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FXを始める前に事前に知っておくべき知識は何がありますか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

たくさんあるけど「最低限知っておきたい7つの知識」を厳選して説明していくよ!

資産運用をFX(外国為替証拠金取引)で始めていこうと考えた際に、必要となるものは、FX業者を選んで開設するFX口座と証拠金です。しかし、FX初心者にとっては専門用語やルールなど知らないことばかりなので、何から学んでいけばいいのか戸惑います。

FX初心者ははじめに何を知っておくべきなのでしょうか?

<今回の記事で分かること>
・FXで必ず知っておきたい7つの知識が分かる
・それらを理解することで、スムーズにFXを始められる

 

1円円安になるといくら儲かるのか

少額から始められるのがFXのメリットではありますが、どのくらいの証拠金が必要になるのかを知っておくべきですし、どのくらいのリターンが期待できるのかも知っておいてから目標を立てていくのがいいでしょう。

ロングポジションとショートポジションの違い

FXでは、注文は「買い」からでも「売り」からでも始めることができます。

FXで利益を上げる方法

米ドル/日本円(USD/JPY)を例に出すと、「買い」(ロング)は右側の通貨を売って左側の通貨を買うことになります。これが「ロングポジション」です。この場合、円安ドル高になるほど含み益が膨らみます。逆に円高ドル安になっていくと含み損が膨らむ仕組みです。つまりドルが安い時に買って、高い時に売れば利益になるのです。

米ドル/日本円(USD/JPY)の左側の通貨を売って右側の通貨を買うことを「売り」(ショート)といい、これが「ショートポジション」になります。証拠金は日本円でFX口座に入金しているのですが、いきなりドルを売るということも可能なのです。この場合、円高ドル安となると含み益、円安ドル高になると含み損となります。つまりドルが高い時に売って、安い時に買えば利益になるのです。

これはすべての通貨ペアに当てはまります。ユーロ/米ドル(EUR/USD)だとロングはユーロを買うことになりますし、ショートはドルを買うことになります。ユーロの価格が伸びると思えばロングポジションを保有し、ドルの価格が伸びると思えばショートポジションを保有すればいいのです。

 

知識① ロングとショートの違い
・左側の通貨を買って左側の通貨を売ることをロング
・左側の通貨を売って左側の通貨を買うことをロング

基本通貨とレバレッジ

FXの基本通貨は一般的に「1万通貨」です。これが1単位になります。「1Lot」と呼びます。これが取引の最小単位になりますので、米ドル/日本円(USD/JPY)を扱うには、1万ドルが必要です。1ドル110円だとすれば、1Lotが110万円となります。

ロングポジションだと50銭円安ドル高(50pips)になると、5,000円の含み益です。つまり為替相場が変動して1円(100pips)の円安ドル高になれば、1万円の利益ということになります。これは保有するポジションの量に比例しますので、100Lotのロングポジションを保有していれば、1円の円安ドル高で100万円の利益です。

ただし、100Lotのロングポジションを保有するには、1億1000万円の証拠金が必要です。個人投資家が用意できる額ではありません。

ここで重宝されるのが「レバレッジ」です。てこの原理になります。小さな力を大きな力に変換することが可能です。海外のFX業者であれば500倍や888倍など超ハイレバレッジを効かせることができますが、日本は金融庁の規制があり、「25倍」が最大レバレッジになります。

1Lotに110万円の証拠金が必要でしたが、レバレッジ25倍だと、わずか44,000円でポジションを保有できます。仮に100Lotのロングポジションを保有するのであれば、440万円になります。これでも1円の円安ドル高で、100万円の利益です。

 

知識②&③ 基本通貨単位とレバレッジ、1円の変動での利益
・FX会社毎によって1万通貨単位か1000通貨単位で取引できるかが決まる
・レバレッジで小さい資金で大きな金額の取引ができる
・1万通貨単位の場合、1円の変動で1万円の利益

 

関連記事:FXレバレッジとは何?危なくない理由を動画で分かりやすく解説!

FX業者によって何が異なるのか

国内、海外にはたくさんのFX業者がありますが、いったい何が異なるのでしょうか?
FX初心者はどこの項目に注目していくべきなのでしょうか?

