こんな疑問を解決!

  • プロップトレーダーとは?
  • プロップトレーダーになるには?
  • プロップトレーダーのメリットとデメリットは?

将来、「株や為替のプロップトレーダーとして働きたい!」、と情報を探してこの記事に来られた方も多いのではないでしょうか?

金融の専門職であるプロップトレーダーは、グローバルに活躍の舞台が広がっており、高い人気があります。

しかし、あまり仕事の詳細が知られていないのもプロップトレーダーです。

そこで今回の記事では、メガバンクで為替のプロップトレーダーの経験もある筆者が、プロップトレーダーとは何か?どうやってなるのか?などを解説していきます。

この記事の執筆者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了
  • 三井住友銀行の本店・香港支店にて為替ディーラー業務に従事し、投資家/経営者に転身
  • FXや米株インデックス、高配当株などで運用する億投資家
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など

プロフィールページ

 

プロップトレーダーとは

プロップトレーダーとは、会社の資金を使って株や先物、FX(外国為替)などの取引をするトレーダーのことです。

狭義の意味では、自己資金のみを運用する会社であるプロップファームで働くトレーダーを指します。

しかし、広義の意味では、銀行や証券会社などの金融機関にて、自己勘定取引で利益を狙うトレーダーもプロップトレーダーに含まれます。

なので、一言でプロップトレーダーを説明すると、会社の自己資金を元手に投資をして利益を稼ぐ職業というわけです。

属する組織にもよりますが、基本的には会社員の雇用形態となりますので、基本給に加え、トレードの利益に応じて年収が増える報酬体系となります。

プロップトレーダーとは
  • 会社の資金でトレードして利益を狙う職業
  • プロップファームで働くトレーダー
  • 銀行や証券会社で自己勘定取引をするトレーダー

 

プロップトレーダーと対極に位置するのが、会社の資金ではなく、自分の資金で運用を行う個人の専業トレーダーです。

記事:FX専業トレーダーの年収はいくら?1日の生活や必要な資金

プロップトレーダーが使う手法

プロップトレーダーが使う手法は、何に投資をするか、所属先がどんな投資スタイルを得意としているかによります。

なので、一概には言えませんが、大きく分類するとグローバルな経済情勢などを分析するファンダメンタルズ手法と、金融工学や統計などの数理的なアプロ―チで分析するテクニカル手法の2つがあります。

