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これからFXを始めるんですけど、どんなことに注意すればいいでしょうか?

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

では、FX初心者にありがちな失敗パターンの代表例をいくつか紹介していくよ!これらに気を付ければ、初心者脱出への一歩を踏み出せるよ!

現在のFX(外国為替証拠金取引)は、株式投資と同じくらい、個人投資家に浸透してきた投資です。

取引のハードルを低くしている要因は、レバレッジによって「少額の資金でも大金を動かすことができる」ということと、スマホなどを利用して「24時間いつでも取引可能である」ということがあげられるでしょう(土曜・日曜は銀行がクローズしているため取引はできません)。

また、「主婦が1億円を稼いだ」とか「副業で毎月50万円稼いでいる」といったような刺激的なニュースが、多くの人たちの関心を集め、FXを始める層も拡大していっています。

本当にそんなに簡単に高額のお金を手に入れることができるのでしょうか?

貯蓄と投資はまるで内容が違います。現在の日本では銀行に預けていても利息は雀の涙以下です。投資に魅力を感じるのは当然のことかもしれません。

しかし、投資の持つ「資金を大きく増やすというメリット」ばかりに目がいきがちだと、投資は失敗すると資金を減らしたり、すべてを失うというリスクがあることを忘れてしまいます。

特にFX初心者は知識の少なさと経験不足から、よく失敗します。「失敗は成功の基」という言葉もありますので、そこから学び、反省を活かして成長していけば勝てるようになる可能性もあるのですが、それができないくらい叩きのめされるFX初心者も大勢いるのです。こうなるとFXの世界に戻ってこられずに引退してしまう人も出てきます。

今回はFX初心者によくある5つの失敗例をご紹介し、それを回避し、トータルで勝つための方法をお伝えしていきます。

失敗パターン①:損切りが出来ない

リスクマネジメントの意識を持つ

投資にリスクが付き物である以上は、「リスクを防ぐ」ための手法を身に付ける必要があります。もちろんリスクをゼロにすることは不可能ですが、ダメージを最小限に抑えることで、半年や1年間という期間の中で、「トータルで勝つ」ことができるのです。

FXの取引を行う際には、常に「リスクマネジメント」(リスク管理)の意識を持ち続けましょう。

トータルで勝つということは、「どうすれば今より勝てるようになるだろうか?」ということばかりを追求するのではなく、「どうすれば今より負けずに済ますことができるだろうか?」ということも同時に追求していかなければなりません。

そこでポイントになるのが、「負けた時のダメージを抑える」という、「損切り」になります。FXで勝つために欠かせない要素です。損切りを冷静に判断して決断するということができない限り、勝った分以上に負けることになるのです。

FXにおいて最も重要なリスクマネジメントが、損切りということになるでしょう。

なぜ損切りできないのか?

FX初心者が損切りできずに失敗するのは、「為替相場が常に変動している」ためです。レートは下がっても、また上がる可能性があるので、なかなか自分で損失を確定できません。特に含み損の額が大きくなると、その傾向はより強くなります。

ただし、下がっても、また上がる可能性があるということは、もっと下がる可能性もあるのです。

つまり、『損切りできない=大きな損失を生み出す』ということです。これを続けていると、わずかな利益をいくら積み上げても、一瞬ですべてが吹き飛びます。とても高い確率で、トータルで負けるトレーダーになってしまいます。

しかし、少しの損失が出ただけですぐに損切りしていたのでは、やはりトータルで勝つことは難しいものです。では、どこで損切りすればいいのでしょうか?

