【FX初心者の9割が負ける】致命的ミスと回避策

今回はこんな疑問を解決していきます。

FXは「9割が負け、1割が勝つ」世界ですが、FXで失敗する原因は何があるの？と思う方も多いでしょう。

実は、FX初心者が負けるパターンは限られており、今回紹介する7つの原因に集約されます。

逆に言うと、7つの理由を事前に知り、回避することでFXでサクサク稼いでいくことが出来ます。

FX初心者の方は、今回説明する原因を必ず記憶し、対策をしていきましょう。

 

FX初心者の負ける原因を動画で学ぶ

FX初心者がよくやる特に重要な失敗パターン2つを動画で解説（約12分）していますのでご覧ください。

 

FX初心者が負ける原因

負けているトレーダーを観察すると、必ずと言っていいほど共通点があります。

彼らは負けるべくして負ける闘い方をしているのです。

FX初心者の失敗の原因は以下の7つです。

はっきり言って、どれも致命的な失敗であり、これらをする限りFXで稼ぐことは出来ません。

原因１：損切りが出来ない

最初の原因は「損切りが出来ない」です。

そもそも損切りをしない人は、「いつかレートは元の水準に戻るだろう」と何の根拠も無い期待にすがります。

しかし、それがいつになるのかは誰にも分かりません。

もしかしたら、5年後かもしれないし、10年後かもしれないし、もう元に戻らないかもしれない。

いつ何が起きてもおかしくないのが相場であり、常に全てのシナリオを想定しておかなければなりません。

例えば、2008年に起きたリーマンショックでは、多くのトレーダーが「もうこれ以上は円高にならないだろう」と考え、塩漬けにしたり、ナンピンを繰り返しました。

しかし結局、その後ドル円は3年で110円台前半から75円台半ばまで約35円も下落しました。

割合にして30％超の下落であり、もしレバレッジを3倍以上かけていたら、資金の全てを失ってしまうことになります。

原因２：ハイレバレッジでトレードする

２つ目の原因は「ハイレバレッジでトレードする」ことです。

レバレッジとは、預け入れた資金の最大25倍まで取引ができる仕組みであり、少額からはじめて莫大な利益を手にできるメリットがあります。

ただし、大きく稼ぐということは、逆に大きく損をする可能性もあるということです。

特にFX初心者の場合、売買手法が固まっていない状態で利益だけを追い求めてしまいがちなので、ハイレバレッジはリスクでしかありません。

レバレッジは最大でも10倍まで、できれば5倍以内に収まるように取引数量を調整するようにしましょう。

 

レバレッジの仕組みや、FXの資金管理について学びたい方は以下の記事をご覧ください。

記事：FXレバレッジとは何？危なくない理由を動画で分かりやすく解説！

記事：【知らないと破産！】FXの正しい資金管理とリスク管理方法を解説

原因３：すぐにポジションを作る

３つ目の原因は「すぐにポジションを作る」ことです。

FX初心者の方で、チャートを見た瞬間にすぐチャンスだと思い、エントリーを繰り返す人がいます。

しかし、取引した後、「この取引は失敗だった」「なんで安易にエントリーしたんだろう」と悩んでも手遅れです。

FXで利益を上げるには、チャートをこれでもかというくらい分析し、チャンスを待って待って待ち続けて、ハンターが獲物を捕らえるかの如く取引してこそ安定して勝つことが出来ます。

何でもかんでもすぐ手を出してしまえば、本来は見送るべき無駄なトレードが増え、利益が減る結果になってしまうでしょう。

原因４：ナンピンをする

４つ目の原因は「ナンピンをする」です。

ナンピンとは、買った後に価格が下がった場合、買い増しをして平均購入価格を引き下げる手法を言います。

例えば、110円で1Lotを買い、100円で1Lotを買い増せば、平均購入価格は105円になります。

FXのナンピンは上級者が使うテクニックであり、資金管理や相場分析を徹底している場合を除いて、やみくもにナンピンしたら破産します。

特に、「もうここまでは下がらないだろう」「いつか元に戻るだろう」と考え、レバレッジをかけてナンピンをすると、耐えられなくなった時点で失敗です。

そして、どんどんナンピンをして取引数量が大きくなった結果、損失もかなりふくらみます。

 

