こんな疑問を解決!
- DMM FXのチャートの見方は?
- DMM FXチャートの使い方は?
- どんなテクニカル分析があるの?
FXで利益を上げるには、今後の為替相場を予想する必要があります。
FX初心者にとって、最もシンプルでおすすめなのが、過去の値動きを示した「チャート」を分析するテクニカル分析です。
そこで今回は、大手FX会社であるDMM FXのチャートの見方と使い方を解説していきます。
この記事を読めば、すぐにFXトレードが始められるようになりますよ!

鈴木 拓也
- 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
- 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
- メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
- 株式会社フィンテラス代表取締役
DMM FXのチャート
それでは情報も収集しやすく、なじみ深い米ドル/日本円(USD/JPY)の通貨ペアでチャートを確認していきましょう。
テクニカル分析となると専門用語も多くなり、複雑なグラフが表示されるので難しいイメージがあるかもしれませんが、まずは基本的な見方や扱い方をしっかりと理解しましょう。
ローソク足チャート
これが実際のDMM FX PLUSの「ローソク足チャート」です。
上がメインチャートになっており、下がサブチャートです。ローソク足チャートはメインチャートに表示され、青と赤の棒グラフで構成されています。
青が「陰線」で、円高ドル安に進んでいることを示しています。
赤が「陽線」で、逆に円安ドル高です。ドルが上昇すれば赤、下落したら青ということです。
小さく映したローソク足チャートではわかりにくいのですが、実際は「柱」と呼ばれる太い線と、「ヒゲ」と呼ばれる細い線に分かれています。
上に伸びたヒゲは「高値」、下に伸びたヒゲは「安値」を示しており、陰線の柱の上が「始値」下が「終値」、陽線の柱は逆に下が「始値」で上が「終値」です。
左上に操作用のボタンがありますので、「+」を押せば大きくわかりやすく表示されますし、「-」を押せば細かくなる代わりに全体像が見やすくなります。それが下の図です。
ローソク足の形を分析することで、「ローソク足がどのような状態なのか」、「次のローソク足はどうなっていっているのか」で、現状のトレンドや、今後の為替相場の動向を予測していくことができるのです。
期間によってチャートは変化する
左上でチャートを様々切り替えていくことができます。
一番左にあるのが「通貨ペア」です。DMM FXで取り扱っている通貨ペアはすべて表示可能です。
その右隣が「BID」「ASK」となり、DMM FXの米ドル/日本円(USD/JPY)のスプレッドは0.2pipsなので大きな差はありませんが、買値の変動を知りたい場合はASKで、売値の変動を知りたい場合はBIDのチャートを確認します。
そのさらにBID/ASKの右隣が「チャートの期間」の切り替えになります。
期間によってチャートの状態はまったく違ったものになりますので、自分のトレードにあったものを選んで参考にしていきます。
1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足が用意されていて、1分足であれば1分間の為替変動がローソク足1本分で表示されます。日足であれば、ローソク足1本分が1日の為替変動を示しているというわけです。
下の図は先程と同じタイミングの「5分足チャート」です。
スキャルピングなどの超短期売買をする場合は、短い期間のローソク足チャートを参考材料にしますし、スイングトレードなどの中・長期売買でしたら日足や週足チャートをメインにして分析していきます。
切り替えは簡単にできますので、スイングトレードであれば1時間足、8時間足、日足などの複数のチャートを比較していきながら分析していくのがいいでしょう。
インジケーターの扱い方
今回はサブチャートに「MACD(マックディー)」を表示しています。
相場が強気相場なのか、弱気相場なのか、トレンドの強さと転換期を示すテクニカル指標で、売買のシグナルを教えてくれるのです。
このようなテクニカル指標を「インジケーター」と呼びます。
DMM FX PLUSにはメジャーなインジケーターはほとんど用意されているので、自分のトレードに有効的なものを表示しておくことが可能です。
インジケーターの表示も簡単
どんなインジケーターがあって、どれを使うのか、操作は簡単です。
右上のボタンの真ん中ぐらいにある「テクニカル指標追加・編集」をクリックすると、インジケーターが表示されますので、ここで設定します。
複数のインジケーターを設定して表示することも可能ですが、かなり線が多くなって見にくくなりますので、必要なものだけに絞った方がいいでしょう。
まずは一通り表示してみて、どのようなものなのか試してみるべきです。
実際にインジケーターのシグナルを参考にして売買すると、どうなるのか確認してみましょう。エントリーしたとして相場の行方を見守っていくだけでも勉強になりますし、デモトレードで使ってみることもできます。
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インジケーターを選ぶと、さらに細かく期間の設定などできる画面に移りますが、基本的には初期設定のままで問題ありません。
実例として「スーパーボリンジャー」を選択してみました(下図)。標準偏差の期間や、それぞれの線の色、太さ、線の種類まで設定することが可能です。自分に一番合ったものにカスタマイズできますが、それは中級者以上になってからで充分です。
まずは初期設定のまま使用してみて、「自分にしっくりくるのか」「成果が出るのか」を試してみてください。やはり別のインジケーターがいいということになれば、「削除」で簡単に取り消すことができます。
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配置も簡単に操作可能
もちろんチャートだけ表示したのでは売買ができませんので、「注文設定のツール」や「ポジション照会のツール」などを好きな場所に配置できます。
一番上にあるツールバーの「メニュー」をクリックすると、様々なツールが表示されますので、自分が常に見ておきたいものを選んで設定しましょう。
チャートについても、日足だけでなく5分足も同時に見ていきたいのであれば、「メニュー」の中から「チャート」を選べばすぐに表示されます。
他の通貨ペアのチャートも表示したい場合も同様です。
配置だけでなく、大きさも自由に変えることができますので、メインのチャートを大きめにして、他は小さめに表示するなど工夫すると、かなり分析しやすくなるでしょう。それぞれのチャートで別のインジケーターを利用することも可能です。
テクニカル分析について学びたい方は、DMM FXの口座開設の特典として配布している元メガバンク為替ディーラーが教えるテクニカル分析教材「ラインの王道」を使いましょう!
DMM FX チャートの見方・扱い方のまとめ
DMM FXであれば、チャートも見やすいですし、扱い方も簡単です。
このように使いやすいトレードプラットフォームであることが、DMM FXがFX業界でナンバーワンのシェアを誇っている理由でしょう。FX初心者から上級者までしっかり対応してくれます。自分の力量に合せて少しずつカスタマイズしていってください。
ローソク足チャートやインジケーターをどこまで使い切れるかは、経験と知識次第です。ファンダメンタルズ要素の情報収集も怠ることなく、テクニカル分析についてもしっかりと勉強していけば、FXの勝率はどんどん高まっていきます。ぜひトータルで勝てるトレーダーを目指して取り組んでいってください。


