こんな疑問を解決!

  • FXで取引できる通貨ペアの種類は?
  • 初心者におすすめの通貨ペアは?
  • 各通貨ペアにはどんな相関関係があるの?

FXでは20~30種類を超える通貨ペアの取引が可能ですが、その全てに手を出す必要はありません。

あれもこれもとたくさんの通貨ペアに手を出せば、勝率は大きく下がってしまいます。

では、FX初心者におすすめの通貨ペアはどれか?

今回の記事では、代表的なおすすめ7種類の通貨ペアを取り挙げ、各通貨ペアの特徴相関関係を解説します。

FX初心者の方は、この記事で説明する通貨ペアの特徴を完全にマスターしましょう!

この記事の執筆者
suzuki_gazou

鈴木 拓也
株式会社フィンテラス代表取締役

  • 三井住友銀行で為替ディーラー業務を経験して独立
  • 純資産4億円をFXや株で運用中|2023年利益+5,000万円超
  • 著書「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」「世界一やさしい FXチャートの教科書 1年生」など
  • 公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト

詳しいプロフィールはこちら

 

FX通貨ペアの7種類の特徴を動画で学ぶ

FX通貨ペアの代表的な種類や特徴について動画(約10分)で説明していますのでご覧下さい。

 

鈴木拓也鈴木拓也

動画をご覧になった方は、以下の文章を読んで復習していきましょう。

FXで取引できる通貨ペアの種類一覧

FXでトレード出来る通貨ペアは、FX会社毎によって異なります。

日本のFX会社では、約20通貨ペアが平均ですが、海外のFX会社になると、更に取引出来る通貨ペアは増えます。

以下は、大手FX会社であるDMM FXの通貨ペアの一覧となります。

 

DMM FX 通貨ペア一覧

通貨ペアスプレッド提示率
USD/JPY
USD/JPY米ドル/円
0.2 96.50%以上
EUR/JPY
EUR/JPYユーロ/円
0.5 96.11%以上
GBP/JPY
GBP/JPYポンド/円
1.0 95.50%以上
AUD/JPY
AUD/JPY豪ドル/円
0.7 96.20%以上
NZD/JPY
NZD/JPYNZドル/円
0.8銭※ 96.32%以上
CHF/JPY
CHF/JPYスイスフラン/円
1.8 96.08%以上
CAD/JPY
CAD/JPYカナダドル/円
1.7 96.13%以上
ZAR/JPY
ZAR/JPY南アランド/円
1.0 96.26%以上
EUR/USD
EUR/USDユーロ/米ドル
0.4pips 95.96%以上
GBP/USD
GBP/USDポンド/米ドル
1.0pips 95.46%以上
通貨ペアスプレッド提示率
AUD/USD
AUD/USD豪ドル/米ドル
0.9pips 95.90%以上
NZD/USD
NZD/USDNZドル/米ドル
1.6pips 96.07%以上
USD/CHF
USD/CHF米ドル/スイスフラン
1.6pips 95.97%以上
USD/CAD
USD/CAD米ドル/カナダドル
1.8pips 96.11%以上
EUR/GBP
EUR/GBPユーロ/ポンド
1.0pips 95.91%以上
EUR/AUD
EUR/AUDユーロ/豪ドル
1.5pips 95.55%以上
EUR/NZD
EUR/NZDユーロ/NZドル
3.5pips 95.52%以上
EUR/CHF
EUR/CHFユーロ/スイスフラン
1.8pips 96.33%以上
GBP/AUD
GBP/AUDポンド/豪ドル
1.6pips 95.26%以上
GBP/CHF
GBP/CHFポンド/スイスフラン
2.8pips 95.74%以上

※NZドル/円のスプレッドはキャンペーン中です。
 

これらの中からチャンスがある通貨ペアを探し出してトレードを行いますが、通貨ペア全てを監視する必要はありません。

スプレッドが広く、値動きが小さい通貨ペアは、投資家にとって不利なので、トレードしても意味がありません。

例えば、EUR/NZDやGBP/CHFなどはスプレッド(取引コスト)が広く、取引高はほとんど無いので除外するべきです。

FX通貨ペアおすすめ7種類の特徴

FXで取引する通貨ペアは、今回紹介する7つの通貨ペアだけで十分と言えます。

逆に、むやみに通貨ペアを増やす必要はなく、稼いでいるプロの中には、むしろ通貨ペアを1つか2つに絞っている人もいるくらいです。

以下の通貨ペア7つの特徴と関係性について今回は解説をしていきます。

通貨ペアのおすすめ7種類

  • 米ドル/円(USD/JPY)
  • ユーロ/米ドル(EUR/USD)
  • ポンド/米ドル(GBP/USD)
  • ユーロ/円(EUR/JPY)
  • ポンド/円(GBP/JPY)
  • 豪ドル/米ドル(AUD/USD)
  • ニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)

 

鈴木拓也鈴木拓也

最初はUSDなどの表記に慣れないかもしれませんが、だんだんと覚えていきましょう!