どこで損切りするのかは人それぞれです。とにかく、トータルで勝つことができるトレーダーは、「ここまでいったら損切り、ここまでいったら利益確定」というラインが明確です。

事前に立てた目標や計画、約束事に従って冷静にトレードできるようになれば、損切りで悩むこともなくなります。

動画で見るFXの失敗例

しっかりとした資金管理が出来ないと、FXでは大きな金額を失うリスクがあります。

【動画:損失1,000万円をかかえた主婦】

失敗パターン②:ハイレバレッジでトレードする

FX初心者はハイレバレッジNG

FXの醍醐味のひとつに「レバレッジ」があります。「てこ」という意味で、このレバレッジによって、小さな資金で大きな取引ができるようになるのです。

FX初心者に推薦されるのは、レバレッジ「2~3倍」ですが、こうなるともはやレバレッジの存在価値はなくなりますね。せめて5倍~10倍で取引したい、という気持ちになるのではないでしょうか。

現在の日本の規制では、レバレッジは25倍までになっています。純資産の25倍の取引が可能になるということです。1万通貨が基本通貨だとすると、米ドル/円(USD/JPY)で1ドル110円ほどだと仮定して、最低資金が110万円なければ取引できないところを、レバレッジ25倍だと4万4千円で取引できます。

しかし、FX初心者はハイリターンを期待してハイレバレッジで始めると、大きな失敗をするケースがとても多いので、基本的にはお勧めできません。

ロスカットされたら終わり

為替相場が変動して含み損が出ても、レートが戻れば含み損は含み益に変わります。変動にどこまで耐えられるかは、資金額次第です。含み損が出ても、損切りせずに粘り強く待つことはできますが、「証拠金維持率」が100%を下回った時点(純資産を必要証拠金が上回った時点)で、強制的に決済される危険性が高まります。

取り扱っているFX業者にもよりますが、証拠金維持率が50%を下回ったら確実に「ロスカット」になります。こうなると資金は大きく減ることになるでしょう。ロスカットは最も回避しなければいけない最悪な状況です。

FXで取引をしようとした時に、純資産が潤沢で、必要証拠金の3倍以上の資金があればあまり問題ないのですが、ギリギリの資金で取引している場合、あっという間にロスカットアラートが鳴ることになります。

ロスカットを回避するためには、損失はやむを得ないとポジションの一部を決済して必要証拠金を減らすか、さらに入金して純資産を増やすかのどちらかです。

つまり、高いレバレッジが問題ということ以上に、「資金が少ないことが一番の問題」なのです。少ない資金であるのならば、それでも余裕を生み出すために、基本通貨を千通貨に引き下げ、さらにレバレッジを下げることが、とても大切なリスクマネジメントになります。

失敗パターン③:ポジポジ病になる

常にポジションを持っていたくなること

「ポジポジ病」というのは、常にポジションを持っていたくなることを指します。精神的な病気というわけではなく、FX初心者にありがちな傾向で、この状況だと失敗する確率が高いので、矯正する必要があります。

ちなみに「スイングトレード」の場合は、長期的な視野で利益を生み出すトレード方法なので、ポジションを持ち続けるのは普通です。計画的なトレードであればまったく問題ありません。

問題視すべきなのは、24時間取引をしているような感覚になっている場合です。決済したら、すぐに買うか・売るかを判断してポジションを持ち続けます。その人なりに根拠があっての取引なのでしょうが、為替相場にサプライズは付き物です。計画性がなくポジションを持ち続けると、サプライズに巻き込まれ、大きな損失を生み出す危険性があるのです。

 

特にスキャルピングなどの場合は、このポジポジ病に陥りやすいので注意しないといけません。

記事:FXスキャルピングで確実に稼ぐための手法と注意点とは?【最新版】

勝てるタイミングでトレードする

プロのトレーダーですら、超短期売買の「スキャルピング」で勝ち続けることは至難の業です。ましてやFX初心者であれば、トレンドがまったく判断つかない状態で勝つことは難しいでしょう。

ですから、24時間トレードし続けるようなことはせず、自分の勝てるタイミングまで待つのです。それまで無駄なポジションは持ちません。

「テクニカル分析」を柱にしてトレードしているのであれば、勝算の高いチャートの形になるまで待ちます。「ファンダメンタルズ分析」を柱にしてトレードしているのであれば、為替相場に強い影響を及ぼす金融政策や経済指標の発表があるまで待つのです。