通貨ペアの種類

実際にFXで注文を出す際には、どの通貨ペアを選ぶのかを選択しなければなりません。資産が豊富であれば、リスクヘッジで様々な通貨ペアを扱うことができるでしょうが、FX初心者の場合は、証拠金の兼ね合いから2種類か3種類に絞ることになるでしょう。

有名な通貨もあれば(メジャー通貨)もあれば、あまり聞いたことのないような通貨(マイナー通貨)もあります。米ドルを扱っていないようなFX業者はありませんが、トルコリラやメキシコペソとなると、大手のFX業者でも扱っていないケースがあります。複数のFX業者でFX口座を開設しておいた方がいいのは、興味を持った通貨をすぐに扱えるためです。

ただし通貨ペアとなると新興国通貨は、日本円とのペアだけが取引可能になっているケースが多いです(クロス円)。FX初心者の場合は、扱う通貨の国の経済情報が入手しやすいのかどうかで判断すべきです。そう考えると、米ドル、日本円、ユーロの3種類がやはりおすすめになってきます。今後の予測がしやすいだけでなく、流動性も高いので分析もやりやすいというメリットがあります。

その他の通貨についての知識は、まずこの3種類を扱ってFXに慣れてからでも遅くはありません。ポンドが魅力だよとか、南アフリカランドを買っておくべきという声も聞こえてくるかもしれませんが、最初は主要通貨だけに集中することがおすすめです。

 

知識④ 通貨ペアの種類
・数十種類の通貨ペアがあるが、初心者は米ドル、円、ユーロがおすすめ

 

関連記事:FX通貨ペアはどんな種類と特徴があるの?相関関係も解説!

スプレッドとスワップ金利

扱っている通貨ペア以外にも、「スプレッド」と「スワップ金利」にもFX業者で格差があります。

スプレッドというのはいわばFX業者に支払う手数料のようなものです。狭い方がトレーダーにとっては有利になります。利益を出しやすくなるのです。米ドル/日本円(USD/JPY)だと0.3pipsが国内のFX業者の目安でしょう。ただしあくまでも原則固定ですから、FX業者の自由意志でいつでもスプレッドは広げられます。重要な経済指標の発表直後は3.0pipsになっていることも普通にあります。これは買った瞬間に売ると、3.0pipsの損になるということです。とうことは、少なくとも3.0pips以上は上昇しなければ利益は出ません。

政策金利の高い国の通貨を買うと利息が発生しますが、これがスワップ金利です。ポジションを保有し続ければ毎日スワップ金利の収入があります。これもFX業者によって大きく異なります。米ドル/日本円(USD/JPY)だと1Lotで60円~70円ぐらいでしょうか。ポジションの量に比例しますので、100Lot保有していれば、6,000円~7,000円の収入が毎日あります。

ただし米ドル/日本円(USD/JPY)の場合、ロングポジションだとスワップ金利を貰えますが、ショートポジションになるとスワップ金利を払うことになります。日本は超低金利なので、ショートポジションだと利息分が毎日マイナスになっていくので注意が必要です。

 

知識⑤&⑥ スプレッドとスワップ
・スプレッドとはFX業者に支払う手数料のようなもので、買値と売値の差
・スワップ金利は、ポジションを保有し続けると毎日発生する利息

 

関連記事:FXスプレッドと手数料のFX会社比較ランキング【2019年版】

トレードプラットフォーム

トレード用のツールは日本のFX業者の場合、それぞれが開発して用意しています。これを「トレードプラットフォーム」と呼びます。使える分析方法(インジケーター)も、FX業者によって異なりますが、初心者用に作られているため、どこのFX業者のツールも見やすく、扱い方は簡単です。

近年では、トレードプラットフォームとチャートが一緒になったツールが主流であり、最もおすすめなのがMT4(メタトレーダー4)です。MT4は対応しているFX会社の口座開設で無料で使用することができ、初心者から上級者まで幅広く使用されています。

注文方法やテクニカル指標となるインジケーターについては勉強が必要になりますが、成行注文で、売買する分にはすぐに慣れることができますので心配はいりません。

 

知識⑦ FX業者ごとの違い
・トレードプラットフォームはFX業者ごとによって異なるが、MT4がもっともおすすめ

FXの知識7個のまとめ

ということで、FX初心者がまず知っておくべきことをまとめてみました。

・ロングとショートの違い
・基本通貨とレバレッジの効果
・1円の変動でどれくらいの利益があるのか
・最初に扱うべき通貨
・スプレッドとは?
・スワップ金利とは?
・FX業者によって何が異なるのか

以上7点についてお伝えしてきました。もちろんFXで勝つためには、もっと多くの知識や経験が必要になります。ただしFX初心者の場合は、まずは上記の7点を優先して学んでおいてください。そして勝てるトレーダー目指して成長していきましょう。





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FXトレーディングカレッジ 編集部

<アドバイザー:鈴木 拓也> 東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。