米ドル/円(USDJPY)の特徴

米ドル/円(USDJPY)の特徴

米ドル/円は世界第二位の取引シェアを誇る通貨ペアです。

通貨ペア別の取引シェア

 

米ドル/円の特徴としては、ユーロやポンドなどの欧州通貨と比べて、値動きが緩やかであるといった点があります。

また、リスクオンになれば円安となり、逆にリスクオフになれば円高になるといった特徴もあります。

リスクオフで円高になる理由について学習したい人は、以下記事をお読みください。

記事:【結論】リスクオフで円高(円買い)になる2つの理由を銀行員が解説

 

そして、東京時間(9時~15時)はもちろんですが、欧米時間(15時~24時)にも活発に売買が行われる通貨ペアなので、1日を通してトレード出来る通貨ペアであると言えるでしょう。

米ドル/円のレートは、日米の経済動向や金融政策の動向に左右されます。

例えば、米国が金融政策で利下げをすれば米ドル安円高になったり、米国の景気が良くなれば、米ドル高円安になったりします。

 

米ドル/円(USD/JPY)の特徴

  • 他の欧州通貨(ユーロやポンドなど)と比べて値動きが緩慢
  • 取引量は世界第二位
  • アジア時間だけでなく、欧州時間や米国時間にも活発に売買される
  • 日米の金融政策の動向や経済動向に影響される
  • リスクオンになると円安へ、リスクオフになると円高へ推移

 

メディアで使われる「ドル円上昇」や「円相場が反落」などの意味については、以下の記事をご覧ください。

記事:ドル円上昇の意味は?円安?混乱しやすい表現を一発で理解しよう!

米ドル/円(USDJPY)におすすめのFX会社

DMM FX

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鈴木拓也鈴木拓也

米ドル/円の取引におすすめのFX会社はDMM FXです。DMM FXは初心者からプロまで幅広い層に使われている人気FX会社であり、スプレッドも米ドル/円0.2銭(原則固定、例外あり)と業界で最も狭い水準です。

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ユーロ/米ドル(EUR/USD)の特徴

ユーロ/米ドル(EURUSD)の特徴

ユーロ/米ドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。

米ドル/円と比べて、値動きが激しく、アジア時間は比較的緩やかな値動きですが、欧州時間(15時~)に入ると、急に値動きが激しくなります。

また、ユーロ/米ドルは、他の通貨ペアと比べて、一度トレンドが発生すると比較的その方向に動きやすいといった特徴があります。

その他、ユーロ/米ドルは、欧州や米国の金融政策や経済動向に左右されます。

例えば、2014年にECB(欧州中央銀行)が金融緩和を実施した際には、ユーロ安のトレンドが発生しました。

また、最近ですと、2017年から2018年は、ECBの金融緩和からの出口への動きが意識され、ユーロ高のトレンド(ユーロ/米ドルの上昇トレンド)が発生しました。

 

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の特徴

  • 取引量は世界第一位
  • アジア時間は緩慢な値動きであるが、欧州時間にかけて値動きが激しくなる
  • 比較的トレンドが続く傾向がある
  • ユーロ圏と米国の金融政策や経済動向に影響される

ユーロ/米ドル(EUR/USD)におすすめのFX会社

LIGHT FX

LIGHT FX

 

鈴木拓也鈴木拓也

ユーロ/米ドルでおすすめはLIGHT FXです。LIGHT FXでは、ユーロ/米ドルのスプレッドが0.3pips(原則固定、例外あり)と業界トップクラスに狭い他、約定力が99.9%と極めて高いです。

