なのはとても嬉しいサービスです。

では、FX会社はどこで利益をあげていくのでしょうか?

それがスプレッドです。

買値と売値の差額分が業者の取り分となります。例えば、個人投資家から同じ金額の売り注文と買い注文が同時に入った時、2つの取引が相殺されてスプレッド分が丸々利益になります。

そう考えてみると、スプレッド分が手数料のようなものです。

しかも取引回数だけスプレッド分を支払うことになりますので、一日にたくさんトレードする分だけ手数料を支払っていることになるわけです。

スプレッドの3つの特徴

それでは次に、スプレッドの以下3つの特徴を解説していきます。

スプレッドの特徴

  • FX会社によってスプレッドは異なる
  • スプレッドは原則固定で例外あり
  • カバー先の銀行によりスプレッドに差が生じる

特徴1:FX会社によってスプレッドは異なる

どこのFX取引業者であってもスプレッドが同じであれば、あまり大きな問題にはならないでしょう。

しかし、実際は業者によってスプレッドの設定が異なるのです。

例えば最もメジャーな通貨ペアである「米ドル/円」について見ていくと、スプレッドが狭い業者だと「0.1銭」となっています。

ではスプレッドを広く設定している業者だとどのくらいになるのでしょうか?

広くてもだいたい「1銭」です(中には4銭という業者もあります)。0.1銭と1銭では、10倍以上の開きがありますから、スプレッドが広い会社を選んでしまうと、狭い会社を使っている投資家に比べて10倍利益を上げないと勝てないわけです。

ただ、業者によって得意な通貨というものがあり、「米ドル/円」のスプレッドが狭く設定されているからといって、すべての通貨ペアのスプレッドが他に比べて狭いわけではありません。

「米ドル/円」のスプレッドが広くても、「トルコリラ/円」のスプレッドは狭いという長所があったりします。

ですからFXを始める際は、ひとつの取引業者に絞らず、複数の取引業者で口座を作り、扱う通貨ペアに合せて取引する業者を変えていくのが効率的です。

 

記事:【最新】FX会社のスプレッド比較一覧!手数料が安い業者は?

特徴2:スプレッドは原則固定で例外あり

FX会社のスプレッド表記をみると、スプレッド数値の横に『原則固定』の文字があります。

実は、スプレッドは市場の状況によって変化することがあります。

これは、市場の取引量(流動性)が薄くなった時や、重要な経済指標が発表されて相場が急変動している時は、米ドル円0.2銭のスプレッドであっても、10銭や20銭以上に広がることがあります。

サプライズは突発的な事態なので対応は難しいですが、有力な経済指標の発表については事前に時間帯が決まっています。

多くのFX取引会社がこういった経済指標の発表の直前からスプレッドを広げる傾向がありますので、注意してください。

 

記事:FXファンダメンタルズ分析で勉強すべき3大項目と役立つ情報源を紹介

特徴3:カバー先の銀行によりスプレッドに差が生じる

そもそも、なぜFX会社によってこのようなスプレッドに差が生まれるのでしょうか?

トレーダーはFX会社を通じて注文するわけですが、そのFX会社は複数の銀行や証券会社と提携しており、インターバンク市場の為替レートの中から最もトレーダーに有利なものを選んで発注してくれることになります。

FX取引業者のカバー先の銀行などのことを、FXでは「カウンターパーティ」とも呼びます。

大手の有名取引業者は多くの提携先があるため、トレーダーに有利なレートを選択でき、スプレッドの面で有利になります。

カバー取引先が少ないと、そういった選択が限定的になってしまいますので、なかなかスプレッドを狭めることができず、また、突発的なことがあるとすぐにスプレッドが広がってしまうのです。

スプレッドが狭いほど有利な理由

それでは次に、スプレッドの差によってどれほど収益に差が出るのかシミュレーションしてみましょう。

米ドル/円で比較

米ドル/円のスプレッドを0.2銭に設定しているA社と、1銭に設定しているB社を比較してみます。基本通貨は1万通貨、1Lotでトレードしたとしましょう。

A社の場合、スプレッドが0.2銭なので、1Lotのトレードで支払う手数料は20円です。

B社の場合、スプレッドが1銭なので、1Lotのトレードで支払う手数料は100円です。

同じトレードにも関わらず、この時点ですでに80円もの開きがあるのです。

もし一日10回トレードしたとすると800円ですね。土日はお休みでトレードできませんので、月に20日トレードしたとして、一ヶ月で16,000円の違いです。これを一年間続けると、勝ち負けに関わらず、192,000円もの差が出るのです。

もし1Lotではなく、10Lotでトレードしているのであれば、なんと1,920,000円もの手数料の差です。

0.2銭や1銭といえばまったく気にならないような金額かもしれませんが、塵も積もれば山となるということで、大きな差になります。

スプレッドが狭い会社を選ぶ際の盲点

FXの業界ではスプレッド競争が激しいため、広いスプレッドで設定している業者は顧客を集めることが難しくなっています。

ですから、スプレッドを狭く設定し、その分、他からコストを回収しようとする業者も登場してきます。回収方法として多いのは、「意図的なスリッページ」です。

システムが追いつかないからではなく、業者が利益をあげたいためのスリップページですから、これは単純に悪徳業者と言えるでしょう。

独自のプラットフォームを利用して、レート自体を改変するケースもあります。トレーダーは不利な状況であることを知らずに、そのまま取引を続けていくこと可能性もあるのです。

スプレッドの狭さだけに目を向けるのではなく、多くの情報を開示し、透明性の高い取引業者を選ぶという視点を忘れずにいてください。

 

スリッページが少ないおすすめのFX会社は以下をご覧ください。

記事:FX口座・会社おすすめ7社を元銀行員がFX初心者のために厳選!

スプレッドのまとめ

ということで、今回はFXのスプレッドについて詳しくお伝えしてきました。

ぜひ安心して取引できる業者を選択しつつ、できるだけ取引コストを抑えて、トータルで勝てるトレーダーを目指してください。勝つためには、どこの業者と取引するのかといった環境整備はとても重要なのです。

スプレッドや通貨ペアについてのより詳しい知識、スリップページなどの注意点について、もっと基本から学びたいのであれば、無料学習コンテンツ「FXトレーディングカレッジ」をぜひ、有効活用してください。



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