こんな疑問を解決!
- FXで最低限必要な知識は?
- FXの知識を効率的に学ぶ方法は?
これからFXを始める人は、まずは知識を仕入れる必要があります。
ただ、ネットでFXと調べると、色々な情報が出てきて混乱してしまう方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、初心者が必ず知っておくべきFXに最低限必要な知識を7つを厳選して解説していきます。
この記事を読むことで、FXをスタートすることが出来ますよ!
鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役
- 三井住友銀行で為替ディーラー業務を経験して独立
- 純資産4億円をFXや株で運用中|2023年利益+5,000万円超
- 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など
- 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
FXで最低限必要な知識7つ
FXをする上で、最低限必要な知識は以下の7つです。
FXに必要な知識
- ロングとショート
- 取引単位
- レバレッジ
- 通貨ペアの種類
- スプレッド
- スワップポイント
- チャートの見方
ロングとショート
FXでは取引を「買い」からでも「売り」からでも始めることができます。
なので、『安く買って高く売る』または『高く売って安く買う』ことで利益をあげることができます。
ここで、買いから取引を始めることを「ロング」、売りから取引を始めることを「ショート」と呼びます。
米ドル/円(USD/JPY)を例に出すと、「買い」(ロング)は左側の通貨を買って右側の通貨を売ることになります。
この場合、ドル高円安になるほど含み益が膨らみます。逆にドル安円高になっていくと含み損が膨らむ仕組みです。
逆に、米ドル/日本円の左側の通貨を売って右側の通貨を買うことを「売り」(ショート)といいます。
この場合、ドル安円高となると含み益、ドル高円安になると含み損となります。
これはすべての通貨ペアに当てはまります。
ユーロ/米ドル(EUR/USD)だとロングはユーロを買うことになりますし、ショートはユーロを売ることになります。
取引単位
FXでは、1ロット、2ロット、3ロット・・・とロット毎に取引を行います。
そして、1ロットはFX会社によって「1万通貨」または「1千通貨」となります。
ちなみに、『通貨』とは通貨ペアの左側の通貨を指します。
なので、例えば、米ドル円を1千通貨取引するとは、1千米ドルの取引をすることを意味します。
レバレッジ
FXにはレバレッジと呼ばれる預入資金の最大25倍の金額まで取引できる仕組みがあります。
例えば、FX会社に100万円の資金を預けている場合、最大2,500万円分の取引が出来るというわけです。
よくある誤解として、レバレッジは毎回最大の25倍で取引しなければならないわけではありません。
ロットをコントロールすることでレバレッジの管理が可能であり、100万円の資金で100万円くらいの取引をすれば、レバレッジ1倍の取引となります。
関連記事:FXレバレッジとは何?危なくない理由を動画で分かりやすく解説!
通貨ペアの種類
実際にFXで注文を出す際には、どの通貨ペアを選ぶのかを選択しなければなりません。
有名な通貨(メジャー通貨)もあれば、あまり聞いたことのないような通貨(マイナー通貨)もあります。
米ドルを扱っていないようなFX業者はありませんが、トルコリラやメキシコペソとなると、大手のFX業者でも扱っていないケースがあります。
複数のFX業者でFX口座を開設しておいた方がいいのは、興味を持った通貨をすぐに扱えるためです。
FX初心者の場合は、扱う通貨の国の経済情報が入手しやすいのかどうかで判断すべきです。
そう考えると、米ドル、日本円、ユーロの3種類がやはりおすすめになってきます。
今後の予測がしやすいだけでなく、流動性も高いので分析もやりやすいというメリットがあります。
関連記事:FX通貨ペアはどんな種類と特徴があるの?相関関係も解説!
スプレッド
FXでは取引をする際に売買手数料は発生しません。
口座開設にも手数料や維持費は発生しませんから、無料でFXをすることができます。
ただし、投資家が払う実質的なコストとして「スプレッド」が挙げられます。
スプレッドは買値(買う時に適用されるレート)と売値(売る時に適用されるレート)の差で、スプレッドが狭いほど有利になります。
スプレッドはFX会社によって狭い・広いが異なってくるので、出来るだけスプレッドが狭いFX会社を使うのがおすすめです。
記事:【最新】FX会社のスプレッド比較一覧!手数料が安い業者は?
スワップポイント
政策金利の高い国の通貨を買うと利息が発生しますが、これがスワップポイントです。
ポジションを保有し続ければ毎日スワップ金利の収入があります。
これもFX業者によって大きく異なります。
記事:【最新】スワップポイント比較一覧!スワップ投資におすすめFX口座
チャートの見方
トレード用のツールはFX会社がそれぞれが開発して用意しています。
これを「FXチャート」と呼びます。
使える分析方法(インジケーター)も、FX業者によって異なりますが、初心者用に作られているため、どこのFX業者のツールも見やすく、扱い方は簡単です。
近年では、取引ツールとチャートが一緒になったツールが主流であり、最もおすすめなのがMT4(メタトレーダー4)です。
MT4は対応しているFX会社の口座開設で無料で使用することができ、初心者から上級者まで幅広く使用されています。
注文方法やテクニカル指標となるインジケーターについては勉強が必要になりますが、成行注文で、売買する分にはすぐに慣れることができますので心配はいりません。
FXの知識まとめ
以上7点についてお伝えしてきました。もちろんFXで勝つためには、もっと多くの知識や経験が必要になります。
FXに必要な知識
- ロングとショート
- 取引単位
- レバレッジ
- 通貨ペアの種類
- スプレッド
- スワップポイント
- チャートの見方
ただしFX初心者の場合は、まずは上記の7点を優先して学んでおいてください。
そして勝てるトレーダー目指して成長していきましょう。