ポンド/米ドル(GBP/USD)の特徴

ポンド/米ドル(GBPUSD)の特徴

ポンド/米ドルは世界第三位の取引量を持つ通貨ペアです。

米ドル/円、ユーロ/米ドルと比べて更に値動きが激しく、1日に100pips以上動くことも普通です。

値動きが激しいのでチャンスも多いですが、しっかりとリスク管理を徹底したトレードを実施しないと、大きな損失を被ってしまいます。

以下のチャートは、ポンド/米ドルの1時間足ですが、数時間で約140pips急落し、その後、また数時間で急落を全て戻して上昇しています。

しっかりと戦略を持ってトレードをしないと、すぐにロスカットされてしまうリスクが高いです。

ポンド/米ドルのチャート

また、ポンド/米ドルは、英国と米国だけでなく、ユーロ圏の金融政策や経済動向の影響も受けます。

一例ですが、「ユーロ圏の景気が減速」すると、ユーロ売りに加えて同じ欧州通貨であるポンドも売られることがあります。

なので、よりファンダメンタルズの守備範囲は広がると考えていいでしょう。

 

ポンド/米ドル(GBP/USD)の特徴

  • 取引量は世界第三位
  • アジア時間は緩慢な値動きであるが、欧州時間にかけて値動きが激しくなる
  • ユーロ/米ドルよりも更に値動きが激しい
  • 英国と米国の金融政策や経済動向に影響される
  • ユーロ圏の金融政策や経済動向の影響を間接的に受ける

ポンド/米ドル(GBP/USD)におすすめのFX会社

セントラル短資FX

セントラル

 

鈴木拓也鈴木拓也

ポンド/米ドルの取引でおすすめはセントラル短資FXです。セントラル短資FXはスプレッドが狭く、スピード注文もあるので、短期売買でポンドを取引したい投資家にもおすすめです。

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ユーロ/円(EUR/JPY)の特徴

ユーロ円(EURJPY)の特徴

ユーロ/円はFXトレーダーに好んで取引されている通貨ペアで、米ドル/円に比べると値動きがやや激しくなります。

また、ユーロ/円の最大の特徴は、米ドル/円とユーロ/米ドルのレートに左右される点です。

どういう事なのか説明すると、ユーロ/円は(EUR/JPY)、米ドル/円(USD/JPY)とユーロ/米ドル(EUR/USD)のレートを掛け算した架空のレートです。

よって、ユーロ/円自体が単体で独立して存在している訳ではなく、米ドル/円とユーロ/米ドルによって組成されたレートなのです。

  • EUR/JPY = EUR/USD × USD/JPY
  • 例)EUR/USD=1.1200、USD/JPY=100円の時、EUR/JPYは、EUR/JPY=112円(1.1200×100)

 

つまり、ユーロ/円をトレードする際には、ユーロ/円そのものに加えて、ユーロ/米ドルと米ドル/円の動向も注視しないといけないということです。

もし、ユーロ/円でロング(ユーロ買い円売り)をする時、上記式からユーロ/米ドルが上昇するか、米ドル/円が上昇するかしなければ、ユーロ/円のレートも上昇せず、利益はあがりません。

また、ユーロ/米ドルが上昇しても、それよりも大きく米ドル/円が下落してしまうと、最終的にはユーロ/円が下がり損をします。

このように、クロス円(ドルを含まない通貨ペア)の取引をする際には、ドルストレート(EUR/USD、GBP/USDなどの基軸通貨ペア)と米ドル/円のレートの両方を注意しなといけないのです。

 

ユーロ/円(EUR/JPY)の特徴

  • 米ドル/円よりもやや値動きが激しい
  • ユーロ/円は、ユーロ/米ドルと米ドル/円のレートを掛け算したもの
  • ユーロ/米ドルと米ドル/円の両方の通貨ペアに注意する必要がある

 

ユーロ/円などのクロス円について詳しく知りたい人は、以下の記事もご参考下さい。

関連記事:クロス円とドルストレートの違いについて

ユーロ/円(EUR/JPY)におすすめのFX会社

FXブロードネット

FXブロードネット

 

鈴木拓也鈴木拓也

ユーロ/円でおすすめはFXブロードネットです。スプレッドが0.5銭(原則固定、例外あり)と業界トップクラスの低スプレッドの他、チャートや取引ツールが使いやすくFX初心者に人気のFX会社です。

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ポンド/円(GBP/JPY)の特徴

ポンド円(GBPJPY)の特徴

ポンド/円は、米ドル/円、ユーロ/円よりも更に値動きが激しい通貨ペアです。

また、上記のユーロ/円の場合と同じように、米ドル/円(USD/JPY)とポンド/米ドル(GBP/USD)のレートを掛け合わせたものがポンド/円のレートとなります。

よって、ポンド/円のトレードをする場合には、ポンド/円単体の値動きに加えて、米ドル/円とポンド/米ドルの値動きにも注意しないといけません。

  • GBP/JPY = GBP/USD × USD/JPY
  • 例)GBP/USD=1.3300、USD/JPY=100円の時、GBP/JPY=133円(1.3300×100)

