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FXで生計を立てることは可能なのでしょうか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

もちろんそういう人はたくさんいるよ!今回はこれから脱サラして専業トレーダーを目指したい方向けに心構えを説明していくよ!

会社員として働きながら、副業で資産運用を行い、その不労所得を大切な収入源としている人も増えてきました。

そこには、働き方改革によって、「残業代が出ない」、「副業を許可する」といった企業が多くなっている背景があります。「勤めている会社が今後どうなるかわからない」、「老後に向けて今の貯蓄ペースでは間に合わない」といった危機感も少なからず影響を及ぼしているでしょう。

実際に副業としてFX(外国為替証拠金取引)を始めたところ、思ったよりも利益を出すことができ、「FXを本業とした方が稼げるのではないか?」と感じている人もいるかもしれません。

しかし、副業としてのFXと、本業としてのFXでは世界がまったく変わります。今回は、FXで生計を立て、専業トレーダーとして生きていくための必要事項についてお伝えしていきます。

 

<この記事で分かること>
・FXで生計を立てることは可能なのか?
・FX専業トレーダーになる前に知っておきたい3つの注意点
・生計を立てるために必要な教訓とは?

 

FX専業トレーダーを目指す前に知っておきたい注意点

FX専業トレーダーになれば収入に上限はありません。平均サラリーマンの年収300~500万円を1カ月で稼ぐことも可能ですし、毎日会社に行く必要も無いので、完全自由な生活が送れます。

ただし、だからと言って、何の努力もなしに簡単に専業トレーダーになれるわけがありません。

まずは、専業トレーダーで生計を立てるために知っておきたい3つの注意点について説明します。

収入は安定しない

まず、これまでと大きく異なる点は、会社員として働いていた給料が貰えなくなるということです。ボーナスについては時期によって異なることがあったかもしれませんが、毎月の給料は安定していたはずです。

家賃や光熱費、食費、車の維持費などの支払いが毎月ありますが、給料が安定していれば何も心配はいりません。収入も支出も、ほぼ正確に事前に計算できるからです。

しかし、これまで働いていた会社を辞め、FX専業トレーダーになるということは、その「安定を捨てる」ということになります。これはかなりの違いです。

例えば毎月15万円の支出があるとしたら、毎月少なくとも15万円は勝たなければなりません。そうでなければ生活できなくなるからです。

FXで100%勝つということは不可能ですから、勝つ時もあれば負ける時もあります。毎月トータルで勝てればいいですが、負ける月も出てくる可能性があります。1ヶ月懸命になってチャートを分析し、トレードを繰り返しても収入がゼロというだけでなく、むしろマイナスになることもあるのです。

ですから、負けが続いても生活できるだけの資金がなければFX専業トレーダーは続けられません。

社会的な信用はない

さらに、これまで会社が負担してくれていた分も支出として計算しなければならなくなります。今までの支出とは別に、保険料や年金など毎月支払う必要が出てくるのです。

会社勤めの付き合いが無くなる分だけ、飲み会の数も減り、支出は抑えられるようになるかもしれませんが、保険料と年金は馬鹿にできない額になるだけに注意が必要です。

会社を辞めたわけですから、名目上はFX専業トレーダーとはいえ、社会的な地位としては無職です。社会的な信用は無くなります。ローンも組めなくなるのです。

個人事業主として届け出たり、株式会社を設立するという方法もありますが、会社員だった頃よりも社会的な信用は落ちると覚悟しておくべきでしょう。

もちろん確定申告といった手続きも、自分でしなければならなくなります。

今まで以上に不便さを感じることは多くなるのです。

メンタルが弱いとズタズタになる

会社内の人間関係で悩んでいた人にとっては、まったく気にする必要がなくなりますから、これまでのストレスは軽減されます。営業ノルマで上司から急かされることもありませんし、パワハラやセクハラもなくなります。

ただし、これまでの安定した収入源を断つということは、「絶対に勝たなければならない」という状況に自分を追い込むことになります。FXで感じるストレスは副業の時とは雲泥の差です。

負けが続いても資金がある間はまだ平常心を保っていられますが、資金が尽きてくるとFXの勝敗がそのまま生きていけるかどうかに繋がっていくのです。今まで感じたことのないプレッシャーの中でのトレードになっていくでしょう。

