こんな疑問を解決!

  • ストキャスティクスってどんなインジケーター?
  • ストキャスティクスの使い方は?
  • FXで稼げるトレード手法は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

ストキャスティクスは、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するオシレーター系のテクニカル分析です。

しかし、単純に「買われ過ぎだから売り」「売られ過ぎだから買い」をするのはかなり危険です。

そこでこの記事では、これからストキャスティクスを勉強する方向けに、ストキャスティクスの仕組みとFXで稼ぐ3つのトレード手法について解説をしていきます。

ストキャスティクスをこれから学ぶ方は、この記事の内容を全て理解すれば、今日から使い始めることができますよ!

この記事の監修者
suzuki_gazou

鈴木 拓也

  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト
  • 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
  • メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経て投資家/実業家に転身
  • 株式会社フィンテラス代表取締役

 

ストキャスティクスを動画で学習する

ストキャスティクスの意味や使い方を動画(約7分)で解説していますので、視聴できる方はご覧ください。

記事で学習したい方は、この先の文章を読み進めていきましょう。

 

この動画で分かること

  • ストキャスティクスの2つの種類
  • ストキャスティクスの3つの使い方
鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

動画をご覧になった方も、復習で記事を読めば、理解がグンとアップしますよ!

ストキャスティクスの仕組みと2つの種類

ストキャスティクスとは、相場が買われ過ぎか売られ過ぎかを示すオシレーター系のテクニカル指標で、数値が0~100の間で推移します。

また、ファストストキャスティクスと、スローストキャスティクスの2種類があります。

それでは、まずはストキャスティクスの仕組みについて解説をしていきます。

ストキャスティクスは3種類の線で構成される

ストキャスティクスは、以下の3つの種類の線で構成されています。

ストキャスティクスの構成

  • %K
  • %D
  • %SD

 

ストキャスティクスの仕組みを説明すると、一定期間の価格レンジ(最高値―最安値)を100とした場合、今現在の価格がその中でどのレベル(その何%の位置)にいるかを示したものです。

そして、構成要素である%K、%D、%SDの計算式は以下の通りです。

%K=100×(C-L5)÷(H5-L5)

  • C:直近の終値
  • L:期間5の最安値
  • H:期間5の最高値

%D=100×(H3÷L3)

  • H3:(C-L5)の期間3の合計
  • L3:(H5-L5)の期間3の合計
  • H:期間5の最高値

%SD=期間3の%D÷3

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

数式がいくつも出てきているけど、後で説明する使い方だけ覚えればトレードはできるので安心してください。

2種類のストキャスティクス:ファストとスロー

ストキャスティクスは、ファストストキャスティクスとスローストキャスティクスの2種類があり、以下のような仕組みです。

ファストとスローストキャスティクス

  • ファストストキャスティクス:「%Kと%D」
  • スローストキャスティクス:「%Dと%SD」

 

「結局、どんな意味の違いがあるのか?」と思う方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、ファストストキャスティクスは敏感に反応する分ダマしが多く、実際のトレードでは動きをより遅くしたスローストキャスティクスが使用されています。

 

以下の図ではそれぞれのストキャスティクスを表示させていますが、左側のファストストキャスティクスは、数値がかなり激しく上下しているのが分かります。これではシグナルもたくさん出ますが、ダマしも多くなり使い物になりません。

一方、右側のスローストキャスティクスでは、数値は滑らかに動いており、ダマしが少なく、より実践でのトレードに適していると言えます。

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

ストキャスティクスはファストとスローがあるけど、スローの方を使うようにしましょう。

ストキャスティクスを使った3つのトレード手法

ストキャスティクスのFXトレード手法は3つの方法があります。

ストキャスティクスの3つのトレード手法

  • 買われ過ぎ・売られ過ぎによる判断
  • %Dと%SDのクロス
  • ダイバージェンス

 

