FX(外国為替証拠金取引)では、様々な国の通貨を扱うことができます。メジャー通貨としては、米ドルやユーロ、日本円が有名ですし、高金利な新興国通貨として南アフリカランドやトルコリラなどが注目を集めています。どの通貨ペアで売買するかはトレーダーの思惑次第です。

今回はメジャー通貨として扱われているオーストラリアの通貨豪ドル」(AUD)について、これまでの為替通貨の変動や今後の見通しについてご紹介していきます。

【今回の記事でわかること】
・豪ドルの過去の為替変動
・豪ドルの為替見通し
・豪ドルの取引でおすすめのFX会社

 

豪ドル(AUD)の為替レートの変動

かつては高金利通貨として人気だった豪ドルですが、現在の政策金利はアメリカや新興国に抜かれ、スワップポイントを目的としたトレードではやや分が悪い状態です。

はたして現在の豪ドルは「買い」のチャンスなのでしょうか、それとも「売り」のチャンスなのでしょうか?

2018年時点の大手銀行の予想

2008年のリーマンショック後、「豪ドル/日本円」(AUD/JPY)は、1豪ドル55円台まで暴落しました。その後、2013年にかけて105円台まで回復しています。しかし、最大の輸出先である中国の株価下落の余波を受け、2015年7月以降は下落トレンドです。2016年6月の72円台まで下落した後、90円台手前まで反発しましたが、2019年1月のアップルショックで70円台まで暴落しました。

2019年前半は70円台中盤から後半でのもみ合いの状態から、75円を下回る下落基調に転じており、2019年6月半ば時点では、1豪ドル74円丁度付近まで下落しています。

豪ドル円の週足チャート

 

「豪ドル/米ドル」(AUD/USD)は、2011年7月の1豪ドル1.10ドルを高値にして2016年1月にかけて下落が続き0.68ドルまで下げました。2018年1月には0.78ドルまで回復したものの、2019年に入ってからは0.72ドルがレジスタンスラインとなっており、0.70ドル前後の値動きです。6月半ば時点では0.694ドルの値をつけています。

2018年時点では、オーストラリアのコモンウェルス銀行(CBA)が、豪ドル/米ドル(AUD/USD)2018年末で0.83ドル、2019年には0.88ドルまで上昇すると予測していましたが、現実は大きく下回っています。

豪ドルが下落すると予測したナショナルオーストラリア銀行(NAB)でも、2018年末で0.73ドル、2019年には0.75ドルと予測していますので、実際はその水準よりも下回っていることになります。

2018年時の大手銀行の予測と現状
・豪ドル上昇と予想したCBAより豪ドルは大きく下落
・豪ドル下落と予想したNABよりさらに下値で推移

豪ドルの下落要因

2016年1月に上海総合指数が大幅に下落した際に、豪ドルもその余波を受けました。なぜでしょうか?

オーストラリは1991年前半以降、GDPが2期連続マイナス成長したことがないという脅威の経済成長を遂げています。28年連続して景気は拡大を続けたのです。

その最も核になるのが、貿易相手である中国の経済成長でした。この中国に原材料を供給していたのがオーストラリアです。ですからオーストラリアは先進国としては異例のリセッション(景気後退)がない長期に渡る経済成長を続けることができました。

オーストラリアと中国の景気は相関が強いといえるでしょう。

それがアメリカの中国の貿易紛争の影響で大きく歯車が狂い出したのです。2018年第3四半期と第4四半期は連続してGDPは減少しています。中国の景気が後退すると、オーストラリアもまた同様に景気が後退していくのです。

さらにシドニー、メルボルンの不動産価格が2017年のピーク時に比べて10%以上も下落してきています。豪州準備銀行(RBA)の発表によると、オーストラリア国民は家計資産(純資産)の60%以上を不動産に投資しているのが現状です。ですから、不動産バブルの崩壊によってオーストラリアはリセッションに突入したという見通しが強まっています。

アメリカの鉄鋼、アルミニウムの輸入制限によって、鉄鉱石などの資源価格が上昇しているにも関わらず、資源国であるオーストラリアの経済状況が悪化しているのはこういった背景があるからです。

豪ドル下落要因
・中国の景気後退
・不動産バブルの崩壊

豪ドルの為替レートの見通し

豪ドルの下落が進んでいる状態ですが、今後のオーストラリアの景気はどのように推移していくのでしょうか?