 

ポンド/円(GBP/JPY)の特徴

  • 米ドル/円、ユーロ/円よりも値動きが激しい
  • ポンド/円は、ポンド/米ドルと米ドル/円のレートを掛けたもの
  • ポンド/米ドルと米ドル/円の両方の通貨ペアに注意する必要がある

ポンド/円(GBP/JPY)におすすめのFX会社

DMM FX

dmm

 

鈴木拓也鈴木拓也

ポンド/円でおすすめはDMM FXです。DMM FXではスプレッドが狭いことに加え、平日24時間電話サポートなどもあり、初心者でも使いやすいFX会社と言えます。

ラインの王道

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)の特徴

豪ドル/米ドル(AUDUSD)の特徴

豪ドルは、ポンド/米ドルに次いで第4位の取引量を持つ通貨ペアです。

豪ドルの特徴は、オーストラリアの景気や金融政策の影響を受けるはもちろんですが、それ以外も原油などといったコモディティ価格の影響や、石油消費大国である中国の景気動向の影響を受けるということです。

オーストラリアは資源国なので、例えば、原油価格が下がると、オーストラリアの景気減速が懸念されるので、豪ドル安になります。

加えて、中国のような消費大国の景気が減速した場合も、オーストラリアの景気後退の懸念が浮上しますので、豪ドル安になります。

 

豪ドル(AUD/USD)の特徴

  • AUD/USDは世界第4位の取引量
  • オーストラリアは資源国であり、石油価格や中国などの消費大国の経済の影響を受けやすい

豪ドル/米ドル(AUD/USD)におすすめのFX会社

GMO外貨

GMO外貨

 

鈴木拓也鈴木拓也

豪ドルの取引でおすすめはGMO外貨です。GMO外貨はGMOインターネットグループが運営しているFX会社で信頼度が高いです。また、スプレッドも業界トップクラスに狭い水準です。

ニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)の特徴

ニュージーランドドル/米ドル(NZDUSD)の特徴

ニュージーランドドルも、豪ドルと同じように資源国通貨です。

オーストラリアは石油などの資源が豊富なのに対して、ニュージーランドは乳製品が有名です。

ただし、豪ドルと似たような値動きをすることが多いです。

ニュージーランドドルの場合は、豪ドルと比べて取引量はあまり多くはありません。

 

ニュージーランドドル(NZD/USD)の特徴

  • 取引量はそこまで多くない
  • 高金利通貨でスワップポイントが高い
  • 豪ドルの影響を受けやすい

ニュージーランドドル/米ドル(NZDUSD)におすすめのFX会社

FXブロードネット

FXブロードネット

 

鈴木拓也鈴木拓也

ニュージーランドドルの取引でおすすめはFXブロードネットです。FXサービス取引コストで満足度No.1を獲得(※ゼネラルリサーチ調べ)しており、低コストに加えて自動売買なども扱うことができます。

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その他、当サイトのおすすめ口座について知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

通貨ペア毎の相関関係と相関係数

通貨ペアの相関関係とは、「ある通貨ペアが上昇すれば、別のある通貨ペアも上昇する」といったパターンのことです。

そして、その相関関係を数値的に表したのが『相関係数』です。

相関係数とは?

相関係数とは「-1から1の範囲で示され、1に近いほど正の相関関係にあり、-1に近いほど負の相関関係、0に近いほど相関が無い」ことを示す数値です。

そして、FXの通貨ペアでは、1に近いほど同じようなチャートになり、―1に近いほど逆のチャート(ひっくり返せば同じチャート)になることを示します。

 

以下はFXの通貨ペアの相関係数を並べたものですが、例えば、USD/JPYとEUR/JPYは相関係数が0.92になっており、USD/JPYが上昇すれば、EUR/JPYも上昇しやすいことを意味しています。

これは、上記で解説したEUR/JPYはUSD/JPYとEUR/USDの掛け算のレートであることからも理解出来るでしょう。

その他、CAD/JPYとMXN/JPYの相関係数は0.24であり、ほとんど相関がないことを意味します。

 