プロップトレーダーが使う手法

  • ファンダメンタルズ:グローバルマクロを分析
  • テクニカル:過去の価格推移から分析

ファンダメンタルズ:グローバルマクロを分析

ファンダメンタルズ分析とは、世界中の国や地域の経済状況や、金融政策の動向を分析し、投資先の価格が将来どのようになるかを予想する分析手法です。

例えば、米国の中央銀行であるFRBが利上げを決定すれば、米ドルの金利が上昇しますので、米ドルの通貨は買われます。

また、今度は日本が大規模な金融緩和を決定すれば、日本の景気が良くなると予想されますので、日本株の上昇が期待できます。

上記は簡単な一例ですが、このようなファンダメンタルズ分析を行い、将来の価格を予想していくのです。

記事:FXファンダメンタルズ分析で勉強すべき3大項目と役立つ情報源を紹介

テクニカル:過去の価格推移から分析

テクニカル分析とは過去の価格推移を示すチャートを分析して、将来の価格がどうなるかを予想する手法です。

テクニカル分析にも様々な種類がありますが、代表的な手法は過去の終値の平均値を取った「移動平均線」や、標準偏差を使った「ボリンジャーバンド」などです。

どのテクニカル手法が一番いいのか答えはありませんので、自分が決めた手法をトコトン深め、勝率を高めていくことが大事です。

記事:FXテクニカル分析とは?初心者におすすめ9種類を現役プロが解説

プロップトレーダーになる方法

プロップトレーダーになるためには以下2つの方法があります。

プロップトレーダーになる方法

  • 金融機関に就職して投資部門に配属される
  • プロップファームに就職する

金融機関に就職して投資部門に配属される

銀行や証券会社などの金融機関には、自己勘定(会社の資金)で取引している部署がありますので、そこに配属されればプロップトレーダーになることができます。

銀行や証券会社は人気の就職先であり、基本的には新卒で入社するか、同様の業種からの転職が主なルートとなります。

また、現実的な問題として、銀行や証券会社などで働いている人は高学歴ばかりなので、大学卒以上の学位が求められます。

他業種からの転職で、いきなり銀行や証券会社の運用部門にいくことはほぼ出来ません。

ちなみに、銀行では主に外国為替(FX)や債券、証券会社では外国為替(FX)や債券などに加えて株や先物などへも投資をしています。

メガバンクの為替ディーラーについて知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

記事:為替ディーラーとは?桁違いの年収やなる方法、FXの手法を解説

プロップファームに就職する

銀行や証券会社は大企業ですが、プロップファームは会社の資金で売買を行う集団であり、小規模な組織が多いです。

また、学歴やキャリアはあまり必要なく、安定して稼ぐ力さえあれば、プロップファームのトレーダーになれる可能性があります。

ただし、欧米ではプロップファームは急成長して広がりを見せていますが、日本ではまだまだ発展途上なので、就職先の数としては少ない状況です。

プロップトレーダーのメリット

プロップトレーダーのメリットは以下の2つです。

プロップトレーダーのメリット

  • 成果に応じた報酬体系
  • 損失を負担する必要がない

成果に応じた報酬体系

一番の魅力は、稼げば稼いだ分だけ報酬アップにつながるということです。

銀行や証券会社などの金融機関でも、成果を出せばボーナスアップや昇進で基本給アップにつながります。

また、プロップファームでは稼いだ利益の40~50%を報酬として出しているところもあるようなので、やりがいもあるでしょう。

ただし、自分の資金ではなく会社の資金で運用している以上、稼いだ利益を全て受け取ることは出来ませんので注意してください。

損失を負担する必要がない

投資で損失を出した場合、損を負担する必要が無い点もプロップトレーダーの魅力です。

自分の資金で運用する個人投資家であれば、稼いだ利益は全て自分のものですが、損を出せばその分だけ資産が減ります。

しかし、プロップトレーダーは自分の資金で運用していませんので、損を出した場合のリスクがありません。

その代わり、小規模なプロップファームでは最初から基本給無しの歩合制のみで、負けたら解雇などの措置が取られます。

また、銀行や証券会社なども解雇はありませんが、他の部署に異動させられ事実上のプロップトレーダーからのクビとなります。

プロップトレーダーのデメリット

プロップトレーダーのデメリットは以下の通りです。

プロップトレーダーのデメリット

  • 負けが続いた場合は解雇になり安定はない
  • 24時間相場のことを考える必要あり

負けが続いた場合は解雇になり安定はない

プロップトレーダーは成果に応じて報酬が増える代わりに、負け続けた場合には解雇になるリスクがあります。

つまり安定はありません。

銀行や証券会社では会社自体をクビになることは基本ありませんが、他の部署への異動となるでしょう。

24時間相場のことを考える必要あり

いくら会社のお金で運用しているとは言え、職務の責任があるので、24時間相場の事を考えていないといけません。

外国為替は眠らない市場で24時間取引ができますし、株なども外国株の動向を監視するために、海外時間もマーケットを分析する必要があります。

なので、プロップトレーダーは高い年収が期待できますが、激務の職業であると言えます。

プロップトレーダーに必要なスキル

プロップトレーダーになるためには、高いトレードのスキルが求められます。

特に、マーケット分析のスキルと、資金管理のスキルは必須と言えるでしょう。

高いマーケット分析スキル

FXや株などでトレードする際に、何らかの手法を使って将来の価格を予想しトレードしていく必要があります。

これは前述の通り「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」に大きく分けられますが、正解は無いので、自分が得意とする手法を確立することが大事です。

なお、当ブログではFXに特化したテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を無料で学べるコンテンツを豊富に用意しているので、FXトレーディングカレッジや、ラインの王道なども役に立ちます。

資金管理能力

手法に加えて資金管理能力も同じかそれ以上に大事なスキルとなります。

プロトレーダーであれば、投資初心者がやるような「コツコツドカン」や「高リスク・低リワード」の初歩的な失敗は許されません。

自分の資金ではなく、他人の会社の資金ではなおさら高い投資管理能力が求められ、常にリスクとリターンを計算しながら、資金管理を徹底してトレードを行っていく必要があります。

プロップトレーダーのまとめ

プロップトレーダーとは、プロップファームで働くトレーダーや、銀行や証券会社などの運用部門で自己勘定取引を行うトレーダーを意味します。

プロップトレーダーの年収は成果に応じた報酬体系であり、会社の資金で運用をしますので、損を補填する必要はありません。

しかし、それゆえ求められるスキルも高く、高度なマーケット分析力や資金管理力が必要です。

常に利益を出すことが前提ですので、稼ぐ事ができない場合には部署異動や契約解雇などもあり、安定した職業ではありません。

しかし、成果が目に見えやすいので、プロップトレーダーはやりがいのある職業と言えます。



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