こんな疑問を解決!

  • トレンドフォローってどんな手法?
  • トレンドフォローのエントリーポイントは?
  • FXのトレンドフォローで勝てない時の理由は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

FXで最も利益を出しやすい手法の一つが、トレンドフォロー(順張り)と呼ばれるトレンドの方向にエントリーする手法です。

トレンドに上手く乗ることが出来れば、大きな利益を得ることができます。

FXトレーダーなら、トレンドフォローは必ず知っておきたい手法と言えます。

この記事では、トレンドフォローで稼ぐ手法や、エントリーポイントなどを解説していきたいと思います。

トレンドフォローを身に付ければ、FXで面白いくらい利益を上げることが出来るようになりますよ。

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了
  • 三井住友銀行の本店・香港支店にて為替ディーラー業務に従事し、投資家/経営者に転身
  • FXや米株インデックス、高配当株などで運用する億投資家
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など

プロフィールページ

 

トレンドフォローとは?

トレンドフォローとはトレンドの方向にエントリーしていく手法で、順張りとも呼ばれます。

つまり、「上昇トレンドなら買い」、「下降トレンドなら売り」でエントリーです。トレンドが無い横ばいなら様子見です。

トレンドが続く限り利益を伸ばすことができるので、FXで最も大きな利益を得やすい手法の1つと言えます。

上昇トレンド下降トレンド横ばい
相場環境 FXトレンド FXトレンド FXトレンド
取引買い売り様子見

 

トレンドフォローとは対極に位置する手法が、トレンド転換を狙ってエントリーする逆張りです。

つまり、上昇トレンドに対して売り、下降トレンドに対して買いでエントリーする手法となります。

記事:トレンド転換を使った逆張りFXトレード手法3つを紹介

FXトレンドフォローの手法2つ

トレンドフォローを細かく見ていくと、以下2つの手法に分けられます。

トレンドフォローで稼ぐ手法

  • 手法①:トレンドが発生している最中にエントリー
  • 手法②:トレンド発生直前にエントリー

トレンドフォローが有効な相場環境

それぞれ詳しく見ていきましょう。

手法1:トレンドが発生している最中にエントリー

一つ目の手法は、トレンドが発生している最中にトレンドの方向に沿ってエントリーする手法です。

これは最も一般的なトレンドフォローの手法です。

ただし、例えば上昇トレンドだからと言って、どこでも買いでエントリーしていい訳ではありません。

トレンドフォローの勝率を上げるには、トレンドの最中に発生する「押し目」と「戻り目」を狙うべきです。

押し目は上昇トレンドの最中の一時的な下落、戻り目は下降トレンドの最中の一時的な上昇のことです。

どこが押し目と戻り目になるかは、一時的な下落や上昇から反転してみないと分からないですが、それもテクニカル分析で予測することが可能です。

トレンドラインで押し目と戻り目を狙う

押し目と戻り目からの反転タイミングを狙うには、チャートに斜め方向に線を引く「トレンドライン」がおすすめです。

始点と1点目を結んでラインを引き、2点目以降の反転箇所でエントリーをすることができます。

その後もトレンドが続けば、利益を出すことができるので、最もシンプルな手法と言えます。

ただし、トレンドが終わりの時期になっている場合、自分がエントリーした後、トレンドがレンジ相場になったり反転したりするので失敗に終わるリスクもあります。

 

トレンドラインについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

記事:トレンドラインで荒稼ぎする引き方とFX取引手法を現役プロが解説

手法2:トレンド発生直前にエントリー

二つ目の手法は、トレンドが発生する直前か同時にトレンド方向へエントリーする手法です。

つまり、レンジ相場の時に、今後発生するであろうトレンドを予想して、トレンドが発生したタイミングでエントリーします。

自分が予想した方向にトレンドが発生すれば、トレンド初期の段階からエントリー出来ているので、より大きな利益を取ることが出来ます。

ただし、そのトレンド発生のサインがだましのリスクも高くなるので、手法1よりも難易度が高いものとなります。

ボリンジャーバンドのエクスパンションを狙う

トレンド発生直後のエントリーを狙うには、ボリンジャーバンドのエクスパンションを使うのがおすすめです。

ボリンジャーバンドは、バンドの伸び縮みが相場のボラティリティ(変動率)を示し、バンドが縮まった状態から突然伸び出すタイミングがエクスパンションで、レンジ相場からトレンド相場への移行を意味します。