「待つのも相場」です。その場の値ごろ感だけでトレードし、ポジションを持ち続けるようなことは避けるべきなのです。

失敗パターン④:勘でトレードする

経験豊富なトレーダーではない

「勝負勘」というものがあります。全体を見渡し、流れを読んで、ここが勝負所で、必ず上がる(下がる)という直感に従って決断します。この場合の勘は、当てずっぽうというわけではなく、豊富な知識や経験を土台にして計算されたもののことです。

熟練トレーダーは勘で勝ったというコメントを述べるかもしれませんが、FX初心者が額面通りにそのコメントを受け止めてはいけません。FX初心者には、豊富な知識も経験もないのです。ですからFX初心者が勘に頼ってトレードすると失敗するのです。

いろいろなことを勉強して知識を蓄え、実際に経験も積んでから勘を働かせるようにしましょう。それまでは、とにかくリスクマネジメントを徹底し、自分の勝てる形になるまでひたすら待ち続けます。

まずはしっかりと勉強をすること

チャートを読み解くのには様々な手法があり、いろいろな分析がされています。そこには過去のデータに基づいた根拠があるのです。それがテクニカル分析になります。

FX初心者にとって、テクニカル分析は難しそうに見えます。自分にはきっと理解できないだろうという先入観も働くかもしれません。だからといってテクニカル分析を無視してトレードしていても、勝率は思うように上がらないでしょう。

世界中の投資家や投資機関が、ファンダメンタル分析に加えて、テクニカル分析をトレードの目安に使用しているのです。心理的節目などはやはり存在します。ブレークしても反発するのか、そのまま大きなトレンドを形成するのか、100%見極めることはできませんが、チャートを分析することで勝つためのヒントは見つけることができます。

ここまで上がったらもう下がるだろう、といった安易な理由でトレードするようなことはせず、まずは勝つためにしっかりと勉強をしましょう。勘に頼るのはまず徹底的に勉強してからです。

失敗パターン⑤:自分は特別だと思っている

正常性バイアスの影響

予期しないサプライズが起こり、大きく損失が膨らんでも、人には「自分はきっと大丈夫」だと信じる心の作用があります。それが「正常性バイアス」というものです。

あり得ない状況になっても、それは正常の範囲内だと認識し、心の平静を保とうとするのです。災害時には、この正常性バイアスによって避難が遅れたり、被害が大きくなったりします。

まさにリスクマネジメントの対極的な存在です。「自分は特別だ」と思い込んでいると、リスクを大きくしてしまう危険性があるのです。

FX初心者の頃は、正常性バイアスによって失敗するケースが多いので注意が必要になります。

自信と過信は紙一重

勉強においても、ビジネスにおいても、失敗を怖れて行動するよりも、成功を強くイメージして行動した方が結果はついてくるものです。ポジティブな心理状態が、パフォーマンスを高めてくれるからです。逆に失敗を怖れているようなネガティブな心理状態だと、実力を発揮することが難しくなります。

自分の成功を強く信じてチャレンジできる力を心理学では「自己効力感」と呼びますが、自己効力感が高い人ほど、ビジネスシーンでは成果をあげやすいものです。

しかし、FXの取引において、希望的観測でトレードするリスクはしっかりと見つめていかなければなりません。「自分ならできる」、「自分ならばきっと成功する」といった自信は過信に繋がり、冷静な判断を鈍らせる可能性もあるからです。

自分自身への視点や期待はあまり持たない方が賢明です。それよりも、世界の経済情勢や為替相場の動きに集中し、無謀なチャレンジやハイリスク・ハイリターンは回避していきましょう。地道にコツコツと、欲張らずにできることを正確にやっていく心構えが大切です。

まとめ

9割のトレーダーが負けると言われる厳しいFXの世界ですが、安定して勝ち続けているトレーダーがいるのもまた事実です。ただ、トータルで勝つためには、相応の努力が必要になります。

「簡単に稼げる」、「効率の良い不労所得」という甘い言葉に踊らされず、やるからにはFX初心者であっても成果を出せるトレーダーを目指してください。

リスクマネジメントやレバレッジ、トレンド分析や成功するために必要な勉強について、もっと基本から学びたいのであれば、無料学習コンテンツ「FXトレーディングカレッジ」をぜひ、有効活用してください。



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