FXでナンピンは稼げない理由については以下をご覧ください。

記事：FXはナンピン手法では絶対勝てない理由とは？初心者は必読！

原因５：明確な根拠なしにトレードする

５つ目の原因は「明確な根拠なしにトレードする」です。

これは、原因３の「すぐにポジションを作る」と似ていますが、トレードに根拠がないのです。

言うまでもないですが、FXで稼ぐためには、テクニカル分析などで相場を予想してトレードします。

もし、適当に勘だけでトレードしているとすると、それはただのギャンブルです。

勝つか負けるかを運に頼ることになり、安定性も再現性もありません。

 

テクニカル分析について学習したい人は以下をご覧ください。

記事：FXテクニカル分析とは？初心者におすすめ9種類を現役プロが解説

原因６：自分は負けない特別な人だと考える

６つ目の負ける理由は、「自分は特別だと勘違いしている」ということです。

ビジネスでもスポーツでも何でもそうですが、成功する上で自分に自信を持つことは必要不可欠です。

ビジネスの企画で成功するまでの道筋がイメージ出来ていなければ、途中で挫折する可能性が高いです。また、スポーツでも試合前に勝てるイメージが無ければ、勝てる訳がありません。

FXにおいてもそれは共通しているのですが、「過度に自信をもってしまう」ことは取り返しのつかない失敗に陥ってしまう可能性があり、危険だということです。

9割の人が負けているにも関わらず、自分は負けないと思い込み、十分なトレーニングも無しにいきなりハイレバレッジでトレードしてしまうことや、根拠の無いエントリーをむやみにしてしまうことにつながります。

「自分はFXで負けるはずがない」と思ってしまう心理の裏には、心理学上の「正常性バイアス」という概念があります。

正常性バイアスとは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

引用：Wikipedia

原因７：感情に振り回される

7つ目の理由は、「感情に振り回される」ことです。

FXでは、感情に支配された時点で負け決定です。

熱くなって冷静さを失うと、ルールを無視して根拠のないところでトレードしたり、資金管理を無視してハイレバレッジでトレードしてしまいがちです。

すると、1回のトレードで取り返しのつかない損失を出してしまう危険性もあります。

 

FXで感情をコントロールする方法については、以下をご覧ください。

記事：FXで感情を完全に排除する方法・テクニックとは？

FXで負けを回避する2つの対策

ではどのようにこれら7つの失敗を防ぐ事が出来るのでしょうか？

FXの失敗を防ぐには以下の2つの対策があります。

対策１：失敗例がダメな理由を理解する

一つ目の対策は「失敗例がダメな理由を理解する」です。

例えば、上記の「どうしてナンピンがダメなの？」と疑問をかかえた状態では、失敗を防ぐことはできません。

心の底から納得していない状態では、いくら表面的な部分で分かっていても、過ちを繰り返してしまうリスクがあります。

もし、少しでも腑に落ちない部分があれば、自分が納得するまでとことん考えるようにしましょう。

対策2：正しいトレード手法を理解する

二つ目の対策は「正しいトレード手法を理解する」です。

自分の手法が固まり、それが正しい方向性の手法であれば、上記失敗パターンのほとんどは回避できます。

手法さえ固まってしまえば、後はそれをマシーンのように繰り返すだけでFXで利益を積み上げていくことが出来ますからね。

FXの失敗パターンまとめ

FXの世界では9割が負けて、残り1割が稼ぐことができる、非常に厳しい世界です。

ただ、失敗するトレーダーには必ず共通点があり、以下の7つの負ける理由が代表的です。

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