一番の問題はアメリカと中国の貿易紛争の着地点がまったく見えないところです。互いに関税の報復合戦になっており、完全に消耗戦の様相で世界経済にブレーキをかけています。やや楽観視していた市場もリスクオフな流れが強まってきました。そのために先行きが不透明で、豪ドルの見通しがたてにくい状態です。

政策金利が3年ぶりに利下げ

IMFの見通しによれば、干ばつや洪水などの自然災害による被害や、アメリカと中国の貿易紛争によって、オーストラリアの2019年GDP成長率は2.1%と予想されています。2018年が2.8%ですからまさに減速状態です。

2019年6月になり、ついにRBAは2016年8月以来となる利下げを決断しました。2011年には4.75%の高金利だったのですが、その後利下げが続き、2016年8月に1.50%まで引き下げられてからは3年間現状維持の状態でした。それが1.25%となったのです。

金融市場の見通しでは、RBAの利下げは9月までに2回、年末までに3回となる確率が50%となっています。アメリカも同様に利下げが織り込み済みになっており、為替相場では円高が進んでいます。

日本の異次元金融緩和も当面は継続される意向ですから、オーストラリアの政策金利が高い状態は変わらないのですが、円高のトレンドが続くようだと、スワップポイント狙いでの豪ドルは買いにくいでしょう。

ポイントになってくるのは、アメリカと中国の合意のタイミングになりそうです。ここで日本円を売って豪ドルを買えれば、豪ドル高に推移して為替差益を期待できますし、金利差によるスワップポイントも獲得できます。

そこまでは、豪ドル/日本円(AUD/JPY)の下落は続く可能性があります。1豪ドル70円が底と考えるのは危険かもしれません。

 

豪ドル円の見通し
・利下げ3回が市場予想
・アメリカと中国の合意までは豪ドルの下落基調が強まりそう

豪ドル特別キャンペーン中のセントラル短資FX

為替相場にとっては「ピンチはチャンス」です。豪ドルが大きく動くのであれば、売買で大きな利益を得ることができます。スワップポイントがマイナスになっても、為替差益を得るためには豪ドル売りから入る勇気は必要でしょう。

情報に敏感になっていれば、下落や上昇のトレンドに乗ることが可能です。チャンスを逃さないためにも、豪ドルの通貨ペアを有利に取り引きできるFX会社でFX口座を開設しておくべきです。

老舗で信頼の厚いセントラル短資グループの「セントラル短資FX」であれば、2019年5月13日から8月2日にかけて「業界最狭水準宣言」を行い、豪ドル3通貨ペアのスプレッドが縮小されています。

豪ドル/日本円(AUD/JPY)で37%OFF「0.8pips→0.5pips」、豪ドル/米ドル(AUD/USD)で61%OFF「1.8pips→0.7pips」、ユーロ/米ドル(EUR/USD)で16%OFF「1.8pips→1.5pips」です。

セントラル短資FXは約定力も高く、サポートツールも充実していますので、豪ドルを取り扱うのであれば、間違いなくイチオシのFX会社です。

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2019年の豪ドルの為替見通しのまとめ

リセッションに突入し、下落基調の強い豪ドルですが、アメリカ・中国の関係次第で強い上昇トレンドが発生する可能性もあります。今まで以上に変動が激しくなりそうな展開だけにチャンスも多い通貨だといえます。短期チャートでは特に大きく値を下げた後のオーバーシュートは狙い目でしょう。

ぜひより利益の出しやすいセントラル短資FXを有効活用して、大切な資産を増やしてください。