そんな中で突発的な地政学リスクが発生して暴落し、強制ロスカットになったら、そう簡単には立ち直れないほどのダメージを精神的に負うことになります。もちろんお小遣い稼ぎでやっているトレードではありませんから、損失額も大きなものになります。

リスクマネジメントによって最悪の状態は回避することはできますが、1度の大敗でもダメージが大きく、平常心を保てないとさらに負けが続くのでメンタルがズタズタになります。

これまでとはまったく異なるストレスを受けることになりますので、メンタルが強くなければ続けていくことが難しくなります。

 

FX専業トレーダーを目指す上での注意点
① 収入は安定しない
② 社会的な信用はない
③ メンタルが弱いとズタズタになる

FX専業トレーダーになるための3つの教訓

それではここからは、FX専業トレーダーになるための3つの教訓・心構えを見ていきましょう。

どれも非常に大切なことなので、何度も読み返して自分の中に落とし込んでください。

現実を見つめ、覚悟を決める

ということで、FX専業トレーダーとして生きていくためには、「しっかりと現実を見つめ、覚悟を決める」必要があるということになります。中途半端な決意では、あっという間に断念することになってしまうでしょう。

確かにFXはハイリスク・ハイリターンの投資運用ですから、とてつもなく大きく勝つことは可能です。実際に1億円、2億円と稼いでいるトレーダーもいます。しかしそれを実現するためには並々ならぬ覚悟と努力が必要なのです。

FXで勝つことは決して楽なことではありません。少なくとも、「今までよりも楽にお金を稼げそう」という気持ちは捨てるべきです。これまでの人生の中で最も勉強し、常に自己成長していると実感できるぐらいの取り組みが必要になります。

FX専業トレーダーで生きていくためには、それだけの覚悟を決めましょう。

資金はどのくらい必要なのか

しかし覚悟だけでは、FX専業トレーダーにはなれません。利益を出していくための資金が必要になります。いったいどのくらいの資金が必要なのでしょうか?

これについては絶対にこれだけの資金が必要と決まっているわけではありません。別に10万円から始めることもできますし、50万円から始めることもできます。はっきり言って「資金はあればあるだけ有利」です。

資金があれば無理なレバレッジで、無理なポジションを保有してトレードをする必要がなくなります。よりリスクを抑えた資産運用が可能になるのです。

実際にやってみると月利5.0%を維持し続けることも難しいことがわかります。しかしこれだと10万円の資金であれば5,000円の利益です。とても生活できません。逆に1億円の資金があれば月利5.0%でも500万円ですから、充分に生活していくことができるでしょう。

そう考えると最低でも300万円は用意すべきです。月利5.0%で15万円。すべて生活費で消えることになるので、なかなか資産を増やすということはできませんが、生活はしていくことができます。

 

関連記事:FX初心者に必要な資金は?いくらから始めるのが理想的なのか?

自分で決めたルールは必ず守る

月利どのくらいを目指すのか、年利どのくらいを目指すのか、リスクリワード・レシオはどのくらいで設定するのか、何pipsで利益確定し、何pipsで損切りするのか、そういった目標やルールは明確にしておきましょう。

実際に進めていく中で改善点はいろいろでてきますし、それによって目標やルールが変化してくる分には問題ありません。しかし、感情的になってトレードしてしまい、ルールを破るのはNGです。

トータルで勝つためには、「事前に決めた自分のルールを厳守する」必要があるからです。ルールを厳守していく中で、PDCAサイクルを回していきましょう。そうして自分のトレード力をブラッシュアップしていくのです。

 

専業トレーダーを目指す上での3つの教訓
① 現実を見つめ、覚悟を決める
② 資金はどのくらい必要なのか
③ 自分で決めたルールは必ず守る

 

関連記事:FX初心者は絶対読むべき|破れば即負け確実の4大ルールのまとめ

まとめ

FX専業トレーダーとして生きていくためには、やはり一番重要なのは「メンタルの強さ」でしょう。押す時には押す、退く時には退く。どんな場面でも、そのメリハリが大切です。そのためにもFXについてもっと勉強していくことがありますし、資金的な余裕も必要になります。

ぜひ、やるからには目標を達成し、充実した毎日を過ごすことができるFX専業トレーダーを目指してください。

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FXトレーディングカレッジ 編集部

<アドバイザー:鈴木 拓也> 東京工業大学大学院卒。メガバンクの国内・海外支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、FXを中心とした投資スクールを運営。日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。