 

ボリンジャーバンドについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

記事:ボリンジャーバンドとは?見方とFX手法2つをプロが解説

FXトレンドフォローで稼ぐ2つのコツ

それでは次に、トレンドフォローを仕掛ける際に確認しておかなければならない、2つのコツについて説明します。

どれも勝率を上げる上で重要ですよ。

トレンドフォローのコツ

  • コツ1:上位足のトレンド方向を確認する
  • コツ2:ファンダメンタルズ分析を確認する

コツ1:上位足のトレンド方向を確認する

一つ目のコツは、テクニカル分析で上位足のトレンドを確認することです。

皆さんは何の時間軸のチャートを見て、トレンドの把握をしていますか?

チャートには5分足、15分足、60分足、4時間足、日足、週足、と色々な種類がありますが、トレンドフォローで大事なのは上位足(4時間足~週足)がどのような環境なのかを把握することです。

よく、「トレンドフォローでエントリーしてもすぐ損切りに合ってしまいます」という話を聞きますが、よくよく状況を見てみると、大抵の場合、4時間足や日足などの上位足が異なるトレンドを示していたというケースが多いです。

例えば下図のように、15分足チャートでは上昇トレンドですが、上位の4時間足では下降トレンドであり、全体的な相場の流れは下落である場合があります。

短期的な売買で小さく利食いを出来ればいいですが、一度逆のトレンドに捕まってしまえば、大きな損を被るリスクが高ります。

上位足のトレンドを把握する

コツ2:ファンダメンタルズ分析を確認する

2つ目のコツは、ファンダメンタルズ的な背景を確認することです。

これは、テクニカル分析のみでトレードしている人にとっては難しいし、必要ないと思うかもしれません。

しかし、相場の流れを決めるのは常にファンダメンタルズです。

そのトレンドの背景は何なのか?今後も持続性があるのか?等を見極められれば、トレードの精度は飛躍的に向上します。

巨額のマネーを動かす機関投資家やヘッジファンドのほとんどは、マクロ経済の流れを読んで行動します。

もしプロが、テクニカル分析だけで、「チャートのローソク足が○○だから買いだ!」とか、「ボリンジャーバンドとMACDが○○だから売りだ!」とかでトレードをしていたら、その人は多分すぐクビになるでしょう。

トレンドが発生するメカニズム

トレンドが発生する流れを簡単に説明しますと、ファンダメンタルズの変化を捉えたプロや熟練トレーダーが買いでエントリーし、相場が次第に上昇し始める(①先行期)、その流れに気づいた勘の鋭いトレーダーが買いでエントリーし、相場が更に上昇(②追随期)、そしてトレンドの終盤には、初心者トレーダーも買いで入り、相場が急騰します(③利食い期)。

ここでもうお分かりだと思いますが、①や②で買った上手なトレーダーは③でゆっくりと利食いを始め、買い圧力が次第に弱まると同時に売り圧力が強まり、トレンドは終焉を迎えるのです(③利食い期)。

トレンドの発生段階

個人トレーダーが避けなければならないのは、③利食い期でエントリーしてしまうこと。

時には追っかけで勝つこともありますが、高値掴みのリスクが非常に高い局面であり、トレンドの中盤くらいにはエントリーしたいところです。

 

関連記事:FXファンダメンタルズ分析で勉強すべき3大項目と役立つ情報源を紹介

関連記事:追っかけ買いは高値掴みの原因!根拠ある場面で勝率を上げる方法

トレンドの判断方法

それでは次に、トレンドフォローの手法を使う際のトレンド判断方法について解説をしていきます。

トレンドが出ているかどうかの判断をどのようにすればいいのでしょうか?

今の相場にトレンドが出ているのかどうかを明確に判断できなければ、「トレンドフォロー」はそもそも出来ないですし、自分ではトレンドだと思っていても、実はトレンドではなくてただのレンジであり、トレンドフォローが失敗に終わる可能性があります。

なので、自分の中でトレンドの定義を明確化しておく必要があるのです。

 

トレンドの判断方法はいくつかありますが、最も有名でシンプルな方法が「ダウ理論」と呼ばれる方法です。

トレンド系のテクニカル分析は数多くありますが、「ダウ理論」によるトレンド把握方法は、上昇トレンドは高値・安値の切上げ、下降トレンドは高値・安値の切り下げがあれば、それらをトレンドと認識します。

ダウ理論によるトレンド判断

ダウ理論について詳しく知りたい人は、以下の記事をご参考下さい。

記事:【ダウ理論とは?】FXで稼ぐ手法や使い方を分かりやすく解説!