同じオシレーター系のテクニカル分析手法であるRSIと少し似ていますね。

関連記事:【FX勝率アップ】RSIの仕組みとダイバージェンスの手法を解説、をご覧ください。

手法1:買われ過ぎ・売られ過ぎ

一つ目のトレード手法が、ストキャスティクスが0に近づけば売られ過ぎ、100に近づけば買われ過ぎと判断して逆張りで仕掛けることです。

ストキャスティクスでは、20以下で売られ過ぎ、80以上で買われ過ぎという指標になります。

ただし、この手法は以下の点で注意が必要です。

  • 80以上になっても上昇トレンドの勢いが強く更に上昇するケースがある
  • 20以下になっても下降トレンドの勢いが強く更に下落するケースがある

 

よって、単純に80以上になったのを見て売りでエントリーしたり、20以下を見て買いでエントリーをしたりしてはいけません。

RSIなどの他のオシレーター系指標にも言えることですが、相場の勢いがある時は、そのまま買われ過ぎや売られ過ぎの領域に指標が張り付いてしまうケースがあるため、これ一つのシグナルでエントリーをするのは危険です。

正しい使い方は、利益確定の判断基準にしたり、トレンドに一時的な調整が入るかもしれないと備え、他のテクニカル分析と組み合わせてトレードを行うことになります。

手法2:%Dと%SDのクロス

二つ目のトレード手法は、%Dと%SDのクロスで売買シグナルとすることです。

下図のチャートのように、%Dが%SD下から上へ抜ければ買いでエントリー、上から下へ抜ければ売りでエントリーをするポイントとなります。

ここで一つ注意点として、全てのテクニカル分析手法に言えることですが、100%成功する方法などありません。

どんなテクニカル的な手法でも、ダマしは必ず存在します。

上記の売買ポイントを見ても、それ以外の箇所で%Dと%SDのクロスが発生しているポイントが数か所ありますが、ダマしとなっており、そこでエントリーしてもうまく利益は出せていません。

そこで勝率を少しでも高めるやり方としては、ストキャスティクスのみ使うのではなく、他のテクニカル分析(ボリンジャーバンドや移動平均線など)を使って、エントリーポイントを絞っていくのです。

 

ストキャスティクスと組み合わせて使うおすすめのテクニカル分析は以下です。

関連記事:【簡単】ボリンジャーバンドでFXの手法や使い方・見方を解説

関連記事:FXで移動平均線の高勝率な使い方や設定と手法を公開【完全版】

手法3:ダイバージェンス

三つ目トレード手法は、「ダイバージェンス」と呼ばれる為替レートとストキャスティクスの逆行現象をとらえて逆張りで仕掛ける方法です。

ダイバージェンスとは、為替レートとオシレーターが逆行する現象のことで、例えば、為替レートが下落しているのにストキャスティクスの安値が上昇していれば、それは下降トレンドの勢いが弱まり、上昇トレンドへ転換するシグナルとなります。

また同様に、為替レートが上昇しているのにストキャスティクスの高値が下降していれば、上昇トレンドの勢いが弱まり、下降トレンドへ転換する示すシグナルとなります。

トレードの手法としては、ダイバージェンスを確認してトレンド転換を予想して逆張りで仕掛ける方法となります。

また、すでに含み益の建玉をかかえている場合には、ダイバージェンスで利益確定することにも使用できます。

 

鈴木(T-ya)鈴木(T-ya)

整理すると、ストキャスティクスには以下の3つのトレード手法があることになります。

ストキャスティクスのトレード手法

  • ストキャスティクスが0に近づけば売られ過ぎ、100に近づけば買われ過ぎと判断して逆張り
  • %Dが%SDを下から上へ抜ければ買い、%Dが%SDを上から下へ抜ければ売り
  • ダイバージェンス(価格とオシレーターの逆行)で逆張り

ストキャスティクスの使い方まとめ

ストキャスティクスはオシレーター系のインジケーターで、買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標です。

しかし、単純に買われ過ぎだから売り、売られ過ぎだから買い、というような使い方は勝率が低く危険です。

ストキャスティクスを使ったトレード手法で一番効果が高いのが、価格とストキャスティクスの逆行(ダイバージェンス)を確認してエントリーする手法です。

ストキャスティクス以外のオシレーター(RSIやMACD)にも言えることですが、オシレーター1本でトレードすることは出来ませんので、必ずボリンジャーバンドや移動平均線などのトレンド系のテクニカル分析とセットで使い、勝率を高めるようにしていきましょう。



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