こんな疑問を解決!

  • FXで生計は立てられるの?
  • FXで生計を立てる際の注意点は?
  • FXで生計を立てる方法は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

今の仕事がうんざりで、PCとスマホさえあれば稼げるFXで生計を立てたい!こんな思いを持っている方は多いでしょう。

FXで専業になれば、サラリーマンの平均年収どころか、億を稼ぐことも可能です。

ただし、当たり前ですが、誰もが簡単に稼げる世界ではありません。

そこで今回の記事では、FXで専業を目指す方向けに、生計を立てる方法や注意点を解説していきます。

本気でFXで稼ぎたい人は、この記事の全てを吸収するようにしましょう。

この記事の執筆者
suzuki_gazou

鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役

  • 三井住友銀行で為替ディーラー業務を経験して独立
  • 純資産4億円をFXや株で運用中|2023年利益+5,000万円超
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など
  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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FXで生計を立てる際の注意点3つ

FX専業トレーダーになれば収入に上限はありません。

平均サラリーマンの年収300~500万円を1カ月で稼ぐことも可能ですし、毎日会社に行く必要も無いので、完全自由な生活が送れます。

ただし、だからと言って、何の努力もなしに簡単に専業トレーダーになれるわけがありません。

まずは、専業トレーダーで生計を立てるために知っておきたい3つの注意点について説明します。

FXで生計を立てる際の注意点

  • 収入は安定しない
  • 社会的な信用はない
  • メンタルが弱いとズタズタになる

注意点1:収入は安定しない

一つ目の注意点は「収入が安定しなくなる」ことです。

会社員であれば、ボーナスについては時期によって異なることがあったかもしれませんが、毎月の給料は安定していたはずです。

家賃や光熱費、食費、車の維持費などの支払いが毎月ありますが、給料が安定していれば何も心配はいりません。

収入も支出も、ほぼ正確に事前に計算できるからです。

しかし、これまで働いていた会社を辞め、FXで生計を立てるということは、その「安定を捨てる」ということになります。これはかなりの違いです。

例えば毎月15万円の支出があるとしたら、毎月少なくとも15万円は勝たなければなりません。そうでなければ生活できなくなるからです。

FXで100%勝つということは不可能ですから、勝つ時もあれば負ける時もあります。

毎月トータルで勝てればいいですが、負ける月も出てくる可能性があります。1ヶ月間、一生懸命になってチャートを分析し、トレードを繰り返しても収入がゼロというだけでなく、むしろマイナスになることもあるのです。

ですから、負けが続いても生活できるだけの資金がなければFX専業トレーダーは続けられません。

注意点2:社会的な信用はない

二つ目の注意点は「社会的な信用がなくなる」ことです。

会社を辞めたわけですから、名目上はFX専業トレーダーとはいえ、社会的な地位としては無職です。

社会的な信用は無くなります。ローンも組めなくなるのです。

下手をすれば、クレジットカードさえ作れなくなります。

個人事業主として届け出たり、株式会社を設立するという方法もありますが、会社員だった頃よりも社会的な信用は落ちると覚悟しておくべきでしょう。

もちろん確定申告といった手続きも、自分でしなければならなくなります。

今まで以上に不便さを感じることは多くなるのです。

注意点3:メンタルが弱いとズタズタになる

三つ目の注意点は「メンタルが弱いと精神がズタズタになる」ことです。

会社内の人間関係で悩んでいた人にとっては、まったく気にする必要がなくなりますから、これまでのストレスは軽減されます。

営業ノルマで上司から急かされることもありませんし、パワハラやセクハラもなくなります。

ただし、これまでの安定した収入源を断つということは、「絶対に勝たなければならない」という状況に自分を追い込むことになります。

FXで感じるストレスは副業の時とは雲泥の差です。

負けが続いても資金がある間はまだ平常心を保っていられますが、資金が尽きてくるとFXの勝敗がそのまま生きていけるかどうかに繋がっていくのです。

今まで感じたことのないプレッシャーの中でのトレードになっていくでしょう。

そんな中で突発的な地政学リスクが発生して暴落し、強制ロスカットになったら、そう簡単には立ち直れないほどのダメージを精神的に負うことになります。

もちろんお小遣い稼ぎでやっているトレードではありませんから、損失額も大きなものになります。

リスクマネジメントによって最悪の状態は回避することはできますが、1度の大敗でもダメージが大きく、平常心を保てないとさらに負けが続くのでメンタルがズタズタになります。

これまでとはまったく異なるストレスを受けることになりますので、メンタルが強くなければ続けていくことが難しくなります。

 

関連記事:FXで負けた時のメンタル回復法とストレス軽減の対処法とは?