 

もちろん、その他にも様々なトレンド把握方法がありますので、大切なのはどのテクニカル分析が一番いいかを考えるのではなく、「自分の中でトレンドを認識する手法を確立する」ことなのです。

 

ダウ理論によるトレンド判断方法

  • 高値と安値がそれぞれ切り上がれば上昇トレンド
  • 高値と安値がそれぞれ切り下がれば下降トレンド

その他のトレンド判断方法は以下をご覧ください。

記事:『トレンド転換・継続』を見極めるたった5つの判断方法とは?

 

トレンドフォロー(順張り)の手法を動画で解説(約20分)していますのでご覧ください。

 

トレンドフォローで勝てない人の3つの理由

では、FXの王道でもあるトレンドフォローですが、どうして稼げる人がいる一方で、多くの人が利益を出すことが出来ないでしょうか?

トレンドフォローで損切りばかりにあって全然稼げない人の共通点は以下の3つです。

トレンドフォローで勝てない理由

  • 相場の環境認識が出来ていない
  • エントリーのタイミングが悪い
  • 損切りを置く位置が悪い

理由①:相場環境認識ができない

一つ目は相場環境認識が出来ていないということです。

例えば、下位足で上昇トレンドだから買いだと思ってエントリーしても、上位足のトレンドが逆だったら、トレンドを捉えた「トレンドフォロー」になるわけがありません。

まずは、主要なトレンドの波がどうなっているのか正しく相場の環境を認識する必要があるのです。

理由②:エントリータイミングが悪い

二つ目の理由は、エントリータイミングが悪いということ。

例えば、下図のようなレジスタンスラインのブレイクを見て飛び乗った場合(①)、高確率で押しの反落に遭遇します。

トレンドフォローのエントリーポイント

これは初心者がやってしまう最も多い失敗で、最悪なのはその後の押しで損切りせざる負えなくなり、自分が損切りした後、相場はまるで嘲笑うかの如く、もとの上昇トレンドに戻るのです。

トレンドフォローであっても、勝率を上げたいならば、押した後の反発ポイントである②の第二波でエントリーするべきです。

これを意識するだけでも、トレンドフォローの勝率は劇的に向上します。

理由③:損切りを置く位置が悪い

三つ目の理由は、損切りを置く位置が悪いということ。

エントリーした瞬間から含み益が発生し、後はほったらかしで利益が増えていくトレードが出来れば最高ですが、そうそうそのようなベストトレードをすることは難しいです。

ここで、損切りの注文をどこに置くかで勝負が決まるわけです。

例えば、下図のような場合、赤塗ポイントでエントリーした際、損切り幅を○○pipsで固定しているというだけの理由で、①の位置に損切り注文を置くのは、テクニカル的にも根拠があいまいです。

せめて、「直近最高値の前の安値」の少し下(②)に置いておけば、一時的な含み損の状況も耐えることが出来、再び相場が元のトレンドに戻れば、大きな利益を手に入れることが出来ます。

トレンドフォローの損切りポイント

トレンドフォロー(順張り)で大きな利益を得よう

以上、トレンドフォロー(順張り)の手法や、エントリーポイント、勝てない人の理由でした。

繰り返しますが、トレンドフォローが機能するのは、相場にトレンドが発生している時だけです。

レンジ相場の時に順張りでエントリーしては、度々損切りに合い、連敗もあり得ます。

しかし、相場環境を正しく認識し、高勝率なエントリーポイントでトレードするスキルが身に付けば、FXで大きな利益を上げることが出来るでしょう。



もっと本格的にFXのことを学びたい人は、無料学習コンテンツのFXトレーディングカレッジをご利用下さい。


FXのテクニカル分析を学びたい人は、為替チャートにラインを引くだけで予想するテクニカル分析の学習教材「ラインの王道」をご利用下さい。
当サイト経由で、「FXブロードネット」「FXTF」「セントラル短資FX」「DMM FX」の4つのうち、いずれかの口座開設をされた方限定で、為替チャートにラインを引くだけで予想するFXテクニカル分析の学習教材「ラインの王道」のアクセス権を無料でプレゼント!