日本円クロスの相関関係
通貨ペアUSD
JPY
EUR
JPY
GBP
JPY
AUD
JPY
CAD
JPY
NZD
JPY
CHF
JPY
ZAR
JPY
CNH
JPY
TRY
JPY
MXN
JPY
USD
JPY
1.000.920.840.920.840.870.790.680.840.590.24
EUR
JPY
1.000.830.960.820.920.870.750.800.750.14
GBP
JPY
1.000.830.700.830.560.680.930.490.52
AUD
JPY
1.000.870.950.830.830.830.730.19
CAD
JPY
1.000.840.770.780.700.640.17
NZD
JPY
1.000.830.810.860.790.21
CHF
JPY
1.000.590.560.77-0.16
ZAR
JPY
1.000.720.650.33
CNH
JPY
1.000.510.61
TRY
JPY
1.00-0.15
MXN
JPY
1.00
※USDZARは理論値を基に算出しています。(引用:松井証券

 

通貨ペアに円を含まない、ドルストレートの場合も以下のような相関係数になっています。

 

米ドルストレートの相関関係
通貨ペアUSD
JPY
EUR
USD
GBP
USD
AUD
USD
USD
CAD
NZD
USD
USD
CHF
USD
ZAR
USD
JPY
1.000.210.520.710.220.530.59-0.22
EUR
USD
1.000.340.67-0.140.64-0.33-0.47
GBP
USD
1.000.550.160.540.54-0.35
AUD
USD
1.00-0.160.850.17-0.66
USD
CAD
1.00-0.200.380.44
NZD
USD
1.000.00-0.62
USD
CHF
1.00-0.04
USD
ZAR
1.00
※USD/ZARは理論値を基に算出しています。(引用:松井証券

 

通貨ペア5種類における相関関係

上記で解説した相関係数を元に、特に重要な通貨ペア5種類の相関関係を説明します。

相関関係を把握するためには、主要通貨である、「米ドル」「ユーロ」「ポンド」「円」のどの通貨が買われているか、売られているかを把握するのが一番です。

そして、それを把握するためにチェックする通貨ペアは、以下の5つを確認しましょう。

 

相関関係認識に重要な通貨ペア

  • 米ドル/円
  • ユーロ/米ドル
  • ポンド/米ドル
  • ユーロ/円
  • ポンド/円

 

例1マーケットで米ドル買いが強まっている時、上記通貨ペアの値動きは米ドル/円上昇、ユーロ/米ドルとポンド/米ドルは下落、ユーロ/円とポンド/円は合成通貨なので(上記参照)横ばいという値動きになりやすいです。

例2今度はマーケットで円買いが強まっている時、上記通貨ペアの値動きは米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円は下落します。一方で、ユーロ/米ドルとポンド/米ドルはほとんど値動きはありません。

これは円が主導で、米ドル/円とクロス円が下落(円高)になっているということですね。

例3ユーロ買いになっている時は、ユーロ/米ドルとユーロ/円は上昇します。その他は、ほとんど値動きに関係はありません。

例4ポンド買いになっている時は、ポンド/米ドルとポンド/円は上昇しますが、その他の通貨ペアはポンドに関係なく、それぞれの通貨の値動きによって決まります。

 

このように、各通貨ペアの値動きを把握することで、相関やどの通貨が主導でマーケットが動いているかが分かるようになります。

 

なお、最近は各通貨の強弱が一目でわかるツールが増えており、便利なものを以下の記事で解説しています。

記事:通貨強弱が一目でわかるインジケータ―とアプリ

 

鈴木拓也鈴木拓也

たくさんの通貨ペアを監視して、取引チャンスを広げたい人は、サクソバンク証券がおすすめです。

サクソバンク証券の通貨ペア数は業界最多の150通貨以上と非常に多いです。

また、外資系FX会社ですが、日本の現地法人もあり金融庁の法令に従っており、信頼できます。

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通貨ペア毎の特徴を知って取引しよう!

以上、FXでトレード出来る通貨ペアと、おすすめ通貨ペアの特徴でした。

FXで安定して稼ぐためには、それらの通貨ペアの特徴や値動きのクセを理解していないとなかなか勝つことは出来ません。

FX初心者の方は、まずは、取引量も多く、値動きが緩やかな米ドル/円から始め、その後、ユーロ/米ドルやポンド/米ドル、ユーロ/円やポンド/円などに挑戦してみるのがいいと思います。

また、クロス円(ユーロ/円やポンド/円など)は、プロの世界では直接取引はされておらず、トレードをする際には、米ドル/円とドルストレートのそれぞれの値動きを気にする必要があるので、やや注意が必要でしょう。

 

今回の記事は、以下の「ステップ3:FX通貨ペアの種類」でした。

順番に知識を身につけたい方は、次のステップ4:FX注文の種類をご覧ください。



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