FXで生計を立てるための3つの教訓

それではここからは、FX専業トレーダーになるための3つの教訓を見ていきましょう。

どれも非常に大切なことなので、何度も読み返して自分の中に落とし込んでください。

FXで生計を立てる際の教訓

  • 現実を見つめ、覚悟を決める
  • 資金はどのくらい必要なのか
  • 自分で決めたルールは必ず守る

教訓1:現実を見つめ、覚悟を決める

FX専業トレーダーとして生きていくためには、「しっかりと現実を見つめ、覚悟を決める」必要があるということになります。

中途半端な決意では、あっという間に断念することになってしまうでしょう。

確かにFXはハイリスク・ハイリターンの投資運用ですから、とてつもなく大きく勝つことは可能です。

実際に1億円、2億円と稼いでいるトレーダーもいます。しかしそれを実現するためには並々ならぬ覚悟と努力が必要なのです。

FXで勝つことは決して楽なことではありません。

少なくとも、「今までよりも楽にお金を稼げそう」という気持ちは捨てるべきです。

これまでの人生の中で最も勉強し、常に自己成長していると実感できるぐらいの取り組みが必要になります。

FX専業トレーダーで生きていくためには、それだけの覚悟を決めましょう。

教訓2:資金はどのくらい必要なのか

しかし覚悟だけでは、FX専業トレーダーにはなれません。

利益を出していくための資金が必要になります。

いったいどのくらいの資金が必要なのでしょうか?

これについては絶対にこれだけの資金が必要と決まっているわけではありません。

別に10万円から始めることもできますし、50万円から始めることもできます。

はっきり言って「資金はあればあるだけ有利」です。

資金があれば無理なレバレッジで、無理なポジションを保有してトレードをする必要がなくなります。

よりリスクを抑えた資産運用が可能になるのです。

実際にやってみると月利5.0%を維持し続けることも難しいことがわかります。

しかしこれだと10万円の資金であれば5,000円の利益です。とても生活できません。

逆に1億円の資金があれば月利5.0%でも500万円ですから、充分に生活していくことができるでしょう。

そう考えると最低でも300万円は用意すべきです。月利5.0%で15万円。すべて生活費で消えることになるので、なかなか資産を増やすということはできませんが、生活はしていくことができます。

 

関連記事:FX初心者に必要な資金は?いくらから始めるのが理想的なのか?

教訓3:自分で決めたルールは必ず守る

月利どのくらいを目指すのか、年利どのくらいを目指すのか、リスクリワード・レシオはどのくらいで設定するのか、何pipsで利益確定し、何pipsで損切りするのか、そういった目標やルールは明確にしておきましょう。

実際に進めていく中で改善点はいろいろでてきますし、それによって目標やルールが変化してくる分には問題ありません。

しかし、感情的になってトレードしてしまい、ルールを破るのはNGです。

トータルで勝つためには、「事前に決めた自分のルールを厳守する」必要があるからです。

ルールを厳守していく中で、PDCAサイクルを回していきましょう。そうして自分のトレード力をブラッシュアップしていくのです。

関連記事:FX初心者は絶対読むべき|破れば即負け確実の4大ルールのまとめ

FXで生計を立てる具体的な方法

最後にFX初心者がFXで生計を立てるための具体的な方法を説明します。

結論から言うと、FXで生計を立てるためには以下3つの要素をそろえることが必要です。

このどれか一つでも欠けると、生計を立てるのは難しいと言えます。

自動売買の特徴

  • 方法1:初期資金を集める
  • 方法2:売買ルールを確立する
  • 方法3:メンターを見つける

方法1:初期資金を集める

まず、FXで生計を立てるためには、元銭となる資金が必要です。

最低でも100万円くらいは合った方がいいでしょう。

もし、最低限の資金で専業になった場合、よりお金に対するストレスが増えますので、メンタルのコントロールが難しくなります。

その状態でトレードすると、最悪の場合、メンタルも傷つきお金も減るという事態になりかねません。

方法2:売買ルールを確立する

次は売買ルールを確立することです。

FXで生計を立てようと思い、専業になってから売買ルールを学ぶのは遅いと言えます。

ある程度FXの知識を学び、勝率も安定してきた状態で専業になるのが得策と言えるでしょう。

関連記事:FXトレードスタイル4つの種類と初心者にピッタリの手法の見つけ方

方法3:メンターを見つける

最後は、メンターを見つけることです。

何かあった時、FXのことで相談できるメンターが身近にいることのメリットは計り知れません。

FXはただでさえ孤独、自分との闘いですが、相場のプロと呼ばれる機関投資家はチームを組んで取引していますので、彼らに対抗するにはいかに仲間を見つけるかが重要になってきます。

 

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FXで生計を立てる:まとめ

FX専業トレーダーとして生きていくためには、やはり一番重要なのは「メンタルの強さ」でしょう。

押す時には押す、退く時には退く。どんな場面でも、そのメリハリが大切です。そのためにもFXについてもっと勉強していくことがありますし、資金的な余裕も必要になります。

ぜひ、やるからには目標を達成し、充実した毎日を過ごすことができるFX専業トレーダーを目指してください。



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